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OZ
何とも言えないニュース。
昨日のお昼くらいに知ったのですが、100sオフィシャルサイトに「「中村一義」及び「100s」の音楽を応援して下さっている方々へ」と題した中村一義本人からのメッセージがアップされていました。もしかしてこれを読んでる人でまだ見てない方はそっちを直に見てもらえればと思います。こちら↓

「中村一義」及び「100s」の音楽を応援して下さっている方々へ



中村くんの人生と思想と音楽は、いつでも彼のおじいさんと繋がっていた。その人は中村くんにとって「祖父であり、親であり、友人であり、師であり、同志」だったということも、彼の音楽にのめり込んで聴いている多くの人にとっては痛いほどよく知ってる事実だ。

今回のことがどれだけ中村くんにとって大きなことか、少なくとも想像しても想像しても足りないだろう大きさだろうことはよく分かる。

このメッセージを読んでショックだったことは2つあって、1つはその事実そのもの。もう1つは中村くんの文章から感じられるやわらかな雰囲気だった。

きっとずっと、中村くんのこれまでの生活全てがこの避けて通れない通過点を見据えたものだったんだと思う。
いつでも覚悟は出来ていて、いつでも悔いの残らないよう日々を過ごしていたんだろう。

頬をはたかれたような気分。自分にそんなことができるか、との自問に返す言葉もない感じ。

中村くんは強いなぁ。OZは宇宙規模のような果てしなく大きな表現だったけど、そこにはもの凄くパーソナルな生身の温かな感情がリアルにリアルにあって、それが素晴らしかったんだ。過去の作品を振り返っても改めて思うことがいっぱいある。

こういうことを、特に公表しないのがミュージシャンでは当たり前だろうけど、中村くんはこうしてメッセージを届けてしまった。それがいい悪いじゃなくて、そうしなければいられない剥き出しの表現者がいて、それを受け取ろうとする人がいて、それでいい感じに成り立ってる関係性が少なくともここにはあるってことだ。彼はそうした真っ正直なプロセスを踏まなければ、未来の作品が作れない人なんだ。


中村くんはさらに先へ進むんだろう。距離はどんどん離されてるかもしれないけど、その轍を踏んで行きたい。
by kngordinaries | 2006-02-23 20:43 | 生活


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