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COUNT DOWN JAPAN 0405 レポート 29日
寒い!
ありえない寒さにまず驚いた。静岡県という気候の穏やかなところで育ったものとしては、普段の名古屋の冬も辛いのに、関東はさらに温度が低く風が痛い。しかもこの冬でも特に寒い日だったようだ。駐車場から会場までの間に手がかじかんだ。

11時ごろ、入場。リストバンドを付けるとフェスが始まるんだな、と思えて嬉しくなった。まずはグッズ売り場をぶらっと。CDJオフィシャルのロゴTシャツ白×水色(S)と長袖シャツ(S)、OTのマグカップ、絵馬を購入。ちなみに圧倒的に行列ができていたのがELLEGARDENの売り場。他が10人くらいの人だかりだとしたら100人以上!
服装は民生2939TシャツとBLUEBLUEのジーンズだけで大丈夫かと思ったけれど、外の異常な寒さのせいか会場内なのに肌寒い。念のために用意していた薄手の長袖シャツを着て行動することに。クロークにウエストバッグに入らないものを預け、まずはEARTH STAGEへ。
12時35分ごろ、EARTH STAGE。RIJではこの時間ならフロントスペースはぎっしりなのに、ガランとしている。ざっと見て500人いない。こ、これは一体?GOING、頑張れ!とかいらぬ心配をしていたら続々集まる人、人、人。総合プロデューサー渋谷陽一さんの挨拶によるとチケットの売れ行きは3日間で去年より1万人増だそう。でも1ステージ増やしてるしなー、とRO社のふところを心配。

13時ごろ、GOING UNDER GROUND
渋谷さんがトップバッターが多いから「このフェスのイチロー」と紹介。というか渋谷さんあまりこのバンド知らないのでは。ネーミングが音楽評論家にしては安直だぞ。
いきなりのハートビートに大歓声&いきなりの盛り上がり。さらにグラフィティー!そして新曲サンキューではみな静かに聴き入る。
GOINGのアルバムはなんとなく「かよわきエナジー」と「ハートビート」が開放的というか熱くなる感じで、「ホーム」はシリアスで落ち着きのある印象なのだけど、最近のシングルの感じでは今度のアルバムは「ホーム」よりかな、と思う。ただサウンドはどんどんポップになっていて歌詞もより普遍的な言葉に変化してきている。伝えたい感情はせつなさ、ひたむきさといった一貫したものなんだけど。
幕張にもハート行きのバスが経由しちゃったセンチメントエキスプレスの後はナカザの「やっちゃうよ~」の定番の掛け声とともにショート バケーション。このとき強烈な後ろからの押しに押しつぶされる。ちょっとこれはひどかった。明らかに盛り上がりたいだけの輩の仕業。でもすぐ落ち着いてはねるはねる。どこかからの情報によると、次のアルバムにはナカザ曲入るそうで、楽しみだけど若干テンポ緩めでお願いしたい。
「この歌は俺と君達の歌です」という素生のMCからトワイライトが最後の曲として鳴らされる。リリースから1年が経過して完全にこのバンドと観客を繋ぐテーマ曲になった。NHKの10代むけの番組の主題歌にもなったらしいけれど、どんぴしゃ。何が正しいかなんて人それぞれだけど、この曲にはなにか揺るぎない正しさがある。
「主役は君と僕で それぞれほら違うストーリー」
計7曲30分ちょっとで終了。EARTHにしてはかなり短めだった。正直ボーカル素生の声の調子がかなり悪くて高音が出ていなかったのでそのせいかもしれない。

13時45分ごろ、いろんなブースをうろうろ。昼食をとったり、HMVブースやラジオブース、ネットブース、神社等々。ROのライブラリでは昔のイエローモンキーや民生が表紙のいまやレアなJAPANやbridgeがあった。欲しかったけど非売品だった。
14時30分ごろ、GALAXY STAGE。のぞいてみたところJackson vibeでかなり盛り上がっていた。しばらく観ているとボーカルが上手い具合にコール&レスポンスで観客を乗せていきカウントを叫ばせ朝焼けの旅路を演奏スタート。かっこいい始まりと知ってるメロディーにちょっと楽しむ。

15時10分ごろ、EARTH STAGEは大人気ロックンローラーの出番を前に混雑するのを見越して早めにフロントスペースへ。RIJと同じ感じでフロントスペースの窮屈でないあたりまで前に行くのだけど、夏に比べて動員が少ないためか予想以上に前にいけてしまう。最前から10mないくらい。人が少ないって素晴らしい。
15時30分ごろ、奥田民生
「ジャパ-ン!!」
といういきなりの咆哮からプライマル。荒くれているのにすっきりしたロックサウンドが鳴らされる。OT10Tourから特にそうだけどバンドの民生はほんとに楽しそうに演奏する。ただゆるさはゼロ。タイトなロックンロール。何と言うスカイウォーカーとLIONから名曲連発。僕はいつもスカイウォーカーという曲に不思議とやられてしまう。魔法のような1曲。
MCでは「いつも中途半端な時間に出させてもらってまして」「今年は表立ってはアコギのイメージが強かったと思うんですが。アコギといえば波田陽区か俺か!という。なので今日はエレキで。…アコギはもう、手、疲れるんで」とエレキ宣言。いや、広島以外ずーっとエレギじゃあ…。
アダルトなキーボードが印象的なリバーサイドホテルアーリーサマー。スカパラの美しく燃える森もそうだけど、人の曲では遺憾なく男前な歌いっぷりをみせるシャイなOT。この2曲はテレビの歌番組「ぼくらの音楽」でも歌われていてそれが尋常じゃなく感動的だったんでここで聴けて嬉しい。
ここでギターチェンジ。スタッフから渡されたのはアコギ。観客失笑。肩にかけてから固まるOT「…アコギじゃないか!」と一芝居のあと「今日は雪が降ったんでしょうがないんだよ」。大歓声が巻き起こり雪が降る町。ワンマンライブの待ってました感とも違う、みんなの歌としての楽しいヴァイブが会場を満たす。年々歌声が渋くなってる気がしていたけれど、昔の曲をやるとそんなに変わってない気も。
海へとサウンド・オブ・ミュージックとあったまった会場をさらに熱くする。そして御免ライダー、OTの曲で数少ないキメのある曲。天に向けて人差し指を突き上げる。飛ぶ観客。
続けざまにラストはさすらいそして愛のために
LIONからの最新曲あり、ライブむけの曲あり、カバー曲あり、懐かしい名曲あり、定番曲あり、最高としかいいようのないセット。どこがよかったとか言えない。このライブがよかった。ファン以外へアピールするような攻めの姿勢や、音楽性のレンジ、演奏力、他もろもろほんと隙なしという感じだった。

…ん、まだ半分くらいか。またのちほど書きます。
by kngordinaries | 2005-01-01 01:25 | ライブ


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