<   2007年 09月 ( 10 )   > この月の画像一覧
N2B FESTIVAL MUTATION
オールナイトライブイベントへの参加は多分初めて。
the ARROWS主催のイベントということも含めてどんな雰囲気のライブイベントなのか、行く前から予測がつかない感じがして楽しみだった。

会場はダイアモンドホール。
開場時間の18時を少し過ぎて到着すると、10時間の長丁場だからかほとんど行列なし。階段には50人足らずの人が整理番号順に呼ばれるのを待っていたのだけど、凄いスピードでスタッフの方が番号を進めていっても、この人数なので全然人が入っていかない。
結局300番くらいまでいったところで「じゃあ、もうあとは全員入っちゃってください!」の声に、爆笑。

会場内はライブフロア以外も少々チープな手作り感溢れる装飾がされていて、さながらホームパーティーや学園祭の雰囲気。フードもあるし、ロビーには小さなステージもあり。
フロアに入ると公式サイトの会場イメージで気になっていた人工芝ゾーンがお出迎え。すでにDJのプレイが始まっていたので、そこに座って開演を待つ。来るまでは人工芝ゾーンの意味合いがよく分からずにいたのだけど、座ってみて納得した。長丁場のイベント、座ってライブを観られるエリアがある程度ないと、絶対持たない。実際ダイアモンドでやるわりと長めのイベントRe:mixでは中盤以降多数の観客がフロアに座り込んでるし。

19時15分ごろ、オオヤユウスケ
Polarisもオハナもよく知らないので、どんなライブなのか検討もつかなかった。開演直前から徐々に増え始めたお客さんはそれでもまだ200~300人というところ。
人工芝エリアで足を伸ばして座りながらでもステージがよく観えて、それがとても気持ちいい。
オオヤくん、一人で登場して椅子に腰掛ける。バンドはいない。
弾語りスタイルかと思ったらリズムボックスやらを駆使して同期して演奏という感じだった。カバー曲やPolarisの曲も織り交ぜ、優しく穏やかな歌声と演奏で楽しませてくれる。
後半、YUKIのjoyをカバーしてくれたのが、とてもよかった。
2時ごろにも再度登場するようなことをほのめかしていた。

ライブが終わるとすぐにフロア後方のDJブースでTSURUのプレイが始まる。
一昨年くらいのOTODAMAも隣接した2ステージが隙間なく爆音を出し続けていたけど、個人的にはこの形式はちょっと苦手です。耳が休まらない。

さていよいよ次はGOING UNDER GROUND。
この時点でもフロアは緩やかな密度でも埋まりきってない感じで、つまり彼らのワンマンよりも少なくとても観やすくていい感じだった。
人工芝ゾーンから立ち上がって、前に出ていくとナカザ側の2列目まで苦もなく行けてしまった。

20時20分ごろ、GOING UNDER GROUND
1曲目はいきなり新曲!疾走感のあるアップチューン。ここ最近のポップ感重視の曲調とは違い新鮮な感じがする。
2曲目はステップ!このイベントの雰囲気に激ハマリなノリノリのダンスチューンで一気にフロアの熱を上げていく。
そして3曲目は・・・聴きなれないイントロ、これはまた新曲かな、と思って聴きすすめていくと、なんとなく聞覚えのある曲・・・ん!? ・・・こ、これは、イージュー★ライダーだ!最前ゾーンでたった1人拳を上げる痛いOTファンが約1名(自分)。
歌い出しの松本素生の歌声がハマリすぎてて素晴らしい。「青春とは」とか「日々とは」みたいなところがこの名曲のテーマであるところなんだろうけど、このバンドのテーマもきっとそれなんだよな、と思う。ハマリすぎ。トリビュートが楽しみすぎる。
この辺でMC。
「このイベントのTシャツがあるじゃん。あの、いま素生とかよういっさんが着てるやつ」
とナカザが話し始める。「それがさ――」
「いいでしょ、これ。でもこれ今着てるのXLだからね」
とナカザをさえぎるように松本素生。観客笑。
「・・・あれだよね。意外とサイズの話とかしたがるよね。これさ、最初見たとき『I LOVE SO』に見えちゃってさ。見えるよね?(観客に向けて)」
口々に答える観客。ちなみに本当は「U LOVE ME,SO I LOVE U」と書いてあるやつでした。
「まぁ、そういう意味も込められてんだろうね。愛されキャラだからね、基本的に」
とシレッと語る松本素生。
「っていうかさ、Tシャツの着方もいろいろあるよね。よういっさんみたいに首のとこダラダラしてみたり」
観客爆笑。基本的にライブTシャツは首元がきっちり窮屈にできてるはずなのに、今日初めて着ただろうに、彼の首元はいつもの衣装と変わらずダルダルでした。ポリシーか・・・。
続いても新曲トレイン。疾走感溢れる爽やかなアップチューン。この曲で特に感じたけれど、ここ最近の新曲群には明らかにバンドの衝動感が鮮やかに甦ってきていると思う。瑞々しいけれど、初期にもどった感じではなく、新鮮な感触が確かにある。それって、最高だと思う。
そしてメタルジャガー。となると次はツアーの流れと一緒で愛をちょうだいなかな、との予想ははずれ、ナカザがメインボーカルをとるハードなロックチューンへ!これがナカザのロック★かな。ハードなサウンドと甘いボーカルのメリハリが効いていて、予想外に(←失礼)カッコいい!
続いても新曲のholiday。こちらはツアーでも披露されていたレゲエテイストのアップチューン。TUTTI、ハミングライフ以降の自由度を広げたスタンスが分かりやすく反映された1曲だと思う。よういっさんの先導で観客にタオルを振り回させるお約束も定番化していくと楽しそうだ。
ここで、少しの沈黙を置いて、鳴り始めたイントロはトワイライト!湧き起こる大歓声。
いつ聴いても、最初の歌い出しからテンポアップして疾走していく展開と、その中で紡がれていくストーリーに引き込まれる名曲。季節的にも完全にマッチしていた。
ラストは東京。リアルな都会に生きる青年の心象風景を描いたミディアムバラッド。ちょっと久しぶりに聴いたけれど、とても素晴らしかった。

ライブイベントなので、もっと代表曲を散りばめたセットになるかと思っていたけれど、完全に新曲中心の最新モードで攻めてきた印象。新曲群はどれも音楽的に幅広く遊びのある仕上がりであるだけでなく、熱い衝動感が感じられるものが多く、それが嬉しかった。
久しぶりのナカザ新曲もかなり手ごたえがあったし、「おやすみモンスター」はTUTTI,ハミングライフ/VISTAで一つの到達点に立ったバンドの新たなスタンダードになる新鮮でハイクオリティな作品になるんじゃないかという期待が高まった。とにもかくにも今後の展開が楽しみ。

ここで、ドリンクチケットを引換えに一度フロアから出る。
ロビーではthe ARROWSのギターがミニライブを披露中。少し鑑賞後、次のライブを観に再びフロアへ。

21時35分ごろ、tobaccojuice
先も長いので、ここも人工芝ゾーンで座ってゆったりと観賞。
彼らのライブを観るのは約3年ぶり。今池HUCK FINNにて初めてアナログフィッシュを観たときの対バン相手だったんだった。そのときはメンバーも3人でアコースティック編成、ブルースを基調としたスローからミディアムな曲調が多く、ときに戦争や死といった重くシリアスなテーマを歌っていたと思う。
が、今回のライブは印象がまるで違った。開放的で温かいバンドサウンドがピースフルな雰囲気をフロア全体に放射し、ニット帽を深くかぶったハンドマイクのボーカルがステージを端から端までくるくると踊りまわりながら放つ歌は、鋭い切れ味を持ちながらとても心地いい。
ステージがキラキラと輝いているような錯覚を起こす、とても爽快なライブだった。
アナログフィッシュがプッシュする理由もなんとなく分かった。特に下岡に通じるような時代の通底する気分を掬い上げる感覚があるんだと思う。
そして、とにかくダイアモンドのステージさえも、所狭しと動き回り、自由な動きで踊りまわりながら、歌うボーカルのステージングが素晴らしかった。ときにラップのように言葉を放射するスタイルもなんだか自由で新しい感覚。
ぜひとも音源をチェックしなければと思う。収穫だった。

