カテゴリ:ライブ( 112 )
アナログフィッシュ ナツフィッシュ!!! ハジマリッ! 渋谷CLUB QUATTRO
蒸し暑い曇天模様の夏の日に、3年目のナツフィッシュに初参加するために、東京は渋谷まで来てしまった。

アルバム「ROCK IS HARMONY」からもう8ヶ月、アルバムツアーが終わり、素敵対バンツアーが終わり、リリースの予定もないままに3ヶ月が過ぎた今、もういてもたってもいられなかったのかもしれない。
「Hello」以降のこのバンドは、いつも異様なくらいの成長期にあって、いつでも新鮮な驚きを与えてくれる。このバンドにとっても久々のワンマンライブ、これを見逃す手はなかった。

さて、初めての渋谷クアトロは、名古屋のそれと同じようにパルコの上にあり、階段でずらっと地上まで並ぶパターン。
入場時に今回のライブの告知的なフライヤーともう一枚紙が渡される。「アナログフィッシュからのお願いでーす」と渡すときに謎のセリフをつぶやく係のひと。
そこには無骨で乱暴なカタカナがびっしりと並んでいて上のほうに「みんなで唄おう!!SUMMER TIME BLUES」と書いてあるので、これは歌詞なんだろう。

会場内に入ると、すでにかなりの人で埋まっていたので、下岡側7,8列目くらいに陣取る。わりとステージが高く観やすい印象。
800とか入りそうなわりと広いハコなのだけど、開演前にはかなりびっしりと後ろまで埋まっていた。久しぶりのワンマンへの期待の高まりが感じられる。

そして、客電が消え、ライブが始まった。

※この先、一夜限りのライブなのでネタバレもなにもありませんが、ご注意ください。(何に)

トトロ!
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by kngordinaries | 2007-07-25 01:48 | ライブ
GOING UNDER GROUND tour 2007 TWISTER ダイアモンドホール
年中ひっきりなしにツアーをやり続けている彼ら、そしてそれをひっきりなしに観に行っている自分。このツアーへの参加は4月の浜松公演に続いて2回目。
常々、本当に好きなバンドの長めのツアーがあった場合、前半に1回とそこから期間を開けて後半に1回観られたら最高じゃないか、と思っている僕としてはとても理想的な観賞タイミングになった。

七夕の夕方、バーゲンセールの紙袋で手をふさがれたまま開場30分後のライブ会場へ到着。
段差下の最後方に位置取る。(紙袋は当然ロッカーへ) ダイアモンドホールでのこのバンドのライブは何度も観ているけれど、この日が一番動員が多いように思った。

※以下、絶賛公演中のライブについてネタバレがあったりなかったりします。ご注意ください。

高鳴る心は
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by kngordinaries | 2007-07-13 01:51 | ライブ
Said and Done Vol.1 池下CLUB UP SET
このライブハウスにはいつもSTANを観に来ているような気がしてならない。
というか、間違いなくそうだ。そして今回はそのこれまでの中で、一番観客が多い。

開演予定時間の直前になって、5階のライブハウスへの階段を上がっていくとまだ入場が終わっていなかった。誘導の方の説明によると開演は20分ほど遅れるらしい。
フロアは約200弱の人で緩く埋まっていた。今回出演の5組のバンドはそれぞれがそんなにマイナーなわけでもないし、5組の客層が入り乱れているんだろう。

個人的にはSTAN以外の4組はライブは初見、音源もほんとに耳にしたことがあるかないかというところ。ただ、それぞれメディア等で評判は聞いているバンドばかりだったので、楽しみだった。

1組目はUNCHAIN
ボーカルギター、ギター、ベース、ドラムの4ピース。リフ中心のハードめなロックでありつつメロディはR&Bっぽい柔らかな雰囲気もありなかなかかっこいい。
歌詞はほぼ英詩なのか、一部日本語も聴き取れたけれど、あまりよく分からなかった。

