OTODAMA~音泉魂~ 泉大津フェニックス
開場到着は12時過ぎ。
渋滞等で最悪で14時15分開始のサンボマスターに間に合うように名古屋からの出発時刻を設定したのだけど、まったく問題ない道のりだった。

駐車場に入ったときからすでにスクービードゥーの演奏が大音量で聴こえてきていた。饒舌なMCとファンキーな音、評判に聞いていたとおりの熱さ。で、会場も入り口まで歩く間にも汗をかくほど暑い!

入場はチケットの確認のみでリストバンド等はなし。HMVの袋にライブ会場でよくわたされる今後の公演の宣伝チラシが入ったものを渡され、さすがイベンター主催のライブ、と感心。商売魂。
会場内は野球のグラウンドくらいの小ぶりなもので、ステージもRIJでいうLAKE STAGEくらいの大きさが2つ並んでいた。ビジョン等はなし。シートゾーンの空きスペースを探して陣取る。

まずは早速昼食。屋台の数も少なめで、お店の種類や会場の大きさ、雰囲気もふくめて地元の夏祭りの音楽ライブバージョンといった印象。
焼きそばを買って戻ろうとするとなんかライブの雰囲気が違う。よく見るとすでにセカイイチのライブが始まっている。ほとんどアクト間の空き時間がないようで、いつスクービーが終わったのかも分からなかった。
セカイイチは青臭くかわいらしいMCと歌メロ重視の演奏をする優しいバンドだった。ふりだしの歌等を披露。「こんにちは。セカイイチです」っていうだけでちょっとおもしろいのは反則だ。
続くスパルタローカルズはエレカシ宮本系のような滑稽な俺を笑え的なMCが強烈なロック。入場時に渡されたOTODAMAの冊子で「今日演奏してもらえるアーティストの皆さんは、(中略)ライブが無いと生きていけない人達ばかりです。」とあるようにほんとにここまでのアクト全部、それぞれにライブに対する確固としたスタンスを感じるものばかり。
しかし右左のステージでほぼ休みなく爆音が流れ続けるのは、個人的にはちょっとストレスを感じた。

「トイス!トイス!トイス!トイス!トイ――――――ッス!!!」
と最初からハイテンションに彼ら流のあいさつを連呼しPOLYSICS登場!前半はシートゾーンでその狂乱っぷりを楽しんでいたけれど、中盤からスタンディングゾーンで楽しむ。シーラカンス イズ アンドロイドカジャカジャグー等聴き覚えのある楽曲も多く、そのキレっぷりとテクノもハードロックも飲み込んだ変態的なサウンドにアゲアゲ。途中でグラサンを外し
「OTODAMAにお越しのみなさーん!前半のクライマックスをもう少しでPOLYSICSが刻みますよー!」
と叫び、ステージで仰向けでギターを弾き、ステージを降りたりするハヤシの決死のライブパフォーマンスが最高。間違いなく前半のクライマックス。
やっぱり笑えないライブはかっこ悪い。ポリは笑えるからかっこいい!

ここでサンボマスターを前に少しだけ間があった。といっても数分なのだけど、待ちきれないスタンディングゾーンいっぱいのオーディエンスからサンボコールが巻き起こっていた。
「聴こえてたよ。ありがとう。嬉しかった」
とサンボマスター登場!1曲目から世界はそれを愛と呼ぶんだぜで一気に熱狂のライブ空間を作り出す。
MCではROCK IN JAPANでの峯田くんの話も登場しつつ、7.7ロンドンテロで受けた無力感の話も。山口のMCはRIJのときに比べ、感傷の度合いが強く、支離滅裂としていた。伝えたいことはあのときより整理されていて「愛と平和」と観客への感謝の「ありがとうございます」に集約されていたけれど、そのプロセスが省略されていてとても伝わりにくくなっていた。
その分、美しき人間の日々青春狂騒曲そのぬくもりに用がある歌声よおこれといったこれぞ今のサンボマスターのベスト!と言いたい曲たちがより雄弁に切実な感情を物語っていた気も。
30分という短かすぎる熱狂のライブはあっという間に終了した。いまだ惑いもありながら先を目指すサンボにはほんと期待したい。