続いては、松本素生によるDJ!
というか、tobaccojuiceのライブ中も準備のためか普通に目の前を何度も素生が横切っていたのだった。
DJブースの真横、松本素生からの距離約2mで踊る。近すぎる。普段のライブと違い、DJブースは高さもないため、異常な近さ。実物の松本素生はイメージより大きいことも小さいこともなかった。
もろレゲエな曲をかけたかと思えばブレイクビーツだったり、ヒップホップだったり、いろんなジャンルを縦横無尽にプレイしていく。
個人的にDJといえばハウスとかテクノとかのダンスミュージック系のDJかあとは邦楽ロックフェスでの邦楽ロックDJしか知らなかったので、こういった感じは新鮮だった。スクラッチ等の小技はなく、どちらかというとロックDJ的に曲を淡々と繋げてかけてるという印象。

続いてはステージ側でダイノジのDJ。
これは観ようか休憩しようか微妙なところだったのだけど、結局観て正解。
というか、観始めたら面白すぎて会場を離れるなんて出来るわけがない。
巷でも有名なエアギターからオアシスやGREENDAYといった洋楽ロックの超定番どころから、フジファブリック、Nirgilis、そして圧巻のthe ARROWSメドレーまで、とにかく全部がアゲアゲ。
掛け値なしに素晴らしいエンタテインメントだと思います。凄すぎる。
が、全く予定外なところで思いっきり体力を消耗してしまった・・・。まだここから長いのに。

ここで、夕食というか夜食休憩。
ちょっと耳を休めたかったので、会場を出て、そそくさとすませてもどる。

24時35分ごろ、NIRGILIS(club set)
club setということでアッチュとユキのみかと思いきや、クリも登場。しかもアッチュとユキの2人は新しいアー写のチャイナ風ないでたち。
超有名どころのダンスチューンとマッシュアップしながらTODAYsakuraアップデート、そして11月21日リリースの新体制第一弾シングル「Brand New Day」も披露してくれた。
バッキバキのビートがなり続けるハイテンションなライブだった。アッチュの壊れっぷりもいつもながら凄かった。
しばらくリリースが止っていたのが、今回の脱退に関連してのことだったかは分からないけれど、今後の展開に期待したいところ。

この辺から、夜も深まりぐったりし始める。人工芝ゾーンもいっぱいなので、フロアに座り込んで休憩。

26時すぎ、the ARROWS
ついにこの日の真打登場で、フロアの熱気は最初っから上がりまくり。
ナイトコールロックンロールファンファーレマストピープル等々、惜しげもなく代表曲を披露しまくる空前のパーティー空間へ。
中盤、オオヤユウスケ&松本素生(←すでにベロベロ)もサプライズで登場してイエスタデイワンスモアーズを披露。
松本さん、「the ARROWSに大きな拍手を!」とか要らないから・・・。あなたゲストだから・・・。仕切ろうとしてる竜二くんに何度もセリフがかぶってて、進行グダグダになったから・・・。と思っていたGOINGファンはあの場で僕だけではないはず。
そして、ラストは11月リリースのシングル「さよならミュージック」を披露してくれた。
このアットホームで音楽愛に満ちた空間はこのバンドじゃなきゃ作れないものだということが伝わるライブだった。

ライブアクトのラストはDE DE MOUSE
100sの国技館ライブのBGMに中村くんがこの人の曲を選曲していたため、俄然気になっていたアーティスト。
出てくるなりお客さんの少なさを嘆いたり、ちょっとおかしなキレキャラでまずはそれが面白かった。
曲はダンスミュージックなのだけど、どこかモダンで穏やかさすら感じるクールな代物だった。その分だけ無駄に熱いMCとの落差が凄くてそれが素晴らしく面白かった。またぜひ観たい。

そしてラストはthe ARROWS YAMAUCHIによるDJで29時まで踊る。ダイノジやアッチュも普通に踊っていた気がする。
最後の最後はキャンディ(the ARROWSのベーシスト)によるなかなか終わらない挨拶で大団円で締められた。

ダイアモンドホールから外に出ると、もう明るい。
朝焼けの空を見上げながら帰路へ。



そして、その夜、今西ラストダンスを目撃したのだった・・・。
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by kngordinaries | 2007-09-30 14:17 | ライブ
奥田民生、対バンツアー決定!!ニューシングルも!!GOING!他
奥田民生、対バンツアー「DOUBLEHEADER @ZEPP LEAGUE」決定!!
奥田民生、待望の全国ツアーが決定しました!今回は10月24日リリースのユニコーンと奥田民生のトリビュートアルバムに参加したアーティストとの対バンで全国のZeppをまわる「DOUBLEHEADER @ZEPP LEAGUE」。11月12,13日Zepp Tokyoを皮切りに12月7日のZepp Fukuokaまで全7公演。初日は「TRIPLEHEADER SPECIAL!!!」で木村カエラともう1組。東京2日目はTheピーズ。愛知はTRICERATOPS。大阪は斉藤和義。北海道はPUFFY。宮城はサンボマスター。そして福岡はGRAPEVINEが対バン相手となります。
うわわわわ。きたー!待!望!の!OT全国ツアー!しかも素敵対バン!7公演全てがもう夢のような共演になってますねー。凄い!特に名古屋!7組の中でも一番観たい対バン相手が来てくれるとは!嬉しすぎ。超楽しみなんですけど。ウケるんですけどー(←言いたいだけ)。札幌のPUFFYというのもかなり貴重だし、福岡のGRAPEVINEなんて、東京なら武道館埋まりますよこれ!(←なにをそんなに) いやー凄い。

奥田民生、ニューシングル「無限の風」リリース決定!!
そんな奥田民生、超待望の音源リリースが決定!シングル「無限の風」が11月21日にリリース。タイトル曲は球日本代表「公式応援ソング」とのこと。さらにこのシングルには、すでに配信が始まっているニッカウヰスキー「ブラックニッカ クリアブレンド」TV-CFソング「明日はどうだ」とPUFFYに提供した「オリエンタル・ダイヤモンド」DEMO音源がカップリングに収録。
うわわわわ。こっちもきた!待った。待ち疲れた。このニュースを聴くちょっとまえに「明日はどうだ」の配信のニュースを聴いていて、嬉しいけどCDはどうした!と思っていた旧人類なので、ほんとに嬉しいです(涙)。すでにCMでガンガン流れている「明日はどうだ」もめちゃくちゃいい感じですし、タイトルからして「無限の風」って!「花になる」を例に出すまでもなくスポーツマンを題材に作った民生の骨太ロックチューンはガチで間違いないわけで。ううー、早く聴きたい!で、アルバムはいつだろう・・・(遠い目)。

GOING UNDER GROUNDの11月7日リリースのニューアルバム「おやすみモンスター」の収録曲等詳細が発表になってます。
やっぱり結構ライブで聴いた覚えのある曲が多め。衝撃的なタイトルの「ナカザのロック★」もN2Bで聴きましたが、絶対タイトルから想像するよりいいことを保証します。というかかなり名曲な気もするくらい。アルバムタイトル「おやすみモンスター」がいまだに気になってるんですが、「モンスター」という曲があるんですね。そして初回ボーナス・トラックとして「おやすみ」て!何を企んでる・・・。

00年代を代表するバンド2組の対バンだった(←やや誇張あり)9月18日のアナログフィッシュ VS ASIAN KUNG-FU GENERATION。
ゴッチ日記によるとナツフィッシュに続いてまたアナログ佐々木氏の天才性が発揮されてしまっていたもよう。ゴッチいわく「まさかとは思った。二度見するぐらいの勢いで。これは歌詞カードだった。健太郎君は「There she goes」の歌詞を耳で聴いたままコピーし、紙に書いて、それをオリジナルの歌詞カードとして作ってきたのだ。うーむ。 」とのこと。いやーお恥ずかしい(なんでお前が)。というか、ゴッチはちょっといいほうに解釈しすぎかなと。
あ、下岡から直接電話で出演交渉してこの企画が決まったという話はいいエピソードですね。


なんとなく9月30日が過ぎるまで更新はないんじゃないかと思っていたいずれみんな気付くさ、これはただの日記なんだってがそれぞれの地で今西ラストライブとなった名古屋大阪についての記事がアップされてました。
もうなんか、凄く吟味して逡巡してこの簡潔な文になったのだなというのが、分かってしまうとこが切ないというか、嬉しいというか。全文書いておきたい。
「名古屋、大阪のみなさん、どうもありがとうございました
感動的な夜をただ過ごしてみたいだけな僕らは、それを見事に遂行しました
みなさんのおかげだと思います
どうもありがとうございました
さて 今西カウントダウン、いよいよあと一回です
どちらさまも後悔なきよう、よろしくお願いします」
・・・KYG!!(←感極まり気味) 
9.30の本当の今西ラストダンスを目撃される方々、「感動的な夜をただ過ごしてみたいだけな」彼らが「それを見事に遂行」する姿を目に焼き付けてきてください。「後悔なきよう」!