2組目はmonobright
白ポロシャツに黒ぶちメガネ、が4人の4ピース。
ここのところ頻繁に音楽メディアで見かけていて気になっていたバンドである。なぜならその紹介記事の中で「ユニコーンっぽい」とか「民生的なメロ」というような言葉があったからである。そう書かれたら、無意識のうちに食いついてしまうのがOTファンの悲しい性なのだ。
音源はまったく聴いたことがなく、ここが完全な初見。だったのだけど、ちょっとねじれた勢いのあるバンドサウンドと親しみやすいメロディがいきなり好感触だった。ボーカルを中心に変に動き回るパフォーマンスは音と相まって、衝動や焦燥感の表現として分かりやすいし、なかなか凝った曲構成を無理なく聴かせられる演奏力もなかなかのものだと思った。
しかしそんなことよりもMCに入った途端に分かるボーカルの強烈キャラクタが印象的だった。立川談志やエレカシ宮本や爆笑問題太田を足しこんで割らない、みたいなカオスでめんどくさいそのキャラは、かなり面白い。
「1対大勢!1対大勢!1対大勢!1対大勢の会話は、やっぱり成り立たないんですよ!」
と何を言い出すかと思えば
「1対大勢の会話は無理なんですよ。うん、だからこれまでの3曲はなかったこととしてですね (観客驚笑)、残り3曲!残り3曲でもう1も大勢もなくぐちゃぐちゃに混ぜ込んで(激しく身振り手振り)、それを僕は持って帰ってですねぇ!・・・明日の朝食にしますから」
という理解に苦しむ素敵なロックMCをかましてくれた。
ライブ後、物販でCDを買いました。じわじわ気に入りそうな予感。というかとりあえずまたライブが観たいなー。

3組目は6eyes。
グラムロックというかサイケというか、巻き舌系の洋楽然としたロックサウンドで独特な味がある。MCにより、30過ぎのバンドであることが分かり、なんとなくその世代感覚と音の印象があってすっきりした。今の若いバンドにこういう雰囲気は出せない。
このボーカルもなかなか強いキャラクタを持っていて、最前のお客さんをしつこくいじっていた。この辺はかなり好みが別れるところだと思う。

