奥田民生”MTR&Y”Zepp Nagoya
開演20分前にZepp Nagoyaに到着した。もう番号関係なしのようで会場になだれ込むようにして入った。一応500番台と悪くない番号だったのに、と思いつつ。

出来たてのZepp Nagoyaはもちろん初めてで、どこに行けばいいか分からなかったけれど、適当に流れについていくとわりと前方の入り口から入ることができた。すでに観客でいっぱいだったけれど、後ろのほうで楽しみたい人も多いせいか、中盤くらいの位置につけた。小原さん側。

ステージはやっぱりダイアモンドホールあたりと比べて多少大きく感じた。黒幕がバックにあるだけのシンプルなステージ。開演前の音楽はダフトパンクが流れたり、なんだかのりのりだ。

開演時間から遅れること10分以上、やっとステージが照らされ4人が登場した!!

※ここから先、ツアー中の公演についてあまりにも出し惜しみしないネタバレのオンパレードです。ご注意ください。(ツアー終了したのでMore機能はずしました)

※かつてなくMCが多くてどのタイミングでのMCか把握できてません。適当です。

なんだかリラックスした様子でフロアに挨拶をし、音を出す前にメンバー紹介。
「小原礼!湊雅史!斎藤ヤング!」
フロアから熱い拍手が湧き起こる。ちらほら「いつものメンバーじゃないんだ」的な声も。
「奥田民生!」
小原さんによる紹介でMTR&Y全員の紹介が完了し、ついにライブが始まった。

ギブミークッキー
いきなり濃厚なロックサウンドにのせて歌われるセクシーな歌詞。音がツェッペリンという音楽誌の評価どおりのハードな音がかっこいい。
快楽ギター
さらにテンポを上げた派手なロックチューン。compからのたて続けの展開に今回のツアーは今までとは別物だとはっきり気付かせられる。だってもう民生の歌詞が、メロディーが違う。プレイヤーが変わったのだからサウンドも当然違うけれど。特にこの曲の前のめりで攻撃的な言葉は新鮮に響いた。ちなみに2曲とも曲名が歌われているのでおそらく間違いないと思われます。
ベビースター
ひとり股旅で初披露となったこの曲がバンドサウンドで展開する。テンポはゆっくりしているのにソリッドで勢いのあるサウンド。

ここでMC。
「今回はアルバムのツアーなんですが、川崎と名古屋だけ発売前で、ちょっと間違えましたね。出てるつもりでやるのでそのつもりでお願いします」
「今勢いのある名古屋ですね。雑誌やテレビなんかだとこれからは名古屋だ!とか言われてますね。・・・僕は知りませんけど」
「万博とかあると困るんですよ。泊まるとことか(会場から「ああー」と納得の声)」
「まいてる人(多分名古屋巻きのこと)がいるかと思ったんですが、あまりいませんね・・・。ふっ(と吹き出して)ほんとに全然いないじゃないか!」
「タオル巻くのはもうださいでしょ。タオルだよ?2005年だっちゅーに」
などなど、珍しく饒舌な民生。

ライオンはトラより美しい
ギターのストロークが印象的なイントロからスタートするこの曲で、GOZバージョンも知っているだけに、サウンドの変化をはっきり感じた。ドラムはワイルドでウェット、ベースはバウンシーでおおらかな印象。低音のビリビリ来る感じがとても強く全体にアクが強い。
何と言う
その印象のまま始まったこの曲は、そのサウンドの特徴が凄くいい感じで、もともとおもしろいこの曲のリズムが、さらに楽しい化学変化を起こしていて心地よかった。

ここでまたまたメンバー紹介。
「一人今回から名前が変わりまして・・・斎藤ヤング!ヤングです」
何回もこれを繰り返すのでヤングから
「ヤングってなによ」
とちょっと嫌がられる。
「この人(小原礼)はアメリカ人なんですよ。いや、ほんとに。ほんとですから」
まじめな口調で繰り返すOT。渡米の経験があるだけだと思うんですが。
「あれ?ヤングこないだより前に出てきてない?」
との民生の指摘に
「いやあ、前空いてたから」
と返す斎藤ヤング。
「しかもなんか正面向いてない?ちょっと出すぎじゃない?」
とさらに問い詰めるOT。ほんとにいつになくはしゃぐはしゃぐ。

家に帰れば
ジャッジャーンジャッジャー♪というリフが曲頭から印象的。この曲だけでなくこの日のセットはリフメインな曲多め。冒頭3曲の歌詞でも宣言しているとおり、ギター弾きたくてしょうがないモードなのは間違いない。体を前に倒してざっくりとギターを鳴らしている姿は相当に嬉しそうだ。ギターを弾いているときの姿勢からして違う。
人間  細胞
不思議な雰囲気をもった新曲。出だしのメロディーから掴まれた。
アーリーサマー
こういう大きなタイム感を持った曲はMTR&Yには似合う気がする。キーボードと歌のみのはじまりからズシンと低音がはいってくるところがとてもかっこいい。

ここでMC。
「なんか・・・暗くないですか?ステージ。暗いとこと明るいとこがはっきりしてるんだよね。わかるかな。はいっ、ここ暗いとこ。はいっ、ここ明るいとこ(ちょこまかと手を動かしつつ)。って感じで」
ここで照明さんが気を利かせて全体を明るくする。
「いーよ。そういうことじゃないんだよ。はっきりしてるんだよね」
全然言いたいことが伝わってこなくて困る観客。
「まあいいや」

