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ROCK IN JAPAN FES.2007 3日目 その2
15時20分ごろ、TRICERATOPS
PUFFYのときは陽射しが雲に隠れ気味だったけれど、いきなり暑い!昼過ぎの直射日光に焦げるステージにトライセラの3人が登場!
音を確かめるようにまずはブルージーなセッションで会場の熱を上げていく。渋みのあるサウンドだけれど、そのグルーヴ、そのドライブ感はとても攻撃的なパワーに満ちている。
そして鳴らされた1曲目はRock Music!!フェスという場にこんなに似合うロックチューンもないだろう。渋いギターリフとクールなサウンドが熱いLAKEのボルテージを上げていく。
さらに2曲目はなんとRaspberry!今年デビュー10年目の彼らのデビューシングルにして普遍の名曲。イントロのギターリフだけでどこまで高揚させるマジカルな名曲中の名曲。この2曲、ライブ冒頭として最強だと思う。
ここで、軽い挨拶を挟んで今のところの最新シングルにして、バンドの到達点的大名曲僕らの一歩へ。何気ない日常のひとコマ、一言を題材に、あくまでカジュアルに生きるということ、他者と寄り添うことの本質や大切さなど大きなテーマをど真ん中から描ききるこのバンドの真骨頂。じんわりと胸に染み込んでいく優しいミディアムチューン。
さらに後半は、WARPトランスフォーマーと最近の代表曲にして高性能なライブチューンを連発して、グイグイとさらに会場の熱気を底上げしていき、ラストはロケットに乗ってでダメ押し。
もう圧巻のライブだった。というか、このバンド、フェスが似合いすぎる。誰も置いてかないポップさと純粋に楽しめる演奏の確かさと豊かさ。RIP SLYMEとかスカパラとかドーパンとか、もう音が流れたら理屈ぬきで楽しくなってしまう鉄板アクトたちに全然ひけをとらないと思う。
つまり今後もどんどんフェスに出てほしい!ってことが言いたいわけですが。

16時30分、フジファブリック
この辺からとても天候が怪しくなるなか、1曲目はいきなり!間奏での志村の「イエー!」の雄たけびから一気にヒートアップ。さらにTAIFUに繋げてくるあたりが心憎い。というかまだまだ若手バンドの分類だろうに、貫禄すら感じる堂々としたパフォーマンスが素晴らしい。
「さっき聞いたんすけど、水戸の方は豪雨、らしいですね。(観客驚) ま、フジファブリックが終わってから雨降りゃいいかなと思って。・・・嘘、嘘」
といった志村の相変わらず飄々としたMCがおもしろい。
続いてはいつのまにやら金澤くんがトランペットを用意しており、その音を合図にこの時点の最新シングルSufer Kingへ。彼らお得意の変態的ダンスチューンをおかしな方向にこねくり回したような異形の爆裂ナンバー。音的な広がりと中盤のトリッキーな展開等、音楽的に素晴らしく面白いだけでなく、歌詞と志村の歌唱というかシャウトがまた凄いという、とにかく恐ろしい1曲。
さらには陽炎、と完全フェス仕様の出し惜しみない展開が嬉しすぎる。
そして披露されたこの時点でまだ未発表の新曲パッション・フルーツがまた凄かった。浮遊感のあるディスコティックなリズムに乗って、アイドル歌謡のようなメロディでふわふわと歌い上げる志村の歌唱がなんだかいけない世界の匂いを醸し出す、劇薬ドリーミーポップス。
もうロックバンドとかいう枠も越えて面白い音を出す先鋭的なポップス集団みたいになってきてる。
後半は劇薬的ダンスチューン、ダンス2000銀河、というこれまた完璧なフェス仕様でガツンと盛り上げてくれた。しばらく新譜リリースが止っていたバンドとは思えない、異様で怒涛な現在進行形の勢いを感じるライブだった。次の新作が楽しみだ。

LAKEの素敵ライブ3連発を終え、ここで微妙な天候を気にしつつ、GRASSへ向かう。
いよいよ、この楽園もラストが近づく。

17時40分、RIP SLYME
FUMIYAがステージに上がり、モニターに映像が流れる中、流れ出したトラックはなんと楽園ベイベー!!うわわわ。最高すぎる。説明不要な圧倒的パーティーチューン。ステージを縦横にかけながらフロウする4MCがかっこよすぎ。
さらに2曲目はブロウ!!これまた最高!ポップ・ミュージックの至宝!浮遊感と疾走感が自由自在な無限の広がりを魅せるトラックが素晴らしすぎる。もうGRASS全体が揺れているような錯覚が起こるような熱狂っぷり。
さらにはGALAXY!・・・まーほんと、圧倒的というか、別格というか、ここまでフェスが似合う音楽が他にあるのか、と思ってしまう素晴らしいパーティー空間。
さらにはUNDER THE SUNとまだまだヒートアップしていきそうな雰囲気のなか、残念ながらそろそろLAKEへ向かう時間となり、GRASSをあとに。