そして4組目はSTAN
ステージ転換中の明らかに彼ら(というかkyg?)自作のSEは、ULTRAMAGNECTICSTANSの一節やOGRE YOU ASSHOLEや山下達郎やArctic Monkeysや黒人系のヒップホップやビートルズまで、なんだか幅広い選曲で、それも楽しい。どれもがSTANの構成要素だし。
セッティング完了後、一旦掃けてからずっしりとグルーヴィーなギターリフのSEに乗って、3人がステージへ!
いつからフロント2人の立ち位置が変わったと思うのだけど、今はもうこれがしっくりくる。
1曲目はS.T.An。未音源化だけどもう間違いなく彼らの新しい名刺代わりの1曲だろう。繰り返すトラックがぐいぐいとグルーヴを産むファンキーなダンスナンバー。いきなり楽しすぎる。
続いてはULTRAMAGNECTICSTANS。唄い出しからハンドマイクのkygがくねくねと踊りだし、一気にフロアの熱を上げていく。STANのユーモアと毒っ気とタイトなサウンドの魅力を凝縮した超名曲。ほんと何度聴いても独特で楽しくてカッコいい。
そして
「新曲やります。名古屋でやるのは初めての曲です。アメジストという曲で、結構売れそうな感じなんすけど、・・・歌詞はそうでもねーな、みたいな曲です」
というkygのMCから新曲アメジスト。STANの「天使のメロディ」サイドを見せつけるような素晴らしくポップなメロディ、隙間の多いアレンジ。これ絶対名曲だ、と一聴して気に入ってしまった。早期音源化を激しく希望します。歌詞があまり聴き取れなかったのが残念。
「次の曲は・・・・・・・・・ちょっと刺激が強いというか・・・・・・引いちゃう人もいると思うんですけど。・・・・・・でもちゃんと聴いてほしい曲です」
というような感じだったか。kygの曲前MCとしてはちょっと今までにない感じに驚いた。大体、刺激的な曲の前には、これでも食らえ的にツンツンするのが常だったはずだ。明らかに、優しかった。
そして鳴らされたのはALL BLUES。「手足がとれている 子供を埋めている だけど気にしない 笑顔忘れない 木陰で泣いている 彼女は両目がない だけど気にしない 笑顔忘れない」という歌い出しから衝撃的なこのミディアムチューン。
この曲を収録した1st「STAN」の歌詞カードにはこう記されている「※戦争における、枯葉剤被害を憂う」。STANはそういうバンドである。そしてそれを前置きにして歌い出せば引く観客も減るかもしれないけれど、ただ、引くくらいのショックも与えたいと考えるバンドでもある。そんな厄介なバンドではあるけれど、今回のkygの曲前MCはその両方のバランスを取れる絶妙なものであったと僕は思う。
曲が終わり湧き起こる拍手。静かに息を整えるメンバー。
「やべ、これMCやる間だ・・・。なんか喋らねぇと。・・・でもなーんも喋ることねーや」
と言ってまたしばらく沈黙するステージ。しばらくしてSEX PISTOLS Tシャツを手に話し出すkyg。
「これ、SEX PISTOLSっていうバンドのTシャツなんですけど。多分ここにいるほとんどの人が知らないバンドだと思うんですけど(会場笑)。今日これ着てライブしようかとも思ったんだけど、やめました。・・・なんでかっていうと、俺これ着るとすげぇ毒舌吐いちゃうんですよ(にっこり)」
会場笑。
「試しにちょっと来てみましょうか? (ギターを外しTシャツを着るkyg) ・・・(いきなり声色を低くして会場を睨みつけ)名古屋、超ファック!!(会場笑) ・・・ウイローなんてぜってぇ食わねぇよ!」
とかましていそいそとTシャツを脱ぐと
「(びっくりするくらいはしゃいだ感じで)名古屋、サイコー!!ウイロー美味しいよね!(にっこり)」
会場笑。
「(脱いだTシャツを持って)これあげようかな。・・・いややめとこう。またこういうネタでMCで使えるし。昨日の大阪はスベッたんだけどね。今日はよかったね」
とメンバーに向かって言ってこのミニコントは終了。
そしてここでいつもの今西と49によるインプロへ突入。ステージど真ん中へ出てきてグイグイとボルテージを上げていく今西。出演時間の短いイベントでもこれをガッツリやってくれるのは嬉しいかぎり。
そして「あと2曲」という一言からKYGのイチゴジャムへ。びっくりした。残り2曲と聴いて当然THE SONG→I KNOWの流れだと思っていたので意外すぎた。
あまりライブで聴けないコンパクトでポップでロックなミディアムチューン。跳ねるようなメロディラインがとても好きだ。
そしてラストはTHE SONG。何度も何度も音源でライブで聴いている曲だけど、やはりこのメロディと言葉は強く心に訴える力がある。珠玉のポップチューン。
そして最後は今西にギターをあずけてドラムスティックを持ち、ドラムを叩きまくるkyg。アンプに乗っかってアンプを倒したり、やりたい放題やって、ライブ終了。
「これ、俺の自前のアンプだから大丈夫なんです」
と言って、ステージを去っていった。

とてもいいライブだった。
何度も聴いていた曲たちが新鮮に感じられ、新曲はまた今後に大きな期待を抱かせられるような素晴らしいものだった。

というか、今回はkygのMCの変化が最大のトピックだったと思う。ALL BLUES前の曲紹介ひとつ、Tシャツのくだりひとつとっても、これまでのMCとはちょっと感じが違った。
そして、その方が、実は違和感がなかったというか、これこそが本来のSTANというバンドのライブのかたちじゃないかと思わせられるものだったことが面白かった。

そう。僕が初めて観た昨年5月のライブなど、「STANⅡ」リリース以降あたりの彼らのライブは、彼らにとって全国をまわってライブを始めたばかりであり、彼らを値踏みするように観る観客の多いライブだったわけで、その中で彼らは身を堅くし、どこかピリピリとした苛立ったモードでのライブだったんじゃないかと思う。
「I Know」をリリースし、ワンマンもこなし、ここに来てSTANというバンドの理解が少しは観客側にも広まり、バンドとしても余計な緊張がなくなり、本来のユーモアや優しさがステージに現れてきたのが、今回のライブだったんじゃないかと思う。そしてそれは今まで以上に曲や彼らの魅力が伝わりやすい雰囲気を持っていた。
確実にバンドがステージを上げたライブだった。