SUPER BUTTER DOG presents ファンキー大百科が11月27日にZepp Tokyoで開催決定。出演はSUPER BUTTER DOG、SCOOBIE DO、レキシ、MCはMCヨーグルト。
ひたちなかのバタ犬最高だったなー。復活したことだし一度はファンキー大百科も行ってみたいイベント。ひたちなかでは新曲も披露されていたし、そのうち音源も出るんだろうか。

Littleの10月10日リリースのニューシングル「夢のせい」のPVが期間限定フルストリーミング中。監督は中野裕之、出演は北乃きい。
これなんかいきなり一気にポップ度を上げてきましたね。普通にJ-POPのフィールドで闘える超名曲なのではないかと。KICK THE CAN CREWの一番ポップな要素を担っていたのは、実はKREVAのトラックではなくてLittleの感性と掲げたテーマであったことが如実に分かる。やっぱりLittleは面白い。今後の展開も目が離せないなー。


前回の音楽ニュース記事でのお知らせに望外の反響をもらってありがたいかぎりです。
とりあえずこないだのN2Bのライブレポは9月中にアップする予定となっていますが、間に合うかなー。相当いいイベントでした。
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by kngordinaries | 2007-09-28 01:14 | 音楽ニュース
夕景飛行 vol.1@池下 CLUB UP SET
ついにこの日が来てしまった。9.23今西ラストダンス(東海エリアでは)。

STANは3ピースのロックバンドである。いやダンスバンドである。
めちゃくちゃかっこよく、そして3人全員が上手いバンドである。別ちがたく有機的に結びついた集合体なのである。
と、いうような幻想を、素晴らしいロックバンドだけが持つことができるそれを、ファンに抱かせることのできる3人であるのである。
おまけに彼らは仲良しなんである。ライブを観ているだけでそれが伝わるのである。

そんなバンドからベーシストが脱退するのである。
いかんともしがたいのであるが、それらの決断の仕方もアナウンスのタイミングも内容も、彼らの表現と全く矛盾しない毅然としたものであり、どうしても見届けずにはおれんのであった。

である調終り。

今西、ラストダンス。
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by kngordinaries | 2007-09-27 03:03 | ライブ
monobright、アルバムリリース決定!!GOING!CDJ!トライセラ!他
monobright、ファーストアルバムリリース決定!!
monobrigtがメジャー1stアルバム「monobright one」を10月24日にリリースすることが発表されました。収録曲は収録順に「20th Century Lover's Orchestra」「歌舞いた魚ディスコ」「学校」「未完成ライオット」「魔法のライター」「バタフライングリップス」「デイドリームネイション」「まぼろし」「バリアバニラ」「頭の中のSOS」「道標側ソウル」「music number」の全12曲。
いやー、ついに発表されたmonobrightフルアルバム!とりあえずリリース済みの2枚のシングルのクオリティからして相当期待できるわけですが、収録曲だけみても一筋縄じゃいかない感がありありですね。「歌舞いた魚ディスコ」とかその語彙センスに脱帽。というか、3月の「monobright zero」から7ヶ月で3曲入りのシングル2枚とフルアルバムって、桃野ブライトは相当な多作っぷりですね。ということでそろそろ対バンでもいいから全国ツアー希望。

GOING UNDER GROUND、ニューアルバム詳細発表!!
GOING UNDER GROUNDのニューアルバムのリリース詳細が発表されました。タイトルは「おやすみモンスター」、発売日は11月7日。全12曲収録予定で、初回盤はCD-EXTRA仕様でボーナストラック収録予定とのこと。
GOING詳細きた!思ったより早い!さかさまワールドツアーのスタート2日前って、ギリギリ滑り込みセーフという感じですね。そしてタイトルきた!「おやすみモンスター」って!なんかくすぐったい!これは「かよわきエナジー」並みにくすぐったい!ここのところのちょっと横文字系なタイトル群とはわけが違いますな。タイトルからして(そこでか)、名盤の予感・・・。

石原聡の一日一善でもアルバム完成の喜びの声がアップされてました!
まずはシングル「さかさまワールド」かー。楽しみだ。

COUNTDOWN JAPAN 07/08、出演者第一弾発表!!
冬の年越しロックフェスCOUNTDOWN JAPAN 07/08&WESTの第一弾出演者が発表に。今回は東京・大阪両会場出演の31組。以下列挙します。藍坊主、ACIDMAN、エレファントカシマシ、音速ライン、木村カエラ、9mm Parabellum Bullet、GRAPEVINE、KREVA、Cocco、GO!GO!7188、斉藤和義、ZAZEN BOYS、Salyu、サンボマスター、チャットモンチー、椿屋四重奏、10-FEET、DOPING PANDA、TRICERATOPS、髭(HiGE)、フジファブリック、BOOM BOOM SATELLITES、BaseBallBear、POLYSICS、MO’SOME TONEBENDER、monobright、YOUR SONG IS GOOD、YO-KING、RIZE、レミオロメン、LOW IQ 01 & MASTER LOW。
夏フェスシーズンも終わって、もう冬フェス待ち状態です(気が早い)。今年のRIJFに出なかったACIDMANきた!KREVA!チャットモンチー!トライセラ!等々、いつもながら期待に答えるラインナップで嬉しいかぎり。monobrightもやっぱりきたなー。チケットの入手もどうやらまた大変っぽいですが、なんとか行きたいところです。

TRICERATOPSの全国ツアーが発表!ツアータイトルは「SHAKE YOUR HIP TOUR」11月21日HEAVEN'S ROCKを皮切りに12月16日BEAT STATIONまで13公演。
10周年の集大成的ツアーになるのかどうなのか。最近もまだまだベストアルバム聴いてますが、ほんっとにクオリティが高い。DISC1も素晴らしいけれどDISC2も負けてない。音楽ファン必聴!(←ちょっと大きく出てみた)

近々和田唱ブログにリニューアルするトライセラトップスのブログ小路にぴあ35周年イベントでのTRICERATOPSとGRAPEVINEの集合写真がアップされていました。
どちらもメジャー10年選手、なんだかちょっと嬉しくなる写真ですね。それぞれシーンでの浮き沈み具合には微妙に違いがありますが、生き抜いてきてるし、素晴らしい軌跡も残してきてるし、その中でもここ最近の調子がまた上向きなとこがまた素晴らしい。来年のダイナソーで対バンしちゃえばいいじゃない。


今週末はN2B FESTIVAL MUTATION、今西の名古屋でのラストダンスを舞うことになるSTAN、とライブ予定が立て続けに入ってます!テンション上がります。
N2B FESTIVAL MUTATIONはつい最近チケットを取ったんですが、このライブ直前の状況なのに整理番号がわりと早い・・・。かなりお得なイベントだと思うんだけどなー。GOING、持ち時間長いですよ!DJ松本素生も観られるし!Nirgilisやダイノジとか出ますし、もちろん主催のthe ARROWSも、だからぜひ!(なにをそこまで)
そしてSTANライブ。わりと冷静に受け止めてたつもりが、やはりこれでラストかと思うとなかなか感慨深いものがありますねー。最近の東京のライブレポとか人のブログで読ませてもらうと「お前はSTANだ!」とかKYGが今西を指差して言ってたりするっぽく・・・。
いやいや、違いますよ、これは心の汗です。タバコの煙が目に沁みたからさ・・・。
今西ラストダンス。


あとひとつお知らせを。
3年前の10月1日にスタートしたこのブログ「ライオンはトラより美しい」ですが、9月中を目処に終了しようと思います。
そのあとはまだなにも決めてませんが、ちょっと期間を空けて別の場所で再開する予定です。特に内容を大きく変えるつもりとかはなく、単に気分転換的なもので、3年という区切りがちょうどいいかなと。