18時50分、RADWIMPS
びっしりとシートゾーンまで人がびっしり埋まったLAKEステージ。昨年末にリリースされた新作で一気にロックシーンのトップに躍り出たこのバンドのライブに対する期待感で一種異様な雰囲気に包まれるなか、RADWIMPS登場!
1曲目はます。。このバンドらしい新感覚なんだけどいきなり耳に馴染むギターリフで突っ走る爆発ロックチューン。スタンディングゾーンはもうぐっちゃぐちゃに歓喜が爆発し、人の波がうねりにうねって大変なことに。
さらにはギミギミック。これが聴きたかった!と思わず感涙にむせびそうになる最強ポップ炸裂!音遊びと言葉遊びと焦燥感と魂の叫びが溢れ出すエモーショナルなアップチューン。
新世代のバンドが登場するときはいつも、既存の音楽とはどこかが決定的に違う新しい価値観を持って現われる。RADはその新しい部分が多すぎてほんとに細かな要素からいちいち画期的だ。その作品を必死にライブと言う場に現出させようとしている姿が感動的だった。
イーディーピー~飛んで火に入る夏の君~遠恋25コ目の染色体、等々、新旧織り交ぜ矢つぎばやに披露される名曲たち。
ステージに合わせて全パートを合唱する人や、祈るようにステージを見つめる人、そしてどの曲にも熱くエネルギーを発散させる人、観客の熱量が本当にハンパじゃない。多くの想いと願いが託されたバンドなのだということがよく分かった。
本編ラストは野田イズム大爆発のレゲエチックな名曲いいんですか?で終了。
そのあとはアンコールに答えて味噌汁’Sの登場。あ、味噌汁’Sとは鼻眼鏡をかけたいでたちの、彼らの変名バンドらしい集団のことらしいです。これ、定番なのかな。
「味噌汁’Sです!僕たちが本当のトリです!」
という宣言でジェニファー山田さんを披露して去っていった。この辺のユーモアの感覚はまだまだこれからゆっくり理解していくとしよう・・・。
そして当然おさまらないオーディエンスのアンコールで再びメンバーがステージに登場し、ヒキコモリロリンを披露。
「ありがとう。こんなに純粋に『今死んでもいいな』と思うことはなかなかないよ。でも生きてたいと思うし……生きてて、一回でもこんな気持ちになれたらいいな、っていう気持ちに、今なっていると思います」
と野田くん語る。この辺の雰囲気はどこかバンプ藤原君とも通じる精神性を感じる。現代の吟遊詩人。
ラストは有心論。このバンドの表現のステージを一気に引き上げた画期的な名曲。ドラマティックにうねり変化する曲展開、一筆書きのような勢いで疾走する感情の洪水がめくるめくジェットコースター感を産み、曲が終わり一つの結論が提示されたときに感じる圧倒的カタルシス。ロック史に残る大名曲だったりするんじゃなかろうか。

といった感じで3日間の楽園もここで最後のアクトが終了。

今年は例年に比べれば過ごしやすく、快適に3日間過ごせました。
音楽に包まれたこの空間はやっぱり特別で、素晴らしかった。
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by kngordinaries | 2007-09-20 01:03 | ライブ
ROCK IN JAPAN FES.2006 2日目 
1日目よりさらに暑く感じる陽射しに、うわーと思いつつ、9時20分ごろ会場に到着。

ライブ開始までとても余裕があったので、GRASSのアーティストグッズ売り場でOTグッズの長蛇の列に並ぶ。直前まで悩みつつタオルセット、'MANY'Tシャツ、それとなぜかその場の勢いでOTプラグキーチェーンも購入。
さらにSTANの売り場を探す。髭ちゃんとlostageといっしょくたの売り場ながら列が非常に短い。黒のSTAN Tシャツを購入。

そうこうしている間にいつの間にか開演時間が迫ってきていたので、急いでレイクへ移動。
シーサイドトレインの混雑もあって、前説は当然のこと、ライブ開始にも惜しくも間に合わなかった。早足でレイクに向かうと聴こえてくるSunny Morning。この夏空の下にぴったりの1曲目に嬉しくなる。