5組目はhare-brained unity
こちらは結構前からよく名前は目にしていたバンド。なんとなくダンスビート系かなという予測はあたっていた。
爽やかな4つ打ちとキラキラしたエフェクトに乗っかりまっすぐでポップなメロディが降り注ぐような感覚。とても心地いいし、そのバンドサウンドと打ち込みの融合感に全く違和感がないとこがいいと思う。ダンスビート×ポップな歌メロで切なさを出していく感じはオーソドックスだけど、やっぱりいい公式だ。
ただ、今回のライブで披露した数曲がほぼ同じBPMでほぼ同じ曲調だったのは、非常に残念。もう少しいろんなアプローチの曲を聴くことが出来ればハマッた気がする。(ないのだろうか)


といった感じで、大満足なSTANはもちろん、monobrightという収穫があり、hare-brained unity等他のバンドもまずまずよくて、3時間半の長丁場ながら非常に楽しめたライブイベントでした。

Re:mix2007でSTAN、monobright、hare-brained unityがまた観られるのが楽しみです。

しかし、STANの新譜はいつになるんだろう。待ち遠しすぎる…。
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by kngordinaries | 2007-07-05 02:24 | ライブ
100s 百来来!!!!!! ダイアモンドホール
100sのワンマンライブ、もうそれ自体がとても貴重なものだ。中村一義名義だった2002年の博愛博、2005年のTour Of OZ、そしてそれから1年半ぶりとなるまだ3度目のツアー”百来来!!!!!!”。

そして100sのライブといえば、他の幾多のライブとはまた異なるものになっていて、どうしてもそこでしか味わえないものがある特別なものだ。
それはツアー自体が希少なものであることも一因だろうけれど、その楽曲や作品がそれだけ熱い想いをもってリスナーに聴き込まれているからだと思う。

そんなこんなもあり、2年半ぶりの新作「ALL!!!!!!」のとんでもない名盤っぷりもあり、異常なほど期待を高めつつ、梅雨の大雨のなか会場へ向かう。

ダイアモンドホールにしては珍しく早い番号だったので、早々に会場に入るとすぐにフロアへ。
ステージセットはそこここにお祭っぽい赤い提灯が吊り下げられていて賑やかだ。ステージ背後には「ALL!!!!!!」のジャケのデザインがでかでかとある。
中央より少し豊夢、まっちぃよりの5列目くらいに陣取り開演を待つことに。

開演時間を5分ほど過ぎて、ライブは始まった。


※この先、ツアー中のライブについて思いっきりネタバレしてます。ご注意ください。あと個人の記憶なので事実と異なる部分が多々ありそうですが、ご容赦ください。

マゲ!
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by kngordinaries | 2007-07-03 00:04 | ライブ
SAKAE SP-RING 2007 05/12
2日続けて名古屋栄周辺のライブハウス&クラブ8箇所で昼から始まり、100組以上のアーティストがひっきりなしにライブをする、というZIP-FM主催の巨大イベント、SAKAE SP-RING。

開催された2日間のうち、僕が参加したのは初日の12日のほう。
個人的な好みでは明らかに翌日の13日の方が充実していて、タイムテーブルを見ていても、9mm→サカナクションor monobright→Chester Copperpot or 星村麻衣→the ARROWS→RAM RIDER→NIRGILIS→plane→GOING UNDER GROUND!!(合間に矢場公園で別イベントのKOKIA) と、非常に魅力的でしたが、別の用事が入っていたため参加できず。

というわけで、お目当てのアーティストは少ないものの、色んなジャンル入り乱れた多彩なアーティストのライブアクトが観られ、しかも一つの街の各場所で同時多発的に行われる、というイベント自体の魅力にひかれ、会場に向かった。
ラシックの受付でチケットとパスカードを交換し、まずはクラブクアトロへ向かう。春の陽気に包まれた栄を自転車で駆け抜ける。

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by kngordinaries | 2007-05-16 01:14 | ライブ
GOING UNDER GROUND tour 2007 TWISTER 浜松窓枠
小雨がパラつく浜松駅前の大通り、見た感じ立体駐車場にしかみえないその建物の前に並ぶ人だかりに、そこが目標のライブハウスであることに気付かされた。

