ロックロックこんにちは! PIRATES of the 10RIBBEAN 泉大津フェニックス
泉大津はちょうど1年前の9月に初回のOTODAMAで来て以来だった。
ちょっと街を離れた海沿いの埋立地。わりと早めの整理番号だったため、開場の11時より30分早く集合するようチケットに書かれていた。

10時半すぎ、ちょっと遅刻で会場へ行く。組ごとに列になって座っているその最後尾へ。
泉大津は会場自体はそれなりに広く、2万人以上収容可能なようだけど、入り口やその周辺に余裕がなく、混雑が恐いところだけど、ここまできっちり入場順が決められていたので、スムーズに11時15分ころ入場。

まずは手渡されたタイムテーブルをチェック。当日会場発表のためここではじめて見る。
トップの真心は順当、2番手が吉井和哉だというのにちょっと驚いた。中盤にブレイクタイムがあるのはちょっとホッとした。民生がミスチルとスピッツに挟まれているタイムテーブルなんて、一生観られないと思っていた。おもしろ。

PAより少し後ろ、ステージ向かって左手のシートゾーンに場所をとり、会場を散策。
ちょっと暑さがこわいけれど、気持ちのいい快晴。上に視界をさえぎるものが何もなくて、とても綺麗な空がどこまでも広がっていた。
早くも大盛況なグッズ売り場を眺めつつ、屋台で食べ物・飲み物をゲットし、シートに戻って食す。その間にも続々と人が入場し、だんだんどのお店にも行列が出来始める。早めに買っておいてよかった。

そしてなんだかんだで12時55分、ステージ左右の巨大モニターが映像を流し始め、ウルトラホストナビゲーターの越前屋俵太が登場。この会場を探して、外人や子供、動物にインタビューしてまわる、というロケ映像。これだけ大規模なイベントでこの感じ、さすがロックロックだ。
そして結局、はりぼての船をまとい、ステージに登場した俵太の紹介でアクトがスタート。

1時、真心ブラザーズ
このくらいの規模のイベントにしては少々小さめのステージにホーン隊やコーラス隊も配した大所帯の編成で真心ブラザーズが登場!この暑いのにNIKEの長袖ジャージを着込んだYO-KING。
コーラスが歌いだすと歓声が上がる。1曲目は拝啓、ジョン・レノン!僕はシートゾーンで観ていたけれど、周囲の観客もほとんどスタンディング状態で、ノリノリで楽しげな空間がどこまでも広がっていた。
この快晴の空にぴったりな空にまいあがれが最高だった。
特に大きく客席を煽ることもなく気持ちのいい歌声を響かせていくYO-KING。
MCでは観客からのおめでとうの声に、「あ~、どーもどーも」と軽くあしらって、話題を変えていく一幕も。
「今年の夏はいろいろありましたね」「甲子園とかね」「そうそう、甲子園でも流れてたこの曲をやるぜー」
と、台本ばっちりな桜井との掛け合いからどか~ん
そして後半は「親愛なる夏の友達へ送ります」というような紹介からDear,Summer Friend、そして不朽の名サマーソングサマーヌードへ。
伸びやかな歌声と、ホーンやコーラスも絡んだ豊饒なバンドサウンドがだだっ広い野外の会場に響き渡っていくのが、なんとも爽快。
そして最後はEVERYBODY SINGIN` LOVE SONG。ほんとにこのバンドはでっかいなぁと思う。あまりガツンとシャウトをしなかったYO-KINGは、本調子ではなかったのかもしれないけど、余裕のステージングのようにも見えた。トップバッターにして最高の盛り上がりを見せて、ここで40分くらいのライブは終了。

ここでシートゾーンからスタンディングゾーンへ移動を開始。
大きな混雑はないけれど、前方の観客が全くはける気配がなかったため、かなり後方の位置になった。やはり、大物アクト目当ての場所トリはかなり多いようだった。

13時55分ごろ、再びスクリーンに越前屋。ステージ裏をレポートして、アーティストようの遊び道具だというダルマ落としに挑戦するけど、全部落ちてきてしまい転ぶ越前屋にズームインするカメラ。越前屋の持つハンマーの柄には「吉井和哉」の文字が。