GRAPEVINEはサポートメンバーと笑顔で語らいながら登場!とてもリラックスした空気から1曲目はR&Rニアラズ。ミディアムテンポの確かなロックサウンドで気持ちよく緩やかにスタートを切る。さらに無理のないギアチェンジでミスフライハイでテンポを少しあげドライブするサウンドが心地いい。本人たちも音の重なりを楽しんでいる印象。さらになんとBREAKTHROUGH!いい感じにトップスピードまで持っていき、熱く疾走する演奏が最高だった。
「大阪には長年おりましたが、こんなとこに来るのは初めてです」
との田中のMC中、ぐったりと座り込んでいる西川。心配そうな観客の声援に
「アニキはこんなんなってますが、気にしないでください」
と田中。その後の演奏はばっちりだったので、体調不良ではなかったもよう。
後半は放浪フリークその未来アダバナGRAVEYARDというderacineからの選曲。放浪フリークの突き抜けるようなポップと豊かなメロディーが快晴の空に響き渡るのがたまらなく気持ちよかった。
音ががっちりと噛み合った演奏に酔うライブだった。セットのせいもあってか炎天下の青空のもとが似合うステージだった。
しかし30分は短いなー。

ここでフラワーカンパニーズの出番となり、次のアナログに備えて小休憩。カキ氷を食べる。しかしやっぱり音が鳴りやむ時間がないのはちょっと困った。
フラカン、アナログと続くこの時間帯はその前に比べるとやはりスタンディングゾーンが空き気味の印象。アナログフィッシュ本人が音チェックをしているLEFT STAGE3列目くらいでフラカンのステージ後半を楽しむ。ボーカルの「イエー!」に観客が「イエー!」で返す感じがちょっといなたくてかっこいい。
「10年後でも20年後でも50年後でも、フラカンはライブやってるからいつでも来てくれ!」
ってとてつもない覚悟を感じるステージング。

そしてアナログフィッシュ。登場するドラム斉藤のピンクのTシャツ+白黒ストライプの短パン姿に観衆失笑。ほぼトランクスみたいな短パンって。「足ほそーい!」との歓声も。
ギター下岡のサウンドチェックのような音にドラムが絡みだしベースがかさなり、RIJでのintroらしき曲に。演奏のみなのに気持ちよすぎる。
曲が終わりいきなりベース佐々木がステージ中央まで進み出て、ビールらしきコップを掲げ、舌を激しく動かすいつものパフォーマンスをしながら観客を煽りまくり
「○△◇×(注:何言ってるか聞き取れなかった)、OTODAMA!カンパーイ!!」
とビールを一気!いままでのこのバンドではありえない盛り上げに戸惑った。この夏のもの凄い量のいいライブ経験とその中でも最大級のステージであるこの場になんか一皮剥けてしまったのかも。
「アナログフィッシュ!スピード!」
との佐々木のシャウトからスピード。サビのコーラスの大迫力にやられる。そしてHello。世界に対する呼びかけである下岡の「Hello!」はライブで観るたびに力強さを増している。
「そろそろ涼しくなってきてますね。楽しんでいってください」
との下岡MCからしばらく間が空く。もしかしてあの曲か、と思っていたら大正解。かすかに響くギターからあの3声のコーラスが始まった!
「です。夕暮れです。夕暮れです。夕暮れです。夕暮れです。夕暮れです。夕暮れです。」
夕暮れ。胸がいっぱいになる。まさかこの場で聴けるとは思わなかった。まだ夕暮れ時には早かったけれど、いつかほんとに夕暮れの野外ライブでこの曲が聴きたい。
「突然ですが、大阪の街の住み心地はどうですか? 僕はいつもアップアップ。Townという曲をやります」
という下岡MCからTown。なんでもない穏やかなパートで斉藤の眼鏡が吹っ飛んでいた。アナログのライブは一旦このドラミングに目を奪われると夢中になってしまうので注意が必要。
ここ最近「どーなの、どお?」という曲の断片が頭をまわっていて誰の何と言う曲か思い出せずにいたのだけど、未発売のこの曲だった。不思議なポップ感をもつこの曲は今後のこのバンドのキラーチューンだと確信。最高だった。
最後は佐々木ボーカルの僕ったら。穏やかなバラッドでライブ終了。
1万人の会場ということで初めてアナログを観た人はどう思っただろう。スピードしか知らない人には浮遊感あるポップ中心のセットはかなり意外だったと思うのだけど。
最後にBGMを持ってきていると思っていたのでちょっと残念。というか何度も書くけど30分は短かすぎる。



む、サクッと書いてるつもりが長くなってきたので続きはまた近々・・・。

ショートバケイション私が見てきたすべての事 無駄じゃないよって君に言ってほしい、にトラックバックさせていただきました!
[PR]
by kngordinaries | 2005-09-04 21:39 | ライブ


<< OTODAMA~音泉魂~ 泉大... 陽気なギャングが地球を回す 伊... >>