ハートビート、h.o.p.sの開けたポップへ飛躍していった充実期を過ぎ、ある種完成をみたTUTTIという作品とそれに続くシングル「VISTA/ハミングライフ」の名曲っぷり、そして昨夏のベスト盤発売直後の日本武道館公演を終え、しばらくリリースが止まっていたGOING。
明らかに今過渡期を迎えているバンドが年をまたいで行ったツアーgoing on paradeは底抜けに明るく朗らかなライブだったと思う。

そのなかなかにロングなツアーを終えてシングルを1枚リリースしてまたツアーを開始する、という生き急いだような活動ペースで突っ走るこのバンドが今度はどんなライブを見せてくれるのか、とても楽しみだった。


会場は少し地下に降りたような場所だった。ロッカーもなく、段差もない、少々横に広いつくりでキャパは300人程度だと思われるハコ。
ソールドアウトしたらしいけれど、思ったより密度は薄くゆったりといっさんよりの前から10列目あたりで開演を待った。


※以下、絶賛公演中のライブについてネタバレがあったりなかったりします。ご注意ください。

※毎度のことながらMCが多すぎて長すぎて位置や順序等、かなりあやふやです。

ロックンロールダイエット
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by kngordinaries | 2007-04-26 02:52 | ライブ
アナログフィッシュ SPRING SCRAMBLE SESSIONS 名古屋 CLUB QUATTRO 
アナログフィッシュ、そしてクラムボン。

1月にこの対バンのアナウンスがあった時点では、クラムボンは存在をぼんやり知っている程度で、曲の一つも思い浮かばないバンドだったのだけど、予習がてら聴き始めてみて一気にハマってしまった。

きらびやかな鍵盤を中心に時にグルーヴィーに時にタイトに世界を彩るカラフルで豊かな3ピースのバンドサウンド。どこまでも穏やかで伸びやかな原田郁子の歌声と倍音がかったような低音が心地いいミトの歌声。的確で心を弾ませる大介のドラム。
もうなんでこれまで聴いてなかったんだろう、と思わずにはいられない、人生損してたみたいな衝撃。

一方のアナログフィッシュはというと、このライブを前にちょっと久々に「ROCK IS HARMONY」を聴き返してみたりした。
びっくりした。1曲1曲、恐ろしくいい。こんなにも名盤だったっかとメカラウロコ。そして「公平なワールド」という曲の強引なほどに強力な引力は、やはり飛びぬけていると思った。

そんな感じである。
何が言いたいかというと、つまり個人的にこの対バンがもの凄く素敵な素晴らしいものだと思っていて、半端なく期待を高めて臨んだということです。長々すいません。

ここのところアナログフィッシュの名古屋公演といえばここ、という感じになってきている名古屋クラブクアトロ。
開演30分前にフロアに出てみると、すでに多くの観客が入っていた。これまでの名古屋でのアナログライブの動員をこの時点であきらかに超えている。
下岡側の端のほうの3列目あたりで開演直前に振り替えったところ、フロア後方の入り口の辺りまでびっしりと人で埋まっていた。
いやあアナログフィッシュもついにここまできたか、なんて思うほど妄信的ではない私は、クラムボンありがとう、と心の中で呟きつつ、開演を待った。

ステージ左にはキーボード、真ん中にはMTR(?)、右にはドラムセットが置かれている。まずはクラムボンからスタートのようだ。初クラムボン、どんなだろう。

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by kngordinaries | 2007-04-22 15:42 | ライブ
From Nowhere 代官山UNIT
井上陽水奥田民生@Zepp Nagoya以来1ヵ月半ぶりのライブ、それが久々な感じがしてしまうのはなかなか問題ありだな、と思いつつも新幹線に乗って東京くんだりまで9mm・OGRE・STANという素敵ライブを観に来てしまった。多分、微塵も反省していないのだろう。

首都の圧倒的な人ごみに、何度訪れてもなれない地方出身者はただただぐったりしながらとりあえずUNITへ。

会場前に到着すると開場時間を10分程度過ぎているにも関わらずまだ100人を優に超える列が並んでいる。
あの伝説の(←極私的に)昨年12月の名古屋でのSTANワンマンのすでに倍以上の観客。
unit自体も予想していたより大きく、これでもかと地下に降りた分だけライブフロアの天井が高いこじゃれた感じの中くらいの規模のハコだった。

