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COUNT DOWN JAPAN 0405 レポート 29日その2
16時30分ごろ、民生ライブの興奮冷めやらず、やたらにはしゃぐ自分。
意味をなさない記事を投稿してしまったりしつつ、TRICERA待ちでフロントスペースに居残る。後ろ目に陣取ったものの前が埋まりきる様子がないためじりじり前へ。GOINGも民生もそうだったけど、ほんとにかなり近くで観れて申し訳ない気分。ただこの位置にいるということは当然、激しく体力を消耗するわけで、あとで痛い目に遭う。この時点でも足がだるかったけれどまだまだ序の口だった。

16時50分ごろ、TRICERATOPS
リラックスした様子で手を振りながら3人が登場!ゆったりと音を確かめたと思ったら、いきなりノイジーなギター炸裂でロケットに乗って。そして新曲jewel、彼らの曲はいつも王道感にあふれていてこの曲も、新しい曲なのに観客は戸惑いゼロでノリまくる。
フェス会場でいつも思うのは、これだけ多くのロックファンが確かにいるのだということだ。ぶっちゃけシングル「jewel」の売上枚数はここで楽しそうに踊っている人数の3,4割にしか値しないはずだ。もちろん買った人が全員来ているわけはなくて、みんなレンタルしたりスカパーなどでPVを録画して擦り切れるまで観たりしているのだろう。そうじゃなければこんな熱気はありえない。jewelを例に出したけど、他の幾多のアクトでもそれは感じた。みんなロックが好きで音楽が好きで、時間やお金をなんとかしてここに来て、楽しんでいる。
Feverの4つ打ちのビートがさらに観客を上げていく。
ifはしっとりとしたアレンジでじっくり聴かせる。
MCが意外なくらいさらっと終わり曲にいくかと思いきや「あっ、忘れてた」と和田唱。
「俺たちTRICERATOPSです。知らない人もいるだろうし。俺いつもこういうこというの忘れちゃうんだよな。トライセラトップスです。よろしく!トライセラとトップスは、あの、ワンワードね。離しちゃいけないんだよ。トライセラトップス、だから」
む、これから略して読んじゃいけないのでしょうか。
そんなMCのあと始まったのはオレンジライター。そう、jewel Tourのあの怒涛のソロ&インプロビゼーションが大炸裂。それぞれのプレイヤーとしての凄さがよく分かる。インプロ後半、どんどん疾走感が増していき圧倒されていた観客がどんどん乗せられていく様が圧巻だった。そしてそのままの流れで熱いコール&レスポンスからROCK MUSICになだれ込む。しかも春のアルバムのツアーで熱狂を呼んだ洋楽ROCK名曲メドレー。残念ながら僕は半分くらいしか曲を知らなかったけれど、今年の2本のツアーで得た武器をこのビッグステージでガツンと魅せてくれたことも含めてとても嬉しかった。
最後はTHE CAPTAIN。今年頭にロックンロールなアルバムをリリースし、ライブハウスを細かくまわるツアーを活動の主軸として、その1本1本のクオリティを高くこなしたバンドが、これほどポップで、でもロックのダイナミズムを持った楽曲に行き着いたそのストーリーはとても感動的だと思った。

17時50分ごろ、一青さん少し観るつもりが疲れてしまいお腹も減り休憩。
食事はケバブとフライドポテト、ペットボトルは邪魔になるから飲み物はHainekenに。もともとあんまりビール好きではないけど、夏フェスで飲むとむちゃくちゃに美味しいのでここでも飲んでみたけど、ありゃ夏の魔法ですな。普段飲むのとおんなじビール。ケバブはんまい。
ちらっとGARAXYとMOONを覗く。the band apartと野弧禅。バンアパはなかなかメジャー感あふれるシリアスなロック。野弧禅は知ってる曲より大分古きよきフォークロック感の強い曲を演奏していた。
まだお疲れモードでリクライニングスペースで少し休む。175Rがもれ聴こえてくる。相当な盛り上がりを感じつつ、すぐにフジファブリックの時間がきて休みたらない体を無理やり起こして歩きだす。

19時50分ごろ、MOON STAGEすでにかなりの人が集まっている。フジファブは「桜の季節」と「赤黄色の金木犀」しかまともに知らないけれど、なんだか気になっていたしちょうどぽっかり時間が空いていたので全部観るつもりでいた。
20時5分ごろ、フジファブリック
嫌な予感は的中、知ってる曲が1曲もなかった。でも決して退屈しなかった。曲調がレトロというか独特の歌謡テイストがあるのにしつこくなくて、バンドの演奏もピシッとしまっていてここちいい。ボーカルの歌とメロディーも独特のノリがあるのだけど言葉のセンスがいいのか凄く耳に気持ちよく届いた。リズムも4つ打ちだったりシャッフルだったりわりと多彩で、若手にありがちな同じ曲調が連続することもなし。で、ボーカル志村のMCがまた嫌味なく、でもなんかひきつけるものがあって、とにかく重さや深刻さや退屈を感じることのないライブだった。
でもそのカラッと乾いた表現の奥に深さがあるような気もして、すでにこのバンドの魅力にはまり始めている気がする。

20時40分ごろ、間髪いれずレミオロメン
EARTH STAGEに後方に着くと、すでに2曲目の五月雨(携帯レポでは1曲目途中と書いたけど何を根拠に1曲目だと思ったのか・・・。CDJクイックレポートで確認しました)。打ち込み導入のこの曲。かなり好きだ。さらにこのバンドを初めて知った曲フェスタはかなり熱かった。RIJ04でもそうだったけど、抜群の演奏力でMCをあまり入れず突っ走るさまがとてもかっこいい。
深呼吸モラトリアムと新曲を連発。深呼吸はその名の通りの曲としかいえない。深呼吸をすると落ち着いたり、すっきりしたりする、そんな当たり前のごく小さなことをスケール感のあるサウンドで描き名曲を作りだす。このバンドらしい曲。ライブではおなじみらしい新曲南風はとんでもなくポップで限りなく澄んだ歌詞が印象的だった。次のアルバム、そうとうよさそう。
最後は3月9日。本当にこのメロディーと歌声はなんともいえない不思議な力が感じられて凄い。普段どんな音楽を聴いてる人でも気に入りそうな、強いポップネスを持ったバンドだと改めて思った。

21時45分ごろ、ホットドッグを買ってクロークへ。微かな期待を持ってGARAXY STAGEを覗くが、すでにスタッフ後片付け中。エルレ、またいつか。
クロークで疲れきった身体に鞭打って身支度を整え、会場をあとに。フェス途中で1度外を観たらしんしんと降っていた雪もやんでいて一安心。
でもやっぱり寒すぎですから!
by kngordinaries | 2005-01-02 02:08 | ライブ


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