ただ、今から悩んでるのは次のブログタイトルです。
OTが全然新作を出さないからなー。(またそのパターンで済ます気か)
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by kngordinaries | 2007-09-21 01:34 | 音楽ニュース
ROCK IN JAPAN FES.2007 3日目 その2
15時20分ごろ、TRICERATOPS
PUFFYのときは陽射しが雲に隠れ気味だったけれど、いきなり暑い!昼過ぎの直射日光に焦げるステージにトライセラの3人が登場!
音を確かめるようにまずはブルージーなセッションで会場の熱を上げていく。渋みのあるサウンドだけれど、そのグルーヴ、そのドライブ感はとても攻撃的なパワーに満ちている。
そして鳴らされた1曲目はRock Music!!フェスという場にこんなに似合うロックチューンもないだろう。渋いギターリフとクールなサウンドが熱いLAKEのボルテージを上げていく。
さらに2曲目はなんとRaspberry!今年デビュー10年目の彼らのデビューシングルにして普遍の名曲。イントロのギターリフだけでどこまで高揚させるマジカルな名曲中の名曲。この2曲、ライブ冒頭として最強だと思う。
ここで、軽い挨拶を挟んで今のところの最新シングルにして、バンドの到達点的大名曲僕らの一歩へ。何気ない日常のひとコマ、一言を題材に、あくまでカジュアルに生きるということ、他者と寄り添うことの本質や大切さなど大きなテーマをど真ん中から描ききるこのバンドの真骨頂。じんわりと胸に染み込んでいく優しいミディアムチューン。
さらに後半は、WARPトランスフォーマーと最近の代表曲にして高性能なライブチューンを連発して、グイグイとさらに会場の熱気を底上げしていき、ラストはロケットに乗ってでダメ押し。
もう圧巻のライブだった。というか、このバンド、フェスが似合いすぎる。誰も置いてかないポップさと純粋に楽しめる演奏の確かさと豊かさ。RIP SLYMEとかスカパラとかドーパンとか、もう音が流れたら理屈ぬきで楽しくなってしまう鉄板アクトたちに全然ひけをとらないと思う。
つまり今後もどんどんフェスに出てほしい!ってことが言いたいわけですが。

16時30分、フジファブリック
この辺からとても天候が怪しくなるなか、1曲目はいきなり!間奏での志村の「イエー!」の雄たけびから一気にヒートアップ。さらにTAIFUに繋げてくるあたりが心憎い。というかまだまだ若手バンドの分類だろうに、貫禄すら感じる堂々としたパフォーマンスが素晴らしい。
「さっき聞いたんすけど、水戸の方は豪雨、らしいですね。(観客驚) ま、フジファブリックが終わってから雨降りゃいいかなと思って。・・・嘘、嘘」
といった志村の相変わらず飄々としたMCがおもしろい。
続いてはいつのまにやら金澤くんがトランペットを用意しており、その音を合図にこの時点の最新シングルSufer Kingへ。彼らお得意の変態的ダンスチューンをおかしな方向にこねくり回したような異形の爆裂ナンバー。音的な広がりと中盤のトリッキーな展開等、音楽的に素晴らしく面白いだけでなく、歌詞と志村の歌唱というかシャウトがまた凄いという、とにかく恐ろしい1曲。
さらには陽炎、と完全フェス仕様の出し惜しみない展開が嬉しすぎる。
そして披露されたこの時点でまだ未発表の新曲パッション・フルーツがまた凄かった。浮遊感のあるディスコティックなリズムに乗って、アイドル歌謡のようなメロディでふわふわと歌い上げる志村の歌唱がなんだかいけない世界の匂いを醸し出す、劇薬ドリーミーポップス。
もうロックバンドとかいう枠も越えて面白い音を出す先鋭的なポップス集団みたいになってきてる。
後半は劇薬的ダンスチューン、ダンス2000銀河、というこれまた完璧なフェス仕様でガツンと盛り上げてくれた。しばらく新譜リリースが止っていたバンドとは思えない、異様で怒涛な現在進行形の勢いを感じるライブだった。次の新作が楽しみだ。

LAKEの素敵ライブ3連発を終え、ここで微妙な天候を気にしつつ、GRASSへ向かう。
いよいよ、この楽園もラストが近づく。

17時40分、RIP SLYME
FUMIYAがステージに上がり、モニターに映像が流れる中、流れ出したトラックはなんと楽園ベイベー!!うわわわ。最高すぎる。説明不要な圧倒的パーティーチューン。ステージを縦横にかけながらフロウする4MCがかっこよすぎ。
さらに2曲目はブロウ!!これまた最高!ポップ・ミュージックの至宝!浮遊感と疾走感が自由自在な無限の広がりを魅せるトラックが素晴らしすぎる。もうGRASS全体が揺れているような錯覚が起こるような熱狂っぷり。
さらにはGALAXY!・・・まーほんと、圧倒的というか、別格というか、ここまでフェスが似合う音楽が他にあるのか、と思ってしまう素晴らしいパーティー空間。
さらにはUNDER THE SUNとまだまだヒートアップしていきそうな雰囲気のなか、残念ながらそろそろLAKEへ向かう時間となり、GRASSをあとに。

18時50分、RADWIMPS
びっしりとシートゾーンまで人がびっしり埋まったLAKEステージ。昨年末にリリースされた新作で一気にロックシーンのトップに躍り出たこのバンドのライブに対する期待感で一種異様な雰囲気に包まれるなか、RADWIMPS登場!
1曲目はます。。このバンドらしい新感覚なんだけどいきなり耳に馴染むギターリフで突っ走る爆発ロックチューン。スタンディングゾーンはもうぐっちゃぐちゃに歓喜が爆発し、人の波がうねりにうねって大変なことに。
さらにはギミギミック。これが聴きたかった!と思わず感涙にむせびそうになる最強ポップ炸裂!音遊びと言葉遊びと焦燥感と魂の叫びが溢れ出すエモーショナルなアップチューン。
新世代のバンドが登場するときはいつも、既存の音楽とはどこかが決定的に違う新しい価値観を持って現われる。RADはその新しい部分が多すぎてほんとに細かな要素からいちいち画期的だ。その作品を必死にライブと言う場に現出させようとしている姿が感動的だった。
イーディーピー~飛んで火に入る夏の君~遠恋25コ目の染色体、等々、新旧織り交ぜ矢つぎばやに披露される名曲たち。
ステージに合わせて全パートを合唱する人や、祈るようにステージを見つめる人、そしてどの曲にも熱くエネルギーを発散させる人、観客の熱量が本当にハンパじゃない。多くの想いと願いが託されたバンドなのだということがよく分かった。
本編ラストは野田イズム大爆発のレゲエチックな名曲いいんですか?で終了。
そのあとはアンコールに答えて味噌汁’Sの登場。あ、味噌汁’Sとは鼻眼鏡をかけたいでたちの、彼らの変名バンドらしい集団のことらしいです。これ、定番なのかな。
「味噌汁’Sです!僕たちが本当のトリです!」
という宣言でジェニファー山田さんを披露して去っていった。この辺のユーモアの感覚はまだまだこれからゆっくり理解していくとしよう・・・。
そして当然おさまらないオーディエンスのアンコールで再びメンバーがステージに登場し、ヒキコモリロリンを披露。
「ありがとう。こんなに純粋に『今死んでもいいな』と思うことはなかなかないよ。でも生きてたいと思うし……生きてて、一回でもこんな気持ちになれたらいいな、っていう気持ちに、今なっていると思います」
と野田くん語る。この辺の雰囲気はどこかバンプ藤原君とも通じる精神性を感じる。現代の吟遊詩人。
ラストは有心論。このバンドの表現のステージを一気に引き上げた画期的な名曲。ドラマティックにうねり変化する曲展開、一筆書きのような勢いで疾走する感情の洪水がめくるめくジェットコースター感を産み、曲が終わり一つの結論が提示されたときに感じる圧倒的カタルシス。ロック史に残る大名曲だったりするんじゃなかろうか。

といった感じで3日間の楽園もここで最後のアクトが終了。

今年は例年に比べれば過ごしやすく、快適に3日間過ごせました。
音楽に包まれたこの空間はやっぱり特別で、素晴らしかった。
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by kngordinaries | 2007-09-20 01:03 | ライブ
ROCK IN JAPAN FES.2007 3日目 その1
この日はトップバッターのマボロシ観たさでいつも以上に早く会場入り・・・するはずだったのだけど。

会場周辺が大渋滞、なのはいつものことで30分も我慢すれば駐車できるところなのだけど・・・スタッフのオペレーションが全く機能していず、同じところを何度も周回させられ、気付けば3時間が経過。マボロシ、見逃した・・・。チャットモンチーも。
もう目と鼻の先でやっているライブに参加できないこの悔しさ。
スタッフのオペレーション一つで印象がこうまで変わる、ということが身に染みてわかりました。今後はぜひ改善していただきたい。

まあ、それはそれとして会場に到着。
WING TENTから漏れ聞こえるオレスカバンドの楽しげなサウンドに、傷ついた心を癒されながら(多少誇張あり)、GRASSへ向かう・・・と、ちょうどLAKEのライブが始まりそうだったので、せっかくだからとチラ観していくことに。