もの凄くざっと数えて300前後は入っていたと思う。混み合いすぎることもなくフロアの熱気もあるいい感じの入り具合。
ステージの楽器の配置から、トップバッターは9mmっぽいことが分かる。番号がわりと早かったことせいもあり、なんとなく右前方5,6列目に陣取る。

9mmはメディアで見かけるものの音源すらまともに聴いたことがないバンド。
OGREは1枚のCDと1回のライブを観てわりと気に入っているバンド。
STANはここ1年ちょっとの間にこれでもかとCDを聴き倒し可能なかぎりライブに足を運んでいるバンド。

それぞれ異なった視点からかなり期待させるラインナップに、胸踊らせながら開演を待った。

さあ楽しもう
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by kngordinaries | 2007-04-09 00:49 | ライブ
アナログフィッシュ TOUR is HARMONY 名古屋クラブクアトロ
待望のアナログフィッシュのワンマンライブ。
思えば普通のワンマンライブとしては(ジョントポールは普通じゃないとします)、去年の4月の京都磔磔以来。といってもあれも未発表曲中心の特殊なライブだったわけで。となるとちょうど1年前の1月の名古屋以来か。というかライブの度に違った表情を魅せるバンドだから毎回新鮮なんだよな(脱線)。

事前に観客が並ぶパルコの階段のところの整理番号の札をチェック。
前回の去年の1月のときは「№200~」のあとがもう「当日券の方」だったのだけど、今回は「№250~」まで出ていました。凄い微妙な成長だコレ。

開演30分前くらいに会場入り。
フライヤーに4月の対バンツアーの会場限定先行予約が入ってるんでは、としげしげとチェックするが、当てが外れる。なんだか印象としては1月より人が少ないような、と思いつつロッカーに荷物を入れ、やや下岡側の6,7列目くらいに陣取る。結果的には開演直前には結構びっしりと人が埋まっていた気がする。
この会場はわりとステージが高くドラムまでしっかり見えるのが嬉しい。

ぐいぐいと期待感が高まる中、開演10分過ぎてかなり待ちきれなくなったところでライブは始まった。

※この先公演中のライブ内容について容赦ないネタバレがあります。ご注意ください。

昨日からずっとポカリスエット飲んでるんで!
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by kngordinaries | 2007-01-17 01:40 | ライブ
COUNTDOWN JAPAN 0607 31日 レポート その3
急いで駆けつけたCOSMOから徒歩1分弱のEARTH STAGE。
すでにそれなりに会場には熱気が感じられたけれど、GARAXYのDOPING PANDA効果もあってか、前方もギチギチではない様子。サンキュードーパン!(←間違ってる)
いそいそと無理のない範囲で前線へ。

まわりのそわそわした空気が自分にも伝播し、そんな風にして会場全体に広がっていて、それらが熱のかたまりになってステージに注がれている気がした。
で、しかも今年もあと15分で終わるわけで。その瞬間はこれから出てくるロックスターのライブの最中なわけで。それは心拍数も上がるというものだ。

