SAKAE SP-RING 2007 05/12
2日続けて名古屋栄周辺のライブハウス&クラブ8箇所で昼から始まり、100組以上のアーティストがひっきりなしにライブをする、というZIP-FM主催の巨大イベント、SAKAE SP-RING。

開催された2日間のうち、僕が参加したのは初日の12日のほう。
個人的な好みでは明らかに翌日の13日の方が充実していて、タイムテーブルを見ていても、9mm→サカナクションor monobright→Chester Copperpot or 星村麻衣→the ARROWS→RAM RIDER→NIRGILIS→plane→GOING UNDER GROUND!!(合間に矢場公園で別イベントのKOKIA) と、非常に魅力的でしたが、別の用事が入っていたため参加できず。

というわけで、お目当てのアーティストは少ないものの、色んなジャンル入り乱れた多彩なアーティストのライブアクトが観られ、しかも一つの街の各場所で同時多発的に行われる、というイベント自体の魅力にひかれ、会場に向かった。
ラシックの受付でチケットとパスカードを交換し、まずはクラブクアトロへ向かう。春の陽気に包まれた栄を自転車で駆け抜ける。





最初はJiLL-Decoy association
CDショップでの試聴くらいでしか聴いたことがないバンドだけれど、こういうちょっと興味があるくらいの人たちをいきなりライブで観られるといのもこういうイベントの楽しいところだ。
ジルデコは女性ボーカルにドラム&ギターの3人組、サポートでキーボード、トランペット、ウッドベースがいて、なかなか豪華な編成。
演奏がもう抜群に上手く、ジャズをベースにポップな楽曲を次々に展開。じわじわと熱を上げるパフォーマンスがかっこいい。
ボーカルもとても通る声をしていて、曲に合わせてのちょっとした振りも上手く曲にマッチしていて、いい感じだった。
中盤のアップテンポな楽曲の連続や、その曲間でのインプロは本当に素晴らしかった。
客入りは最初は100人前後だったのだけど、ライブ終盤には倍以上の人がいたと思う。

ライブが終わり、ライブハウスを出て、パルコを出て、次のライブ会場を目指す。残っていても次のライブを観られるし、別の会場でも同時にいくつものアーティストがライブをやっていたんだと思うと、なかなか不思議な感覚だ。


続いてはDOXYというライブハウスで甲斐名都
初めて入ったDOXYはとにかく狭い!ちょっと広めのリビングくらいしかないスペースにフロアとそれと地続きのステージがある。詰めに詰めても100人は入らないだろう。がしかし、グランドピアノが置かれている。普段は落ち着いてソファで音楽を聴くようなところのもよう。
開演直前にどんどんと人が増え、スタッフの方の必死のオペレーションに従い、詰めに詰めたものの結局入場制限となったもよう。なかなかの人気っぷり。
かなり苦しいなか、小さい女の子がキーボードのセッティングをしているな、と思ったら実はそれがご本人で、そのまま演奏スタート。
キーボードとパーカッションのみというシンプルな編成。
良くも悪くもその前に観たジルデコとはかなり違い、とにかくシンプルにポップスとして歌を届けるシンガーソングライターという感じ。
透き通るような歌声は、テクニカルなものではなく素直でまっすぐな歌いっぷりが心地いい。メロディラインもアレンジも全体的に穏やかなポップス。
ゆったりとしたMCは、しかしなかなか上手く場の空気を和ませていたし、少ない言葉の中に、伝えたいこととがちゃんと織り込まれていた。

続いてOZONに移動してFoxxi misQ
OZONも初めて行ったところで、こちらは広い。ステージが高く後方にはテーブル席もあるクラブ仕様で、広さ的にはクアトロ以上かも。そこに100人ちょっとの入りだった。
Foxxi misQは女性ボーカルダンスユニットと言えばいいのか、多分初めて観る系統。男性ならKAT-TUN観たことがあるけども(かなり違うか)。
ポップでダンサブルなR&Bなのかな、との予想は大きく外れ、かなりヒップホップ系なビートの強い曲が多かった。
歌唱も3つの声をいろいろなパターンで聴かせていて上手いし、ダンスも歌のついでではなくかなり激しめ。つまりショウとしてのクオリティが重要なアーティストなので、その辺がいままでになく新鮮だった。

そして本命のFREENOTE、を観ようと意気込みすぎて早く行き過ぎてちらっと観たのは好色人種
club JB'Sはいかにもライブハウスな感じの200人弱は入りそうなハコ。わりといっぱいだった。
ステージ側面から観ていたので編成もよく分からないけど、レゲエっぽい感じだろうか。かなりファットな男性ボーカルが優しく歌い上げるバラッドでライブ終了。

そしてFREENOTE
機材のセッティング時間をたっぷり使い切って念入りに音を確かめてライブスタート。
2年前のメジャー1stアルバムを聴いて以来、かなりのお気に入りバンドなのだけど、ライブは1年半ぶりの2回目。
1、2曲目はボーカルがエレキを持ってロックチューンで押す。以前よりちょっとラウドにグルーヴィーになった印象。
そのあとはキーボードに楽器を変えてまた別の音世界を作っていく。
なんだかテンションの高いボーカル秦からアルバム「オトノハメモリアル」のリリースの告知があり、その収録曲を次々と披露してくれた。
「サンキューフォーザミュージック」と繰り返し歌う曲は思いっきりファンクなダンスチューンだったり、「サクラノート」と紹介したっぽい曲は和風な旋律が中心のミディアムバラッドだったり、多彩なジャンルのサウンドが極上のポップチューンとして仕上げられていた。
全体的にサポートのベースをふくめ、4人の音が絡み合い、うねるような迫力があり、楽曲の完成度も高かったけれど、ライブ感というか生の迫力がとても伝わってくるライブだった。秦のボーカルも突き抜けるように迫力があった。
結局、セットリストは全7曲中5曲を未発売の新曲というめちゃくちゃ前のめりな構成だった。とはいえ、即効性のあるポップな楽曲たちは、聴いたその場からノッテいける心地いいものばかり。
ニューアルバムへの期待が高まる素晴らしいライブだった。


とそんな感じで、まだまだイベントはこの後も続いて、夜にはクラブでアフターパーティーまであったようだけど、個人的にはここで終了。
普段だったらまず目にしないアーティストを観ることができたり、街中を移動中同じパスを身につけ別のライブハウスやクラブに急ぐ人とすれ違ったり、いろいろと新鮮な楽しさに溢れたライブイベントだった。ぜひぜひ来年も開催希望。
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by kngordinaries | 2007-05-16 01:14 | ライブ


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