TRICERATOPS"COME VOYAGE WITH US TOUR"名古屋ダイアモンドホール
ファンクラブ優先のAに続くBの一桁という良番に恵まれた今回のライブ。

さあどのくらいの順番か、列に入っていくと5階にある会場への階段の列を3階まで上がれてしまった。何回も来ているダイアモンドホールでこんなに手前で待てたのは初めてだった。

ロッカーに手早く荷物を押し込み、CDJ0405Tシャツでフロアに向かう。
凄い。がら空きだ。
といっても最前は当然埋まっていて和田唱側に妙に人が寄っているのがおもしろい。わざわざ後ろにいくこともないので林幸治側の4列目あたりに陣取る。このくらい大きなライブハウスでこんなにいい位置にきたのは民生出演のロックロックat難波ハッチ以来だった。

入りは8割くらい、こないだのスネオより若干多かったかも。客層は年齢層が高い。僕より前に10歳くらいの女の子が二人いたのには驚いた。しかもライブ中も慣れた様子で音にのっていたし。最近の若いのは凄いね。

※この先、ツアー中のライブについて容赦のないネタバレの嵐です。航海中の船長の方々はご注意ください。(ツアー終了したのでMore機能はずしました)

SEのかっこいいロックンロールがやけに大きな音で鳴っている。
思わず体が動いている人、多数。と、そこでさらにSEのドラムがさらに大音量になり大きなスケールのビートを刻むなか、3人が登場!!
いきなりの大歓声のなか楽器をセッティングしていく。空気を震わすドラムがSEと同じリズムを刻み始めるとすぐにスウィングするベースと切り裂くようなギターが一気に重なり、重厚でしなやかなロックになった。
Now I'm Here
和田唱の歌声も最初から安定している。キラキラしている。完全にドライブしている演奏にフロアは早くも盛り上がる。落ち着きがあるテンポで、ボトムの低いサウンドが躍動していて心地いい。
Parachuter
ギターのソロから疾走感溢れるこの曲。林の間奏などでのピョンピョンと飛び跳ねるしぐさにつられて飛び上がるフロア。
Ace  アイラブエスカレーター  
ほとんどMCらしいMCもなく(イエーとかフォーとかは数限りなくあり)たて続けに鳴らされる楽曲は凄い熱量をステージから放っている。
時々照明がフロアの手前まで照らすのだけど、初めて浴びた。異常な熱さだ。こんな中で楽しげに演奏する3人に拍手。
JEWEL  GOING TO THE MOON
休みなく続くロックンロール。そんなにBPMは早くないのに、そのグルーブに乗せられて心拍数が上がっていく。音が耳に入れば自然と乗ってしまう感じなのでとても楽だ。身を任せていればいい。そしてそんな中でスッと心に入ってくるのが美しく変容するメロディー。最高だ。

ここでMC。いつも以上にカミカミであわて気味の和田唱は、つまり絶好調。林幸治は新幹線に乗り遅れ、次の線に乗りおばちゃんのとなりに座ってきたそうだ。
「弁当食おうと思ったら、おばちゃんも同時に弁当開きだすからさ、すっげー気まずかった」
とのこと。
そして吉田佳史。ここが地元のうちのドラム、という和田唱の紹介にステージ中央の最前まできておじぎで大声援に答え、すぐに定位置に戻る。
そして話はあのCMの話に。
「あれ観た?あの衝撃的な映像。俺ら、え?サンクスのCM?いいじゃんいいじゃんって感じでOKしたんだよ。で、観てみたらなんか俺らの曲が流れてるときにお弁当がどーんと出てんだよ!あれは衝撃だったよ」
との和田唱の言葉におおいにうなづく林&吉田。
「みんなあの曲のときに弁当をイメージしないでね。そういう曲じゃ・・・ないから!」
さらにMCは続き、今度は万博の話に。
普通に客席と会話して本気で情報収集に努める3人。そしてマンモスはどうやって運んできたのか、臭いのか論争が巻き起こる。
冷静に見て、和田と林の意見のすれ違いは氷付けと冷凍保存のお互いの定義のずれに原因があると思う。客席、延々続くまとまらない議論にすっかり和む。
「こんな話、楽屋でやろうよ」
という置いてけぼりの観客を救う吉田の一言で段取りに戻る和田唱。おおげさでなくほんとーに長かった、このMC。
「次にやる曲はたくさん作った曲の中でもベストの一つだね。どこが凄いかは・・・あ、あとで言うよ」
GUATEMALA
美しいメロディーとシンプルな演奏が心地いいミディアムバラード。
「どうどうどう?いいでしょ。・・・そうそうどこがいいかっていうとね。コードがシンプルなんだよ」
と、Aメロを再現してみせる。
「日本の音楽って結構コードいっぱい使う曲が多いんだよ。例えば・・・」
と、2,3パターン弾いてみせていた動きを止め、
「ん?これどっかで聴いたことあるな」
と言っていきなり『瞳を閉じて』を歌いだす。「前回のツアーでもやったよ」と当然の突っ込みが入る。
Big Bag Blues
和田唱がスチール製のアコギを弾き歌われた。

