OTODAMA~音泉魂~ 泉大津フェニックス その2
このあたりから昼間の暑さが嘘のように涼しい風が吹きはじめて、とても過ごしやすくなってきた。

先週のロックロックの帰りに連れの選曲でジュディマリベストをカーステで爆音で聴いて、久しぶりに聴いた曲たちの名曲っぷり、YUKIの歌詞とボーカルの魅力にまたやられてしまっていたので今回とても楽しみにしていた。アナログが終わり間髪いれずにYUKIが登場!ぎっしり埋まったスタンディングゾーンの最後尾からでもそのかわいらしい衣装と自由で軽やかなステージングがよく見える。1曲目はWAGON。バンドと一体になって音楽をやっていることがよく伝わる。
「今日は後ろのお客さんにも見えるように、ゴールドの台を持参してきました」
なるほど、よく見えるわけだ。この気配り、すごい効果的。
浮遊感漂うサウンドと決意のこもった歌詞が切ない長い夢、80年代バンドサウンドを彷彿とさせるドラマチックなどシングル曲の連発。
くるくると廻りながらステージを踊りながら駆け回るYUKIのステージングが凄まじかった。
「9月7日に新曲が出ます。『歓びの種』って言います。大好きな曲になりました。聴いて下さい」
とのMCから最新シングル歓びの種。スケールの大きなミディアムバラード。
そしてJOY。もっとも聴きたかったこの切なくたくましいダンスチューンを聴き終え、残念ながら時間切れ。急いで外湯へ向かう。

会場出口で半券を見せると、なぜか手首にハンコを押される。なんだろこれ。
急いで向かった外湯はびっくりするくらい狭い!今池HUCK FINN並みの小ささ(名古屋人にしか伝わらない)で200人くらいしか入らないと思われる大きさ。すでに20人くらいの人が集っていて、3列目くらいに陣取る。
そしてふらっとアナログフィッシュ佐々木健太郎が登場!
「集っていただいてありがとうございます。これが2年目の・・・違う、2年ぶりの・・・・いや、えっと、2回目!2回目の弾き語りです。・・・すいません、酔ってて」
とひどいMCっぷり。しかも傍らにはアルコールっぽいコップもあり。
そしてアルバム「KISS」に収録予定のいつのまにかを披露。「僕ったら」にも通じるラブソング。歌声はハスキーで骨太、それがアコギの演奏に乗るととてもセクシーに響く。酔っ払いのくせに演奏になると凄い集中力で、ちょっとOTのひとり股旅を思わせた。さらにハナレグミが凄い好き、というMCから
「キッチンにはハイライトとウィスキーグラス~♪」
と、なんと家族の風景を披露。ちょっとモノマネ入っていたけど、鳥肌モノのスペシャルな瞬間だった。
「次で最後の曲です」
「え――!」(観客)
「・・・なんかいいともみたいですね。ありがとうございます」
「KISS」収録予定の新曲処刑台に立ってを披露しライブはなんと3曲で終了。

外湯を出るとグッズ売り場があったので軽くチェック。OTグッズはRIJでゲットしていたので特に何も買わずに会場へ戻ることに。

会場に戻るとTHE BACK HORNはすでに終了し、BREAK TIME中。HMVのブース等を廻ってまたカキ氷を食べ、次のステージのためにスタンディングゾーンへ。さすがに人気が高く、早くから人で埋まっている。1つ目の仕切り柵の手前あたりに落ち着く。

少し陽も暮れかけたステージに奥田民生率いるMTR&Yが登場!
ゆっくりと音チェックし
「小原礼ー!湊雅史!斉藤有太!俺はOT!」
とのゆるめのメンバー紹介から早速鳴らされるのはギブミークッキー。最近のOTのモードを知らない人は戸惑うだろう。それほどこのバンドの音は重厚で骨太で獰猛だ。しびれるロックの洪水はとどまることなくそのまま快楽ギターへ。さらにはダンスチューンサウンド・オブ・ミュージックと夏フェスセットそのままに畳み掛ける。
ここでMC。
「えー、今年から始まったイベントということで。乗り込んでまいりましたが・・・絵的にはどこも一緒です」
僕の近くで「それは言ったらあかんて」という声が、いやOTジョークですから。・・・のはず。
「まーそのね。海が近くにあるので。初老の方の心を軽癒し・・・してくれたりしている模様です」
と小原礼を見ながら笑う。
そして完全なる棒読みで次のような社交辞令を言う。
「えー・・・このイベントが10年、そして20年、30年と続きますように、心から、お祈りしております。・・・・・・時間もないので、次にいきたいと思います」
細胞。そして海の中へ
穏やかな旋律と心地いい海風に、軽く眠気に誘われてしまいました。
そして映画の告知をしつつ新曲を、というMCからトリッパー。前半はOTのギター1本の弾き語り、後半はバンドが音を重ねるドラマチックな曲構成。
「錆びかけのボディーだ だけどそのエンジンは 回り続けていた」
というシリアスでストイックな宣言と
「あれが見たい あれを見たい」
という初期衝動感溢れる歌詞が、大きな熱量と迫力を生んでいた。人生を乗り物に見立てたOTカーソングであり、「プライマル」にも近い衝動的なロックソングであるこの曲は、OTの重要なアンセムになっていきそうだ。胸が震えた。
そして一気にギアを上げてプライマルへ。いわゆるキメのポイントがたくさんあるロックサウンドがぐいぐいと観客を乗せていく。熱い盛り上がりをみせラストは最強のロックアンセムさすらい。大合唱が巻き起こり、大団円でライブは終了。
今回もRIJと同様、バンドMTR&Yの力を見せ付けるような怒涛のセットだった。トリッパーのシリアスで力強いアレンジとメロは、間違いなくOTのネクストを暗示している。
去年は広島という大きな区切りと傍から見られる出来事もありしばらくはゆったりと予定調和な季節に向かうと思いきや、今年は新バンドMTR&Yを立ち上げまた新たな世界を見せたOTの今後はますます興味深い。「あれが見たい」と欲し続けるOTエンジンの調子はすこぶる快調だ。

OTのステージが個人的にはこのイベントのトリだった。UAの歌声を聴きながら会場を後にする。BO GUMBO UNIONでいろいろお楽しみがありそうだったし、ポリハヤシDJも気になるものの、諸事情のため。

YUKIやOTのMCからすると、このイベントはこれからも続けていくもののようだった。短い時間の中で濃縮したライブが見られるこの感じは他では感じたことがないものだったし、夏祭りのような雰囲気はなかなか居心地がよかった。
ぜひぜひ来年も参加したい、と思いつつ駐車場を出た。

これで僕の夏の野外フェスは終了。この日も暑かったー。
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by kngordinaries | 2005-09-05 01:55 | ライブ


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