11時50分、絢香
LAKEを埋め尽くす人の波、バンドメンバーに続いて絢香本人が登場したときのどよめき。やはり破格なアーティストなんだなと思わせる高揚した雰囲気が感じられる。
そして歌いだされた1曲目は三日月。説明不要の大ヒット曲。テレビから流れるのと同じ、力強く楽器として高性能な歌声が響き渡る。
圧倒的だ。なにを今さらな話だろうけれど、その圧倒度とは逆に歌自体のメッセージは年齢相応の純粋さとあどけなさがあるところが、この人の凄いところだろう。「Automatic」や「First Love」のころの宇多田ヒカルを思わせる。いや、あの人はもうちょっとマセテたけども。
続いてテンポを上げてCLAP&LOVE。観客の乗せ方もなかなか手馴れたもので、素晴らしい。
が、そろそろGRASSに行かねばならないため、ここでLAKEを離れる。

12時20分、KREVA
くればいいのにが流れ会場が沸きあがるなか、KREVA登場!ここ最近のいでたちや登場からトリッキーにかますパターンではなく余裕が見える。1曲目はTHE SHOW
「おい、早く来いよ!」と遠くから集ってくるオーディエンスに声をかけたり、このゆったりと、しかしバッキバキのライブチューンに乗って、のっけから煽りまくり。この堂々たるパフォーマンスは、きっと本人もロックフェスという場での自分がもう完全に受け入れられていることが分かっているんだろう。
2曲目はちょっと懐かしい激熱ライブチューンDAN-DA-DAN。早くもCUEZERO登場で会場を揺らす揺らす。
そして
「もう4年連続でこのフェスに出さしてもらってるみたいで、ほんとにありがとう。今日は新しい俺をみんなにみせちゃおうかな」
となんだか仕掛けを始める。ダンサー達がKREVAの後ろに陣形を作る。まさか・・・。
「じゃあ、新しい俺」
といって、曲が始まる。JUMP ON IT、超攻撃的にアゲまくるアップチューンなのだけど、そのトラックに乗って踊りだすKREVAとダンサー達!どよめく会場。この男ほんとにいつも期待を裏切りつつ楽しませてくれる。
そして
「次は新しい俺、その2」
は、この時点では未発表の新曲ビコーズ!「月のきらめき」「次のひらめき」「君といたい是非」という韻踏みまくりのサビの言葉の意味を一つ一つひも解き、その曲中ではさらっと流れていく言葉に込められた想いをきっちりと解説していく。ハイセンスなトラックメイクと澱みなく韻を踏みまくるスキルフルなフロウも素晴らしいけれど、この人のライムの濃さ、深さはここのところその進化たるや著しい。
パフォーマーとしての自分、一青年としての自分、B-BOYとしての自分、音楽家としての自分が感じる日常の想いから哲学からがぶっとく詰め込まれている。
続いてはSONOMIが登場してひとりじゃないのよ。この優しい応援歌ももともとの普遍性の高さから、だんだんフェス・アンセムのような貫禄が感じられる。
さらには最新シングルくればいいのにを正宗ボーカル部分をSONOMIが担当して披露。馴染みの名曲から最新の代表曲まで、この人がいかにいつでも自分を更新しながら今の成功をおさめてきたかがよく分かる。
ライブ後半は国民的行事でスタートして、Have a nice day!、さらにはイッサイガッサイともう完全フェスアクトとして完璧に役割を全うする超名曲の連発。
そして、より今のこの人のモードをはっきりと押し出したマニフェスト的メッセージソング、アグレッシ部を熱唱し、ラストはもう不朽名曲と言ってしまって間違いないメロウチューン、スタート。この切実な苦しみと痛みを抱えた自分の決意を歌った2曲は、個人的な熱い想いを歌い上げてるだけなのに、それが多くの人の心を押す応援歌になってしまう、というとても高効率な化学反応を有していてそこが素晴らしいと思う。
いやあ、今回も様々な趣向を凝らしながらの最高のライブだった。「愛・自分博」チャート1位と武道館公演、紅白出場とステップを上がり、ちょうど次のアルバムが出る前ということもあって、代表曲目白押しのセットリストとなったこともあり、この人のソロとしてのキャリアを総括するようなものにもなっていて大満足だった。
思えばまだインディーズでシングル1枚しか出していなかったKREVAのソロの初ステージがこのGRASSだった。あのステージにたった一人で立っての「希望の炎」のアカペラ独唱から3年。まさか国民的ラップスターになって、毎年このGRASSに登場するアーティストになるとは思わなかった。まだまだ行くな、この人。

ここで、軽く休憩。今年は初日が雨気味だったことも含めて例年に比べて多少過ごしやすいけどもやっぱり暑いな、などと思いながら食事をとる。
そして、LAKEへ移動。

14時15分ごろ、PUFFY
開演の10分くらい前に会場に到着すると、まだガラガラ。といっても、開演時間には当然の満員御礼状態。PUFFYに限らず今年は、特にLAKEは、会場の新陳代謝が異常なくらいよく、もの凄く健全な状態になっていた。フェス文化の定着というやつであろうか。
さて、由美が白、亜美が黒、という対照的な衣装で登場した2人に一気に大歓声が湧き起こる中、1曲目は渚にまつわるエトセトラ!もういきなりのアンセムにどっかんどっかん盛り上がる。さらにサーキットの娘で一気に会場の熱気は最高潮に。
「今年第一弾の新曲が7月に出まして。一体それまで何をやってたんでしょうね」
という由美のMCから新曲boom boom beat投下!前作Splurgeの流れの進化系とも思える、名曲揃いのPUFFY史の中でもロックソングとしてハイクオリティな1曲。
さらには働く男Tokyo I'm On My Wayと最近のシングルナンバーを披露。
後半のMCでは次のアルバムリリースの発表が。
「次のアルバムはまた凄い人たちに書いてもらっていて、「あの人が曲書くんだ?」って言うようなことがたくさんあって。・・・でも、ここでは言わない。・・・詳しくはウェブで!」
と言って笑う亜美。相変わらずな人たちだ。
終盤ではまさかここで、という驚きの初期の名曲ジェット警察の披露もあり、最後は海へと、そしてアジアの純真、と完全鉄板なセットで熱く熱く盛り上げまくって圧巻のライブは終了。

WING TENTから聴こえてくる鶴をなんとなく耳に入れながら次のLAKEのアクトを待つ。
そんなところでまた続く。(もう1ヵ月半も経ってしまってますが、ほぼほぼ記憶がなくなってますが、多分最後まで書くっぽい)
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by kngordinaries | 2007-09-17 23:08 | ライブ
STAN、ニューシングル!!マボロシ、ニューアルバム!!GOING!民生!他
STAN、ニューシングル「THE FIRE」リリース決定!!
STANの待望のリリースが決定。初のシングル「THE FIRE」が12月5日にリリースされます。3rdアルバム「I Know」から1年2ヶ月ぶりとなる今作、タイトル曲「THE FIRE」に加え「アメジスト」「多くの人達」「頭の悪い奴等は醜くそして見苦しい」の4曲の新譜、さらにボーナストラックとして「THE FIRE」「JAPANISTAN」「愛に逆らうな」「ULTRAMAGNETICSTANS」「THE SONG」のライブテイクを収録した9曲収録。価格は1050円。
「ザ!ファイヤ~♪」と思わずドーパンのかの名曲を口ずさむほどに(←痛い)嬉しい!!!ついに!STAN!新譜!リリース!!ドーン!(←無意味) いやー、待った。「STAN」(再発)「STAN Ⅱ」「I Know」の畳み掛けるようなリリースから早1年。うーん、待った。またこれ、タイトルが「THE FIRE」って!超キャッチーなタイトルだなー。「アメジスト」「多くの人達」はライブで確実に聴いてます。最後の「頭の悪い奴等は醜くそして見苦しい」が一体どういうロジックを用いてこのタイトルを納得させるのか、がめちゃくちゃ興味深いところ。そしてライブテイクはほぼこれまでのSTANのベスト盤的な内容で、もうこれを聴けばSTAN丸分かりみたいな感じですね。そして価格!1050円!お得!(まわしものじゃないです) これはもう、買おう。基本的に一家に一枚買っとく方向で。12月かー。まだまだ先は長いなー。待ち遠しすぎ。

マボロシ、 第一次重大発表!!
マボロシ、坂間大介 Rec日記より第一次重大発表。まずはシングル「饒舌エクスプレス feat. TARO SOUL & KEN THE 390」が10月31日発売。価格は525円。そして2ndアルバム「ラブシック」が11月14日に発売。D曰く「全13か14曲!濃密!軽薄!ナスティ&センチメンタル!まだできてねえ!Oohhhhhhh weeeeeee!!!!」とのこと。
きたー!マボロシ!これの前の日記で次回更新で重大発表と書かれたときから、もう凄いペースでページを見に行ってましたが、ついに!TARO SOUL & KEN THE 390って誰だろう(不勉強)。まあRec日記にもよく登場している客演の発表も収録曲も、そしてツアーも発表されてませんが、とりあえず嬉しい。ちょっと前の日記では2ndアルバムリリース前なのに「ちなみに3rdアルバムのサブジェクトはほとんど出揃ったぞ!あ、ちょっと大げさに言ったかもしれません。」なんて言葉もあり、確実にこのユニットのテンションは今最高潮なもよう。最近もっぱら考えてるのは、マボロシがレコーディング終わったらセクシー(竹内くん)は次はバタ犬の新作レコーディングかなー、そうなったら池ちゃんもだから100sの新作はそのあとかー、じゃあ結構先かなー、ということです。完全なる妄想の行き過ぎです。