ハネムーン  海の中へ
演奏重視な印象の曲が相次ぐ。新曲ではOTのギターソロがかなり長く続いていた。珍しく曲の世界に陶酔しているようにもみえた。
手紙
このバンドは音がかなり個性強めなのだけど、それがばっちり曲と合う瞬間がとんでもなくかっこいい。ダイナミックでせつないロックバラッドが強く心に響く。ここではヤングのソロが炸裂。いつもながらどこまでも上げてくれる。
さらにバンドが一丸となった演奏が凄い。この曲も含めて多くの曲でギターとベースが対面して演奏したり、ドラムも含めて小さな三角形を作って演奏したり、かなり音にのめりこんでいた。
そういえば小原さん、ネギ坊のまねなのか片足あげて、ふらついて苦笑してたっぽい。
最後の音が消えたあたりで「ああ!」とも「イエイ!」ともつかないような満足気なシャウトをするOT。ミュージシャンズハイとでも呼べるような凄い状態だったんだろう。

ここでハッとした表情のOT。
「分かった!ここ非常口の灯りが光ってないんじゃない?だからだよ」
どうやらさっきのMCを引きずっていたよう。
「ん?でも川崎が点いてたかどうか、覚えてないな。どうだったっけ。つーかつけなくていいの?」
と、ここで小原さんが
「言えばいいらしいよ。ほんとは点けなくちゃいけないけど、言えばいいみたい」
とよく分からない豆情報を。

スタウダマイヤー
あまり覚えていないのだけど、いままでのOTにない心地いい曲だった。柔らかい雰囲気だったような。
ここでまたゆっくりとMC。
いろいろと話したあと、いきなりならされたギターのイントロはプライマル!?盛り上がる観客。
と思ったら急にストップ。
「あ、間違えた!・・・(カンペ見直す)全然違うよ。ていうかこここんなに喋るとこでもなかったし」
と段取りを完全に間違えていた様子。
「しかしよく止まったよね、俺。普通止まれないよ?」

スカイウォーカー  恋のかけら
早すぎず遅すぎずの気持ちのいいミディアムナンバーからアグレッシブなロックへ。フロアの温度が上がってゆく。
「ここで、だよ。ってもう次なにやるかばれてるし。・・・ええっこの曲なの!っていう意外な展開にはならないわけで」

プライマル
それでもやはりこのイントロで爆発的に盛り上がる。このハードなサウンドが今OTが鳴らしたいサウンドなんだろう。躍動するビートが気持ちよすぎてフロアの温度もぐんぐん上がる。
哀愁の金曜日
さらに大きなビートが弾むこの曲。特にドラムがNYバンドの音源と音の雰囲気が似ていて気持ちいい。
サプリメン
勢いとまらず疾走するギターがかっこいいこの曲で駄目押し。ブリブリと響くベースが曲の強度を高めている印象で凄く攻撃的な曲に聴こえる。
サウンド・オブ・ミュージック
さらにイントロから爆発的に盛り上がるダンスチューン。意外とLIONからの曲が多く、しかも観客の反応がとても熱いのが嬉しい。ほんと、LIONツアー絶対やるべきだ。今からでも。
ルート2
そして猛り狂うギターが印象的なソロ初期の最強ロックチューン。この曲にどれだけ熱くなったことか。中学生のころ死ぬほど聴いていたことを思い出す。
中盤のまったりとしていてふわふわした雰囲気から一転、熱い盛り上がりをみせて本編終了。

熱いアンコールが長く続き再び4人がステージに!
船に乗る
これも不思議な雰囲気を感じさせる曲だった。冒頭の3曲でMTR&Yはハードなサウンドのバンド、とくくりたくなっていたけれど、そうでもない。サイケデリックな音世界の中で演奏者の息遣いが伝わるようなサウンドが凄い。
「これで新曲7曲やりましたね。ん?やった、よね(ヤングに)。これで、もうみなさん歌えますね」
といって船に乗るのイントロをいきなり弾き出す。
「歌えないじゃないか!」
当たり前。
さすらい
イントロから大きく沸く観客。全編に渡る大合唱ソング。今回はかなり多くの曲でOTは観客に歌わせようとしていたようだった。低音が分厚いこのバンドのサウンドはこちらも歌いたくなるような感じも強かったし。
「ありがとう!さよならっ!!」

客電が点き、終了の音楽が流れる中、アンコールの拍手。2,3割帰ろうとするあたりが名古屋は盛り上がらない、という定説を証明しているものの、多くの人が熱心に手を叩く。
と、4人が三度ステージへ!
BEEF
最高に踊れるロックチューンが最後の1曲。帰ろうとしていた人が猛ダッシュしてきたこともあって、完全にモッシュが巻き起こっていた。しかしステージ上の演者たちもさらに熱かったので気にならない。ここでもヤングのソロが炸裂。反則的な楽しさの中ライブ終了。4人仲良くステージの端から端まで挨拶してMTR&Y(ヤング)の4人はステージを去った。

新しいバンドが楽しみ、とかいいながら前半はGOZとの違いにいちいち戸惑ってしまう自分がいた。演奏が進むにつれて、いろいろなことが自然と受け入れられた。GOZとは完全に別のバンドで別の魅力があること。民生がギターに演奏にあたふたしながらも、タガが外れたように開放されていたこと。とても新鮮なステージだった。
とりあえず湊くんは民生の微妙なMC終了のタイミングを逃さず曲を始められるよう頑張ってほしい。その辺はやっぱり長くやる必要があるのかも、と感じた。やつのMCは独特だから。だからギターはじまりの曲が多かったのかもしれない。


賽の目さまにTBさせていただきました!
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by kngordinaries | 2005-04-19 21:23 | ライブ


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