2006年 01月 06日 ( 1 )
私的MUSIC OF THE YEAR 2005 このアルバム 編
実を言えばこの企画のことは12月のはじめくらいからずーっと頭の片隅にあって、暇があれば考えていた。一体、どのアルバムが自分は好きなのか、と。

11月あたりからの名盤ラッシュの嵐に見舞われて、ほとんどそれ以前のアルバムを聴いていなかったことに気づいて、もう一度去年の頭から聴き返していくと、あるわあるわ、素晴らしき曲達が。それが集ったアルバムが。

で、12月半ばに一度書こうとして困ったのが、今年初頭にリリースされたある破格の名盤の存在。この企画を書こうとすると、そのアルバムのことだけでスペースが埋まってしまいそうだった。他より断トツで凄い、というよりはちょっと位相が違うと言った方がいい。他の音楽とは向かっている方角の違う音だったからだ。
結局、それ1枚について記事を書いてしまった。1年がかりでギリギリ言葉にできてよかった。

そんなことも乗り越えて、妙に本気になって去年の個人的お気に入りアルバムを選んでみた。おおまかにはこの1曲編とどうしても被っているけども、そちらに収録曲を選んでなくてもこちらで名前が挙がるアルバムもあるわけで。
基準は自分が去年1年間で新たに耳にしたアルバムで全体を通して好きだ、といえるもの。10枚くらいに抑えようと頑張ったけれど、やっぱり少しオーバーしてしまった。


フジファブリック /フジファブリック
OZ /100s
h.o.p.s /GOING UNDER GROUND
WHITE ROOM /YOSHII LOVINSON
THE 7TH VOYAGE OF TRICERATOPS /TRICERATOPS
Introducing the popline according to FREENOTE /FREENOTE
グッジョブ! /RIP SLYME
deracine /GRAPEVINE
KISS /アナログフィッシュ
図鑑 /くるり
NIKKI /くるり
STAN /STAN

順番は大体耳にした順です。
前述の破格の名盤は「OZ」のこと。1~3月の記事を読み返すと全般的にOZ、OZ、オズといった感じで少々自分でも怖いくらいのハマリっぷりだった。その後もずっと自分の日常の考え方まで影響されているような感じで1年経ってしまった。
それによる弊害といえるのが「h.o.p.s」。これがリリース当時個人的に全然ピンとこなかったのは間違いなく直前にリリースされていた「OZ」が素晴らしすぎたことと、「h.o.p.s」がそれとは真逆の世界観を持っていたからだと思う。4月あたりからやっと普通に評価できるようになって、年末にはここに選ぶまでになったわけです。

もうひとつ、去年はやっぱり新しくみつけたいいバンドが多かった。ダイナミックで和風でレトロでグルーヴィーなフジファブリックに始まり、小沢健二やLRを思い出す完璧なキラキラポップアルバムを放ったFREENOTE、マジヤバイSTAN等々、ここに上げてないものも多数あった。

「OZ」は置いておいて、他に群を抜いて素晴らしかったのはなんといっても「WHITE ROOM」。僕なりの最大の賛辞を送らせていただけば奥田民生が一人の人間としての全てをさらけ出したシリアスな名盤「29」「30」に匹敵する作品だと思う。「Rainbow」のポップ、「JUST A LITTLE DAY」の叙情性、「トブヨウニ」の歌、「CALL ME」の叫び、「WHAT TIME」のメッセージ・・・。ロックスター吉井のシリアスなこのアルバムは、生々しくリアルなのに後味が爽快で、不思議な魅力に満ち満ちている。聴けば聴くほどハマッていく。

そしてそして去年終盤の決定盤といえば「KISS」!ここに挙げたアルバムたちの中ではSTAN、FREENOTEに次いで数字的にはいってないかもしれないけれど、とにかくバンドサウンドが好きな人は一度聴いてほしい名盤。シンプルなロックが好きな人、でもそのシンプルさの中に恐ろしく深いサイケなやばさのあるロックが好きな人、強いメロディのある音楽が好きな人、弾ける勢いがないとダメな人、複数の声が重なってグワッと届くときの快感に弱い人、1曲の中でめまぐるしく展開があるのが楽しめる人、音楽にユーモアを求める人、等々に絶対のおすすめです。というかライブはさらに凄いので、音源で気に入ってしまった場合、ライブを観ると危険なくらい最高だと思われます。

あ、あとくるり「図鑑」はかなり前のアルバムだけど、とんでもなかったです。もしリリース当時に聞いてたらその年のベスト1に選ぶだろう最強盤。もっと早く出会いたかった!


後半はなんだか勢いにのせて書き散らしてしまいました。

なにはともあれ去年もいいアルバムがたくさん聴けたわけで、それを生み出したミュージシャンたちに感謝感謝です。


今年は、アジカンが「ソルファ」以来の新作を出しますね。OTも今年中にはなにかしら出すだろうし、いろいろ楽しみは尽きないな。
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by kngordinaries | 2006-01-06 12:28 | 音楽