会場のどこからか拍手が巻き起こる。ビジョンに目をやると次のアクトの名前がビジョンに映し出されていた。

23時45分、吉井和哉
バンドメンバーがステージに登場し、それから少しばかり遅れてロックスターがいよいよステージへ。かなり長く伸びかけた金髪、白いフリルのついたシャツに白ジャケット、赤のパンツはキラッキラだ。
会場の声援に答えつつ、センターのマイクまでゆっくりと歩いていく。
「今日は精一杯最高のライブをやって、この会場を愛で一杯にします!最高の年越しにすることを誓います」
大声援に包まれ、それをがっちりと受け止める吉井。いきなりビジョンにKREVAが登場すると言う奇を衒った演出で会場を掌握したツアーのときより、余裕と貫禄が感じられるライブスタートだ。
背負ったロックスターという稼業を真っ当する覚悟と、それを貫けるだけの楽曲を手に入れた、という確信があるんだろう。
1曲目はALL BY LOVE。軽やかなアコギで始まり、たゆたうようなAメロから歌の持つグルーヴを一気に爆発させていく、スケール感の大きなミディアムロックチューン。
続いてはWEEKENDER。イントロのギターから一気に湧き上がる会場。この夏のロック・フェスのために作られたようなライブの高揚感を歌った爽快なロックチューンは早くもリスナーの熱い支持を集めていた。音源よりさらに疾走感を増す演奏が心地よすぎる。
「またギンギラギンになっちゃっててすいません!でもいま日本でこれができるの俺しかいないんです」
まったくそのとおり。というか、あなたがやらなきゃ誰がやるんだ。
そこにあのイントロが鳴り響く。
「あと7分で年が変わるぞー! 俺と君たちの、新しい旅立ちへの、FINAL COUNTDOWN!」
そしてFINAL COUNTDOWNへ! もう会場は爆発的な盛り上がり。イントロからしてスケールの大きな高揚感を持ったスタジアムロックは、つまり誰も置いてかない完璧でホットなロックショウだ。曲途中からステージ後方のビジョンには年越しへのカウントダウンが始まる。
そして1分を切ったころ曲が終わり、吉井の呼び込みですっかり普段着モードでKREVAがステージへ。片手にはシャンパンを。
KREVAと肩を組み、仲良さげにじゃれる吉井。そんな感じでいつのまにか10秒前くらいになりそこから会場全体で慌ててカウントダウン。
ゼロの瞬間、特効の花火が弾け、目がくらむ。スクリーンにはHAPPY NEW YEAR 2007の文字が。会場全体が湧き上がる中、演奏がスタート。
2007年最初に鳴った音はLOVE LOVE SHOW。シニカルで斜に構えているのにどこか夢見がちな、まさに吉井節な歌詞が最高にポップなメロとアレンジに包み込まれたイエローモンキーの名曲は、もう披露してくれることへの驚きはなくとも、掛け値なしに素晴らしい。とにかく曲の持つ力が圧倒的。
「あなたの~馬!」と叫び、四つん這いになり「乗りなはれ!乗りなはれ!」と言いながら自分の尻をペチペチと叩く吉井は間違いなく最強のロックスターであり、華麗なるパフォーマーである。
怒号のような歓声と拍手が鳴り止まない。凄い年の越しかただ。
「無事、年も越せたので、ここから少しゆったりといかせてもらいます」
とアコギを構えての一言から始まったのは人それぞれのマイウェイ。僕はこの曲のイントロがたまらなく好きだ。演奏そのものが歌っているように感じられ、淡々としているのに心地よくグルーヴィー。言葉的にも現在の吉井の気分がナチュラルに反映されている感じがする名曲。
次もゆったりかなと思っていたらいきなり黄金バッド。イントロのギターリフからじわりじわりと熱を上げていき、歌メロの温度が時間の経過の中で気持ちよく上がっていく。ステージ後方のスクリーンにはワンマンツアーと同様の映像がこの辺から入り始める。
そしてさらにギアを上げて39108最速の爆発ロックチューン、Hold Me Tightへ。つんのめり気味の爆裂ドラムとそこにゆったりと後ろ乗りで、といっても凄い疾走感で放射されていく吉井の歌唱が素晴らしすぎる。
39108はこれまでと違うベクトルとして、アコギメインの歌モノとこの吉井流ガレージというか吉井流パンクとでもいうべき新しい型が産まれていて、しかも音源以上にステージ上のほうが完成されているところが、凄まじい。
「凄くいろんなことを思い、考えていた時期があって、そんなYOSHIILOVINSONくんの歌を歌いたいと思います。・・・コール・・・ミー」
少しここ数年を振り返るようなMCがあった後、こんな言葉のあとCALL MEへ。この人の作品にはイントロからして魔法がかかっている曲が多数あるけれど、この曲もイントロが鳴った瞬間の世界の変わりようが凄まじい。理屈じゃなく、比喩でもなく、世界が変わる。底なしのディープネスと悲しすぎる「CALL ME」という悲痛な叫びのような願い。
続いてバンドははけて、吉井の弾語りによるTALIへ。けっして手足れた演奏ではないけれど、歌の持つメッセージをとてもクリアに伝える吉井の弾語りは、その場の磁場を完全に支配してしまう。「みんな仲良くね」という曲間の語りも、スクリーンのモノクロのPV映像と相まって、大きな意味を感じさせた。
「このフェスのためにカバー曲を用意してきました!東芝EMIに捧げます」
といって、アップテンポな演奏が始まる。誰もがめちゃくちゃ聞き馴染みのあるこのコード、このメロディ、なんとビートルズのイエスタデイの吉井によるスペシャル和訳バージョン。ツアーで披露されたPaint it blackといい、この曲といい、選曲も和訳もパフォーマンスも最高にいい。これだけでも十分商売になりそうな吉井の才能が怖い怖い。
そして曲頭の会場全体での合唱からバラ色の日々へ。泥臭くも美しい僕らの人生賛歌のこの合唱は自由をテーマにするロック・フェスには似つかわしくないくらいに連帯的で、ある意味旧時代の価値観かもしれない。まあだからどうしたという話。最高じゃないか。
そしてあの耳馴染んだきらめくようなイントロが鳴る。まさかまさかのパールだ。しかもツアーのスロウでジャジーなアレンジではなく、原曲そのままのバンドアレンジ。きらめきながら疾走するサウンドと叫ぶような歌メロがたまらなくかっこいい珠玉のロックチューン。
もうとにかく会場の熱気が凄まじかった。最高なパフォーマンスと絶妙な演出と快適なサウンドと様々な方向に感情を揺さぶる名曲たち。
下世話な話、コストパフォーマンスが高すぎるわけで。
そしてBLACK COOK'S HORSE。最新型吉井のガレージ・パンクモードにスタジアムロックなスケール感も付加したような高速ロックチューン。ため息も出ない。
そして何度か会場へ感謝の言葉を放ち、
「今年もたくさんの出会いと別れがあって、来年もたくさんの出会いと別れがあると思うんだけど・・・。突き進んでいきたいと思います」
的なちょっと感動的なことを話すのだけど、前方の観客から「今年!今年!」と突っ込まれ、苦笑。
「ごめんね~。もうボケが始まってんだよ(笑)」
というようなやりとりがあり、本編ラストはBELIEVE。悲喜こもごもの日常・人生をフラットに見つめながら確かな確信を持って明日を見つめるミディアムバラッドでライブ終了。