GOING UNDER GROUNDのニューアルバムが11月26日にリリース
って、まだ公式サイトではアナウンスされていませんが、リンク先によると「シングル3曲&タイアップ3曲を含む、約1年8ヶ月振り通算6枚目の強力オリジナル・アルバム!」とのことらしいです。
久々のオリジナルアルバムきた!ここのところのツアーの未音源化の新曲お披露目の異様な多さとそのクオリティの高さから、期待せずにはいられない。また大きくバンドの方向性が変わってくるような気もするし。11月26日ということは「さかさまワールドツアー 」はリリースを挟んだツアーなんですね。

KREVAが徹子の部屋出演
ってこれもう今日(9月13日)ですね。「KREVAの幼少から現在までを披露」って、どうせほとんど徹子が喋るパターンでは(あんまり観たことないのでイメージで決め付けてますが)。ちなみにKREVA、今度のツアーで日本武道館2daysも決まり、大分「国民的ラップスター」が板に付いてきたっぽい。「よろしくお願いします」、ヘビロテしてますが、めちゃくちゃ名盤です。21世紀の真っ当なシンガーソングライターはやっぱりこの人だと確信できる仕上がりです。

Dragon Ash、吉井和哉、Ken Yokoyama等々、ロック系のビッグネームの新譜リリースがひしめいていた先週のオリコンランキングはこちら
1位はやっぱりDragon Ashのベストかなー、KREVAの2作連続1位はちょっと難しいかな、と思ってたら、1位はなんと発売2週目の「ケツノポリス5」!ズコー(←昭和)。そしてKREVAはBOΦWY(表記はこれであってるだろうか)に次ぐ6位。以下、吉井和哉8位。Ken Yokoyama9位。カニエ・ウェスト12位て。ちなみにこの辺までは推定売上数でみると先週のランキングならベスト5入りということなので、全部売れたってことでいいもよう(ざっくりした結論)。

RO69にて、『ユニコーン・トリビュート』『奥田民生・カバーズ』の「完成記念試聴会議」(ドラフト会議を模した形式)というふざけた趣向の試聴会のもようを兵庫慎司が詳細にレポートしてくれてます。
兵庫さん、グッジョブ!もの凄い曲数を1曲ずつここまでレポートしてくれるとは。「ユニコーンの「ポップだけどヘン」「ヘンなのにポップ」な側面を誰よりもしっかりと受け継いでいるのがフジファブリックだということがわかります」とか、吉井和哉「与える男」の「サビで声が高くなったあたりは、もう民生なのか吉井なのかわからないことになっている」「なお、ドラムは民生が叩いている」とか、木村カエラの「かっこいい! アレンジ誰? とにかく優れている、シャープで。」とか「GOING UNDER GROUND“イージュー☆ライダー”はまりすぎ。これ、今でも酔うとカラオケで歌ってるだろ松本素生。」とか。もう読んでるだけで楽しみすぎてどうにかなりそうです(危険)。
さらに追加発表で「ウルフルズ“トロフィー”」て!!これは凄い!というか、トータス松本はなに歌ってもいいだろうなー。

こちらもRO69にて、monobrightの最新インタビュー&PVが観られます。
「頭の中のSOS」、今ヘビロテしてますが、これ「未完成ライオット」以上にいいかもしれない。ステージでない桃野ブライトのトークを初めて聴いた。あと最近カラオケに「未完成ライオット」が入っていたので歌ってみたところ、もの凄く気持ちよく歌えるメロディラインだということがよくよく分かってしまった、歌唱力に関係なく(ここが重要)。これは王道のいわゆる「ぼくらのロックバンド」的にドーンといくための重要な部分なんじゃないかなと。monobright死角なしか。
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by kngordinaries | 2007-09-13 01:51 | 音楽ニュース
SiCKO
ビョーキなアメリカにメスを入れる、
世直しリアル・エンターテインメント。


マイケル・ムーアの作品は社会的なテーマを扱いながら極論的だし、ドキュメントというにはエンタテインメント色が強い。
そこが個人的にはとてもしっくりくる気がする。
作り手の熱や主張がはっきりしていたほうが自分が考える材料になりやすいし、何より小難しくなくて分かりやすい。

アメリカの医療制度に焦点を当てた今回の作品も、今そこにある医療業界の現実を、客観的データと中立的視点で描写するのではなく、ムーア自身の正義と愛国心に基づく主観的視点とその考えを補完する物証や一般の人々の生の言葉を材料に強い主張が行われている。

でも、それがいいんだと思う。
一人の人間の熱い主張がある作品には必ず哲学がみえる。それと自分の考えを照らし合わせて物事を思索することが、きっと有意義なことだと思うのだ。というか、極端な話それがない作品には僕はそれをどう観ていいのかも分からなくなる。
情報の客観的な羅列は、新聞やニュースの一コーナーならそれが役割なのだろうけれど、映画館の劇場で観るものとして、お金を出して観るものとして、やっぱりこのくらいはかましてほしい。

医療制度は、その国の人々の日々の生活に密接に影響する、とてつもなく重要なものだ。それが利益追求の市場原理で行われていいのか、ということが結局言いたいところで、それをムーアはアメリカ人としての誇りというものと直結して論じ諭し啓蒙する。

このファットなアメリカ人の作品が好きなのはその点も大きい。
つまり、この人はもの凄く情に熱く、自分の国とそこに住む(特に貧困層の)人々を溺愛していて、攻撃的な主張とは裏腹に最終的な着地地点は真っ当で保守的で徹底して弱者の味方なわけで、そこがいいのだと思う。
といっても、今回の作品はそのテーマが観客にとってこれ以上なく身近なものであることもあってか、必要以上の企画性や娯楽性はなく、以前の作品ほど過激な試みもない。 というか、後半での刑務所へのアポなし取材シーンを覗けば、ほぼない。いやあのシーンはなくても十分成立しているのでは・・・。

まあ、そんな手法についてのいろいろはありつつ、華氏911にも増して、笑えて泣ける、悲しくてやるせなくて暖かくて優しい、現実の問題としての圧倒的な重みがある、まさにキャッチコピーどおりの「世直しリアル・エンターテインメント」でした。
この映画は「アメリカの医療制度」についての映画ではあるけれど、そこから得られる教訓や観点はそれに限定されたものでなく、とても広く大きいものだと思います。今の世の中へなんらかの危機意識を持つ人には、ぜひぜひおすすめの作品です。
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by kngordinaries | 2007-09-10 02:08 | 映画、ドラマ
奥田民生トリビュート詳細発表!!アナログ×アジカン!STAN今西。他
奥田民生・ユニコーントリビュート盤収録曲発表
10月24日に奥田民生デビュー20周年記念として発売される「ユニコーン・トリビュート」と「奥田民生・カバーズ」の収録曲が発表されました。「ユニコーン・トリビュート」は、キャプテンストライダム 「ペケペケ」、GRAPEVINE 「ニッポンへ行くの巻」、CHEMISTRY 「自転車泥棒」、シュノーケル 「おかしな2人」、SPARKS GOGO 「ケダモノの嵐」、つじあやの 「ミルク」、東京スカパラダイスオーケストラ 「I'm a Loser」、DOPING PANDA 「ターボ意味無し」、TRICERATOPS 「ヒゲとボイン」、PUFFY 「働く男」、PUSHIM 「珍しく寝覚めの良い木曜日」、フジファブリック 「開店休業」、星グランマニエと東京シュガー・ボーイズ(from氣志團) 「SUGAR BOY」、真心ブラザーズ 「エレジー」、宮沢和史in GANGA ZUMBA 「すばらしい日々」、MONGOL800 「大迷惑」、吉井和哉 「与える男」。「奥田民生・カバーズ」は中孝介 「手紙」、井上陽水 「The STANDARD」、木村カエラ 「マシマロ」、GLAY 「野ばら」、GOING UNDER GROUND 「イージュー★ライダー」、斉藤和義 「カヌー」、ザ・コレクターズ 「花になる」、The ピーズ 「MOTHER」、サンボマスター 「恋のかけら」、THEATRE BROOK 「これは歌だ」、SPARKS GOGO 「ルート2」、スピッツ 「さすらい」、チャットモンチー 「息子」、detroit7 「月を超えろ」、DEPAPEPE 「サウンド・オブ・ミュージック」、HALCALI 「愛のために」、PUFFY 「健康」、B-DASH 「ワインのばか」。
これめちゃくちゃ凄いことになってますね。とりあえず井上陽水とGOINGだけで3000円払えます(いや、どうだろ)。GOING、イージューとはやるなー。順にいくと、まずGRAPEVINEとTRICERATOPSが入っているのがなんか嬉しいです。DOPING PANDAが「ターボ意味無し」をどう調理するかも気になるなー。吉井の「与える男」はなんか想像つきそでつかない。木村カエラの度胸にびっくりです。最も奥田民生が歌ってこその名曲である「マシマロ」って!ハードルが高すぎる。GLAYも驚きだなー。スピッツ、チャットモンチー、HALCALI あたりもかなり楽しみです。まあOT好きを公言している大物ミュージシャンや同世代ミュージシャンはまだまだいるし、もっと凄いものも望めただろうけど、これも相当凄いことになりそうです。楽しみすぎる。