そしてアルバムに込めた想いを和田唱が一人で語る。ほんとに正直な人なのかアルバムの歌詞を拾い集めたような言葉達だった。嘘のつけないタイプなのは間違いない。
ラストバラード
このバンドの得意技の一つである極上のスローロックバラッドの最新版。ラブソングの要素がゼロで、自分という存在について歌っているところが、今までと違う。赤裸々な言葉と美しいメロディーの名曲。
Fly Away
サビで一気に爆発するメロディーにあわせたダイナミックなアレンジと、演奏の集中力、美しい照明の演出と全てが相まって、極上の味わい。
Gothic Ring
ゴリゴリのギターリフにカジュアルな歌詞と美しく上下するメロディーという組み合わせが俺たちの個性、とは最近和田唱がよく言っているけど、この曲はそれをよく表している気がする。
Believe the Light
盛り上がるフロアに怒涛のインプロビゼーションが襲う。ベース、ドラムの音に酔った。
そしてさらに沸点を高めるイントロが響く。
ROCK MUSIC
熱いフロアをさらに熱くするハードでダンスなロック。よく分からないくらいぐちゃぐちゃにこのバンドの長所ばかり詰め込んだようなこのサウンドで盛り上がらない手はない。
GROOVE WALK
さらにさらにイントロで爆発的に盛り上がる定番ソング。もうあげあげでなにがなんだか。
THE CAPTAIN
さらにエッジーなギターのこの曲で駄目押し。といってもサウンドに似合わずソフトなメロディーと、クールなビートがヒートアップしすぎない盛り上がりを生んでいた。
エベレスト
気付けば長いMCのあとはまた延々と楽曲の連続だった。そしてそれがほんとに楽しかった。本編ラストはどこまでもメロディアスなずっと進んでいく意志を歌ったこの曲で、会場はやわらかな空気に包まれた。

そして大拍手のアンコールには全員それぞれに物販Tシャツの装いで。
FEVER  ロケットに乗って
もう上がるしかない。熱すぎる。飛びまくるフロア。さらに上げようとするメンバー。
ぎりぎり限界まで盛り上がり、大歓声の中アンコール終了。

さらに熱い拍手の中、再度3人がステージに。
Any Day
手拍子が巻き起こるNewアルバムのアコースティックなこの曲でステージは幕を閉じた。

完全にバンドが流れを作ってコントロールしたライブだったと思う。凄くプロの仕事なんだけれど、それを本気で楽しんでいてやり過ぎない範囲ではっちゃけてもいる。日曜だったこともあってかなりいろんなお客さんがいたようだったけれど、閉演後に廻りをちょっと観ただけで、バンドの圧勝っぷりがよく分かった。

セットリストもツアー折り返しということもあってか完全に全体のフォルムが出来ていた。今のベストなんだろうな、と納得のいくものだった。

しかし、ItもFavorite St.も過去の名曲もまだやってない曲が山ほどあるんだよな。とんでもないな、このバンドは。
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by kngordinaries | 2005-04-12 00:28 | ライブ


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