熱い熱いアンコールに答えて演奏されたのは楽園
これで盛り上がらないなんてことがあるんだろうか、いやない(即答)。
最後まで素晴らしいサプライズな名曲で、とんでもないロックショウの熱は上がりっぱなしのままライブ終了。それと同時にこのフェスのカウントダウンライブも終了。

いやもう、最高。最高以外の何者でもない。
現在進行形で進化しているロックスターの、とにかく高品質で高濃度な珠玉のライブだったと思う。
名曲だらけなんだけど、それぞれの曲の持つ魅力がどれもこれも別の方向へベクトルが振りきれていて、1曲1曲がまったく別の気持ちいいツボを次々に押してくれているような快楽。
その振れ幅は吉井のミュージシャンライフの紆余曲折にも密接に影響しているわけだけど、それだけのダイナミックな精神や状況の変遷を経て、今の彼のライブを観ているとこれまでのキャリアの全てを肯定できるように感じられるし、吉井自身がどの楽曲も愛せているように思えるし、それでいて新しい音や世界観への飛躍的な成長も感じられる、という40歳のロック・ミュージシャンにとってこれ以上あるのか、と思うくらい最高の状態なのだと感じた。
しかもその作品群がこれだけ多くの観客に熱く受け入れられていることが素晴らしいと思うし、この人のいるべき場所はそこにしかないんだな、と印象を改めて強く感じた。

次の作品はいったいどうなるんだろう。次のライブはどう進化するんだろう。
楽しみに待ちたい。いや、待てない。

といったところでフェス終了。もう凄い眠かった。1時過ぎまでライブ観ることなんてまずないもんなー。
多分、オールナイトライブとか自分には無理なのではなかろうか、と考えつつ明日に備えいそいそとホテルへ。
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by kngordinaries | 2007-01-13 03:29 | ライブ