アナログフィッシュ、SIX PISTOLS追加公演にASIAN KUNG-FU GENERATION!!
アナログフィッシュのマンスリー自主企画ライブSIX PISTOLSの追加公演にASIAN KUNG-FU GENERATIONの出演が決定。「SIX PISTOLS-extra」と題され9月18日下北沢シェルターにて行われます。さらに11月の名古屋公演のスペシャルゲストは小谷美紗子、12月の下北沢公演のスペシャルゲストはMO'SOME TONEVENDERとのこと。
うわわわ。アジカン!!きた!公式にアップしないでひっそりとメルマガで先行予約とかやっていた意味がいまごろ分かりました。いや10月のホフディランも11月の小谷さんも12月のMO'SOMEも凄い豪華で素敵なライブイベントではあるのだけど、これは素晴らしすぎる。00年代を代表する2バンドの夢の共演!(←やや誇張あり) この勢いで来年のnanoフェスの出演を勝ち取っていただきたい(やらしい考え)。


STAN公式サイトより「STANメンバーチェンジのお知らせ」。2007年9月30日で今西宏徳が脱退し、新ベーシスト中嶋幸志(なかじまこうし/Mちゃん)の加入が決定。9月のライブは全て今西が担当。リンク先に現メンバー3人からのコメントもあります。
むむー。そうきたかー。とても驚いたけれど、驚きがおさまるとなんだか納得してしまいました。下世話な好奇心から気になることはいくつかあるけれど、全然すんなり受け入れられる。やっぱり今西は「格好よけりゃあなんでもいい」素晴らしい男だったのだなと。

そして、そんな「アディオスアミーゴ」な今西の最後の勇姿が観られる名古屋のSTANライブが急遽決定!!
9月23日『パノラマループ presents“夕景飛行 Vol.1”』というパノラマループというバンド主催のライブで会場は池下CLUB UPSET。必見。

GOING UNDER GROUND、ニューシングルリリース決定!!
GOING UNDER GROUNDのニューシングルのリリースが決定。タイトルは「さかさまワールド」、発売日は10月17日。
ツアータイトルは曲名だったかー。ということはアルバムはどんなタイトルになるんだろう、と非常に気になるところです。いっさんのブログによるとほぼアルバムのレコーディングも終了のようだし、楽しみなところ。

100sの“100s LIVE TOUR 2007 百来来!!!!!!”最終特別公演「今一度音志を洗濯したく候」の(長い)模様を収録したDVDが今冬リリース決定!詳細は未定。
ツアー自体が2,3年に一度のファンにとって貴重すぎるお祭のようなものなのだから、当然作品にしてくれるとは思っていたけれど、早くもDVD化決定。ツアーで観たとおりでも最高だし、最終公演としての特別な趣向があったならそれも楽しみ。とにかく今の中村くんのパフォーマンスは凄いことになってるからなー。

最近のマボロシ日記を見ているともう今にもアルバムレコーディングが終わりそうでかなりワクワクです。それとはあまり関係がないけれど、8月16日分で超名言が飛び出しているのでここで紹介。
『この日プロの力量をまざまざと見せつけた(だれに?)男達。ただし歌詞の内容は一般的なモラルに照らし合わすならばサイテーと言ってよかろう。左端の男がこう言った。
人間性はさがっても、音楽性をあげてやろうじゃないか!
そう、オレたちはもっと崇高な理想を追い求めているから。』
最高である。ミュージシャンたるものこの心意気で誰もがやるべきだと思う(極論)。


吉井和哉の「Hummingbird inForest of Space」とKREVAの「よろしくお願いします」とmonobrightの「頭の中のSOS」を同時購入して、今聴き込み始めておりますが、これ全部凄いんじゃなかろうか。今年の中でも上位に食い込みそうな3枚です。いや、monobrightは来たるべきアルバムが大変なことになってるんだろうなー。
「ワセドン3ワセドン3ワセドン3」「なぁ そうなんないなんて誰が言える? ? ?」「悲しくたって踊るダンスミュージック」
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by kngordinaries | 2007-09-06 00:43 | 音楽ニュース
ROCK IN JAPAN FES.2007 2日目 その2
monobrightの異常なハイテンションライブを観終え、LAKE STAGE方面に戻っていくと、ステージではエレファントカシマシのライブがスタートしていた。
しかもガストロンジャー!!この日本の現状を憂いながら自分の人生を鼓舞するようなアジテーションソングは、今になってこそその凄みがより実感できる。このタイプの楽曲がその後あまりフォロワーを生んでいない現状こそ、個人的には憂いたいところだ。
そんなエレカシを耳の端で聴きながら、LAKE STAGE近くの噴水のあたりで涼をとりながらしばし休憩。

ここから観たいアクトが連続する怒涛の後半戦。
まずはあの怪物を一目観ようと、GRASS STAGEへ移動。

16時35分ごろ、井上陽水
今年頭の井上陽水奥田民生のライブで初めて生の歌声を聴いたときの新鮮な衝撃が忘れられない。圧倒的に美しく、人間離れしたその歌声の力は、ちょっと他では聴いたことがないものだった。
正直、次のアナログフィッシュまであまり時間がないのだけれど、GRASSとLAKE側との往復は結構体力使うのだけど、1曲でもいいからまた観たいという思いで来てしまった。
そして、ステージにバンドメンバーとともにふらりとあらわれた御大にGRASSの大観衆からどよめきと歓喜が溢れる。Tシャツにジーパンというラフな格好で、いいお年らしいお腹ぽっこりもまた堂々としたものだ。
そして鳴らされた1曲目はなんとアジアの純真!!うねるように捲き起こる大歓声でもうほんと一瞬で場をかっさらっていく。その歌声が響き渡った瞬間、また大歓声。本当にもの凄い。
「いやいやいや、皆さん、ご機嫌よろしいようで」
と、これだけの狂乱状態にも飄々としたたたずまいで話す姿がどうにも面白すぎる。
井上陽水奥田民生のライブが脳裏に甦る。あのthe STANDARD、あの手引きのようなもの、もう恐ろしいくらいに美しかった。
2曲目はMake-up Shadow。ほんと出し惜しみなく名曲連発。
が、その歌声を背にこの辺でLAKEサイドへ移動の時間。うーん、この日のこのへんのタイムテーブルは個人的にほんとに厳しい。

陽水の歌声に名残惜しさを感じつつ、WING TENTに到着すると、すでにアナログフィッシュの面々がサウンドチェック中。
まず驚いたのは、下岡の眼鏡だった。オレンジの縁がとてもいかがわしいダテ眼鏡。やはり彼は独特のファッションセンスを持っている。
ほぼ恒例のようにアンセムの1コーラスなど、たっぷり曲も披露してくれる。
そして、
「なに観てきたの? (観客:「井上陽水!」) あーいいなぁ!俺らも観たかったよ!」
などと下岡が観客とコミュニケーションを取り、
「今日はおもしろい趣向を用意してるから、楽しみにしていて」
と意味深な発言をして一旦ステージを去っていった。

と、ここで最前スペースでライブ開始を待っているところで、隣の人に話しかけられる。関東の人で、3月のSTANライブとここで同一人物を見かけたことで、このブログの書き手だと認識したという。とても驚きつつ、いろいろと話をしているうちにライブがはじまった。