2番手、吉井和哉
大歓声の中、ステージに吉井とジンジャーという名前らしいこの夏フェスからの新編成のバンドが登場。吉井は黒Tシャツに黒のパンツ、上にカジュアルな赤のチェックのシャツ、と細身の黒スーツだったRIJFに比べてずいぶんとラフないでたち。
1曲目はアコギを手にして未発表の新曲、人それぞれのマイウェイ(多分)。ザクザクと気持ちのいいアコギのカッティングとそれに乗るシリアスに心に刺さる言葉。
「吉井和哉です。今日は素敵なイベントに呼んでくれてありがとうございます」
という挨拶があったような。
イントロから大歓声が巻き起こるCALL MEで一気に会場の空気は一変する。ドラマチックな曲展開にシリアスでダークで切実な思いを乗せた歌が、狂おしいほど熱くステージ上から放射されていた。圧倒的な吸引力。
さらに一気にテンポを挙げて、未発表の新曲黄金バッド(多分)。バッキバキのビートに乗って、撒き散らすように、でもしなやかに言葉をグサグサと連射していく、その乱暴さが最高なアップチューン。この曲は新たな代表曲になりそうだ。
マイクスタンドをぶん回しながら音に乗せて踊る吉井のキレ味は鋭く、RIJFでも見られたロック・スターとしてのモードであることは確実だった。「大阪ー!」というシャウト一つとってもその熱量がハンパじゃない。
「I WANT YOU!I NEED YOU!」
とのシャウトから未発表の新曲I WANT YOU I NEED YOU(ほぼ確実)。これもアップテンポな会心のロックチューン。これらの新曲群を聴くのは、RIJFに続いてまだ2回目なのにもうどの曲も耳馴染んでいて、そのメロディやその歌詞をもっともっと噛み締めたくなる。アルバムが待ち遠しすぎる。
「新曲をやらせてもらったけど、ここからは、あ、聴いたことある、っていう曲をやっていくんでよろしく」
と言って、Beautiful。前半バンドと歌のリズムがちょっとちぐはぐだったけれど、後半ぐんぐんとその世界へ引き込んでいく。なんて穏やかで静かで、でも深いラブソングだろう。世界へのフラットな視点があるからこそのこの美しい世界は、YOSHII LOVINSONという表現を通過したことの意味も、しっかりと感じさせてくれる。
さらにTALI。歌詞のアイデアから曲構成の巧みさまで、紛れもない超名曲だけれど、今回感じたのは、この曲の雰囲気が今の吉井和哉の新曲群と同じものだということ。開放的でまっすぐで、強靭な精神を持つ歌だった。
この曲でのバケツリレー等、いろんな歌詞でのパフォーマンスが今回特に多かったような気がする。曲の中でライブ向けにメロを変えて歌うパターンも増え、またそれがほんとに観客に刺さるように機能していて、ここに来て吉井はやっぱりステージングの勘というか、反射神経が一気に上がっているんだと感じた。とにもかくにもかっこよくて心地よくて熱くてしょうがない。
「週末に生まれ変わろうぜ!」
というような檄を飛ばしてWEEKENDER。このアグレッシブなサウンドと開放的な歌唱と人懐っこいメロディ、そしてやるせなさや退屈さや悲しさのなかにある日常とそれを乗り越えて進もうと歌う言葉は、間違いなく新しい吉井のアンセムとなっていくと思う。
そして、
「今日はどうもありがとうございます。最後まで楽しんでってください!・・・辛いこともたくさんあるけど、たまにはその手で自分を抱きしめてみてください!抱きしめてやってください!その両手は自分のためにあるんだぜ!自分を大切に、してやってください、イエイ!」
と叫ぶ吉井。なんて無骨で恥ずかしい言葉たち。しかし、これが吉井和哉というロック・ミュージシャンらしさだ。
このまま言葉少なくステージを終えれば、スタイリッシュでかっこいいのに、最後の最後でこういうダサくて、どうしようもなく本気のメッセージをオブラートに包まずモロ出しするしかない性分の、不器用な表現者。
「明日からのまた新しくなっていく君たちへ送ります」
というような言葉からFINAL COUNTDOWN。最高のライブアンセムに会場のボルテージは一気に最高潮へ。
そしてラストはLOVE LOVE SHOW。さらにヒートアップした熱い熱い盛り上がりをみせてライブは終了。圧巻の、でもとても暖かく心地いいライブだった。

吉井終わりでスタンディングゾーンから抜け、お手洗いを済ませたり、物販を覗いたりする。KREVAのブースのみ列がない。今年もアウェイ感満載のもよう。
ステージではジェイク・シマブクロのエキサイティングなアクト。ウクレレ1本とは思えない迫力の熱演や、女性ボーカルとの心地いい共演もあったり。他のアクトに比べると毛色が違うためか、持ち時間はかなり短めだったもようで、ちゃんと聴こうとシートゾーンに戻るころには終わってしまって残念だった。

15時30分ごろ、レミオロメン
1曲目から南風でもうシートゾーンまで総立ち。軽やかな4つ打ちに心が弾む。どこまでもポップで柔らかく、誰も置いていかない音楽。
さらに1-2 Love Foreverで会場全体が踊りだす。キラキラとした音世界。
そして初期の名曲雨上がり。ずっしりとくるリズム隊の演奏がかっこいい。そして重力を感じながらも徐々に飛翔していくメロディが最高だった。
とにかくその開放的な空気感、全方位の観客に向けた壁のないポップが素晴らしかった。もう普通に「みんなのバンド」として存在できる大きなバンドだと感じた。
中盤は3月9日粉雪といったバラードの名曲で聴かせ、後半は明日に架かる橋スタンドバイミーで、軽やかに爽やかに盛り上げていき、最後は太陽の下で穏やかに締める、終始心地いい名曲だらけのライブだった。

ここで、ブレイクタイム。
アナウンスで40分の休憩が告げられる。また軽く食事を取り、コンディションを整えて、スタンディングゾーンへ。

驚いたことに、スタンディングゾーンのそこここにシートを広げ荷物を置き座り込む人たち多数。スタンディングゾーンへ向かう人たちの大きな妨げとなっていた。
ロックフェスの場所取りNGという原則に馴染みのない人が多かったのだろうけど、それが、大きな混雑と他の観客のストレスの要因になっているのだから、注意するなり、別の方向から観客をスムーズに誘導するなり運営側の対処が必要だったと思う。

なんとかそこを越えて、真ん中のスタンディングゾーンの一番後方へ。前方にも大きな荷物が散見されたけれど、飽和状態のあの密度ではライブ中どんなことになるか、想像しただけで恐い感じ。

そして、16時50分ごろ、KREVA

長くなってきたので続きます。ここからほんとに凄かった。
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by kngordinaries | 2006-09-04 23:48 | ライブ


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