17時10分ごろ、アナログフィッシュ
「最初に言っておきたいことがあるんだけどさ。俺ら今日は全部新曲をやります。こういうフェスってみんな、あんまり関係なく楽しみに来てるでしょ。俺らもそれを信頼してるから」
というような下岡のいきなりのMCにどよめきと歓声が湧き起こる。
ナツフィッシュでポロッと言っていた「全曲新曲のフェス」はここだったか!ライブへの期待感が、さらにさらに高まる。
1曲目はダンスホール
メインボーカル2人が交互にボーカルを取って、さらに弾むビートを叩き出すドラムが合わさって、バンドが一丸となって「ダンスホール」へ強引に連れ去るようなポップチューン。
いきなりの大きな盛り上がりのあとに、いきなり手で音頭を取りながら恐ろしい言葉を連呼し始める佐々木、いわく、
「むりょく!むりょく!むりょく!むりょく!」
観客半分合わせて拍手、半分唖然。の状態のなか、演奏が始まる。当然、これも新曲無力のマーチ~僕らに愛を~。メインボーカルは音頭を取っていなかった下岡だった。超がつくほど覚えやすい童謡的なメロディに乗せて「無力~無力~♪」と歌われるシニカルなロックチューン。
「ROCK IS HARMONY」では、全体的にポップ化したなかで、特に言葉の棘が和らいだ気がしていたけど、これはなかなか強烈だった。
続いてはナツフィッシュでも披露されたマイ・ジェネレーション
「未来は白紙で!僕らは自由だ!」
という後半の叫びが印象的なまっすぐなポップチューンでぐいぐいギアを上げていく。
さらにはFackson Jive。軽やかなリズムが心地よすぎるダンスチューンで、熱を上げていく会場。抜群の演奏と、心地いい歌声とメロディがあれば、耳なじみのない楽曲だろうが、どこまでも楽しめる。フェスという場だから、ということもあるかもしれないけれど、もう天井知らずの盛り上がりだった。
ここで下岡の語りが始まった。Sayonara 90’s前の恒例の語りだ。なれてきたのかよりまとまりを見せながら、しかしより彼独自の中小的な世界への視点の説明になっていて、正直もう理解をはずれた言葉になっていた。
そしてSayonara 90’sへ。噛みしめるようなゆったりとしたメロディのうえを、突き詰めた思考のあとが見える重い言葉が歌われ、サビでそれがふわりと浮かび上がるような感じがする。軽やかにポップなのに、これまででもっともディープサイドの下岡曲だろう。
ここで新曲のみというぶっ飛んだ趣向のライブは全て終了、っぽい雰囲気を見せていたのだけど、最後のアウトロを弾き終えた下岡が袖のスタッフとなにやら会話をし、マイクの前に戻ってくる。
「これで終わろうかと思ったけど、時間まだ少しあるみたいだから、Helloやっていい?」
当然フロアからは歓声が湧き上がって、Helloが鳴らされる。波打つフロア、掲げられる腕。最後の最後で逆に嬉しいサプライズにぐしゃぐしゃな盛り上がりを見せてライブは終了。

最後にはHelloをやったものの、ほぼ全て新曲で貫くその心意気にまずは敬意を表したい。そして、それができるだけのほんとに聴覚にがつんと訴える力のある音楽なんだ、というバンドの自負が見えて嬉しかった。
新曲群もどの曲もそれぞれに魅力があって、特に初めて聴いた無力のマーチには驚いた。確実にさらに幅を広げてる。
ただ、個人的にはSayonara 90’s前の語りに顕著だったけれど、下岡がちょっと全開すぎた気がする。いや、全開はいいのだけど、ちょっと脳内そのまんますぎて伝わらないものになってしまっていたのが気になった。もっと精査してステージからミュージシャンが不特定多数に投げかけて受け止められる言葉に変換して発することができると思う。
非常に慎重に聴き手との距離を測ってきた下岡が徐々に徐々にここまで全開になってきたのだから、ここからの微調整はそんなに難しいことじゃないだろうし、それができたときまた凄いことになる気がする。楽しみだ。

ここで急いでGRASS STAGEへ移動。
タイムテーブル的にアナログを全部観てしまっては、どうしても次のアクトの最初には間に合わないわけだけど、それでもやっぱり急いでしまう。

18時前くらい、ASIAN KUNG-FU GENERATION
GRASSのエリアに入ったあたりでリライトのイントロが聴こえてきて一気にテンションが上がる。同時に怒号のような歓声も聴こえてきて、やっぱり熱く支持されているバンドなんだと実感する。
ぐるりとステージが見える位置にまわってスタンディングエリアに入っていくと続いてはループ&ループ。ぶっといギターリフとグルーヴたっぷりのメロディーが魔法がかったような力で気持ちを高揚させるロックチューン。いきなりの代表曲連発という出し惜しみなさ、フェスのメインステージという場の意味をよく分かっている。
「最近、俺の髪型がまわりに不評なんで、(会場笑) 今日のために美容院に行ってきました」
会場戸惑笑。正直言って「それでそれって・・・」という雰囲気が会場中に蔓延していた感は否めない。ゴッチ・・・。
続いては夏の日、残像。イントロから大きな歓声が上がる。つんざくギターと柔らかいメロディが溶け合った不思議な感触の名曲。
さらにはセンスレス。問答無用の最強ライブチューン。どこまでも飛翔するような曲構成が凄まじい。
大きな盛り上がりのなか、間髪いれずアンダースタンド!もうほんと、こんなセットリストありえない、というくらいの名曲連発に嬉しくなる。
そしてセッション的な音だしかと思ったら鵠沼サーフ。ルーズでグルーヴィーな雰囲気がかっこいいロックチューン。演奏の妙で聴かせる部分ばかりの曲なのだけど、こんな大会場でがっちりとそれができていた。
「今の曲知らなかったでしょ」
と一息ついて後藤が言う。確かにこの雑多な大観衆の中ではこれまで披露した曲の中で一番認知度が低いかもしれない。
「知らない曲だっていいんだよ。楽しんじゃえば。俺もよくフェスとかいくんだけど、知ってるとか知らないとか関係ないんだよね」
この辺の真っ当な音楽ファン感覚をいちいちレクチャーするように話すところが、後藤正史の正しさであり、このバンドの在りようなんだろう。
「次の曲は、みんな知らないと思う。・・・なぜなら新曲だから」
といって、新曲へ。太いリズムと強いメロディも持ったポップチューン、バンドの現在の充実っぷりが感じられる曲だった。
そしてイントロでここまで一気に熱が上がる曲はなかなかないだろうフラッシュバック!!一気に会場の熱を最高沸点まで持っていく。凄い凄い。
さらには遥か彼方!そしてラストは君という花!!もうとんでもない盛り上がりでライブは熱狂の中、終了。

このバンドがこれまで実らせてきた果実の充実っぷりをこれでもかと見せ付けられたようなライブだった。
ただ、その中に一応最新シングルである「或る街の群青」や一応最新オリジナルアルバム「ファンクラブ」からの曲が少なかったことがちょっと気になったところ。バンド側の心情にどんなものがあったかちょっとだけ気になる。
あと、ここ3,4年で現われたバンドがここまで堂々とメインステージのアクトをこなしている様子に、シーンの移り変わりを感じたりも。

ここで怒涛のライブラッシュを終え、ようやく一息つき、食事タイム。
みなと屋のハム焼きの列に並んだり、いろいろしているあいだに今日の大トリのライブがスタートしてしまっていた。

7時過ぎ、BUMP OF CHICKEN
食事を終え、ようやく落ち着いてGRASS最後方で観始めたときにはライブは中盤、プラネタリウムが演奏されていた。すでに陽も沈み、ステージのライティングが眩しいなか、あの藤原くんの独特な歌声が優しく耳に届く。
こんなフェスの大トリは初めてじゃないだろうか。シンと静まりかえって、誰もがステージから紡ぎだされる音楽に言葉に神経を集中させているような雰囲気。
僕はこのバンドのそんなに熱心なリスナーではないけれど、この場で放たれる藤原くんの言葉の一つ一つがいちいち心に突き刺さっていった。やっぱり彼は詩人だなー。
特に煽ることもなく、丹念にしっかりと1曲1曲が演奏されていく。天体観測ガラスのブルース、そしてsupernovaといった本編ラストの畳み掛ける各時期のこのバンドの珠玉の名曲群は凄かった。
アンコールの1曲目は、ダイヤモンド。個人的にこのバンドとの出会いの曲であるこの曲が聴けて嬉しかった。
フェス的な享楽の大トリとは全く違う静かに深く心に響くようなライブのあと、上がった花火はまた新鮮で綺麗だった。

というような感じで2日目が終了。
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by kngordinaries | 2007-09-04 23:55 | ライブ