10時33分、フジファブリック
スタンディングゾーンはびっしりと人で埋まっていたため、シートゾーンの通路で立ち見している人だかりのうしろついて観ることに。朝一からこの人の入り具合は凄い。
TAIFUダンス2000と最高のダンスチューンで一気に熱が上がる。ものすごい独特で奇妙な味わいのあるバンドなのに、そのなかでも徳濃な曲がフェスという場でこんなにも機能しているところが、ほんとに凄いと思う。
「いやー、えー、お、おはようございます。フジファブリックです」
と金澤をチラチラ見ながらの志村。
「この男は、前に昼に出た時に『こんばんは』って言いました。今日はちゃんと言えましたね」
と金澤。
もともと得体の知れないバンドだったけれど、2ndアルバムを経過して、さらに得体の知れないバンドになっていってる彼らの今後がほんとに楽しみで仕方ない。
続いてはロマネ。イントロから曲を通してつらぬかれるギターリフも耳にこびりついてしまった。中盤のメロディーラインが心地いい。
「フジファブリックが朝からライブすることってまずないんで、今日は4時起きで来ました。いつもならそろそろ寝ようかと思う時間なんですけどね」
と志村。
後半を聴きつつも次のアクトに向けて時計を気にする。本当は開始10分前には移動しておきたかったけれど、とてもいいセットリストと演奏・歌に5分前まで延長。しかし銀河終わりでさすがにもう限界だ、と抜け出しWING TENTに向かう背中にのイントロが。虹、聴きたかった。
去年もアナログフィッシュに備えてフジファブリックは途中までだったことをちょっと思い出した。

今年からの新ステージWING TENTを初めて見る。名古屋で言うと大きさはダイアモンドホールくらいだろうか。ステージはSOUND OF FORESTよりも小さく、屋根もあるのでライブハウスっぽい雰囲気。
5分前に到着したところ、全体で100人いただろうか。最前のスペースも前から3列程度の埋まり具合。
とはいえ、前方の盛り上がりは凄い。そわそわと落ち着きがない感じ。ドカーンとした広がりはないけれど、ハマッたらどこまでも熱が上昇していくこのバンドらしい。

11時10分、STAN
STANの3人が軽い足取りでステージに登場。
「いらっしゃいませー」
という少々観客をからかうような軽いトーンのKYGの挨拶に熱い歓声が答える。
1曲目はSTAN’S HOUSE。最初から爆裂する蠢くようなサウンド。圧倒的な衝動と熱に、呆然としてしまいそうなところを踏ん張って音に乗っていく。STANの音楽に向き合うのには時として体力が必要だ。
さらにULTRAMAGNETICSTANS。曲頭の隙間たっぷりのアンサンブルが抜群に心地よく決まり、このフリーキーな自己紹介ソングで一気にフロアの熱を上げていく。
曲が終わり、大歓声が沸き起こる中、
「お前ら、ほんとにみんなSTANのCD買ってるのかよ」
と言い放つKYG。
「これだけ買ってたら俺らの生活ももっとよくなってるはずなんだけどなー。次はJAPANISTANという曲をやりまーす」
と言って、JAPANISTAN。今の時代・状況への底なしの恐怖と毒と提言がギュッと詰まったメッセージソング。ヒリヒリするようなサウンドとその切実な想いが胸を焦がす。過剰な演出のないまっさらな気持ちの表現であるからこそ、伝わる平熱で重い感情。
ここでDolphin Dance。圧倒的なサウンドの洪水から流麗なメロディで魅了するポップチューンへ。
そういえばワイヤレスのベースを操る今西は、くるくると舞い、ステージから消えるほどに左右にステップしていき、時には49のドラムセットの後ろを一周していた。どこまでも自由に音に乗りまくっていて、楽しそうだ。
さらにCDには収録されていないポップチューンを披露。とても優しいサウンドとそれに乗せたナイーブで穏やかな歌詞はSTANの新たな一面が見えたようで、鳥肌が立つほど素晴らしかった。
といってもこの繊細なポップはこれまでのSTANの楽曲にも内包されていた世界だと思う。僕は一人の青年が世界で日常で起こるさまざまなことに対して感じる悲喜こもごもの感情、その全てを、あまりにもリアルに抉り出す装置がロックなのだと思っていて、そしてそれと完全にイコールで結ばれているのがSTANだと思っているわけだけど、彼らがその感じた感情を今の時点で全方位表現し切れているわけではないとも思っていた。これから発表する音源で、まだ見ぬいろんな世界が飛び出す予感がしていたから、このバンドにずっとわくわくしていたし、これまでの楽曲からもこの繊細でポップな方向性は、十分感じられていた。
幾多のバンドの中でも、その装置の高性能っぷり、同時代性と肌身に感じるリアルが群を抜いた表現者がSTANだと思っている。メジャー感溢れる60年代のロックと00年代のヒップホップを通過したサウンドもそれを感じさせる素晴らしい武器だと思う。少々お金に苦労してるっぽい東京でのいち生活者としての立ち位置も含めて、その構成要素の完璧さをいったらキリがない。
さらにグルーヴィーでポップな必殺のアンセムTHE SONGを披露し、最後はI knowという名の新曲(自分調べによる未確認情報)。音楽のジャンルなんて関係ない、という言葉も登場する、STANの冷静な批評性が炸裂した曲だったと思う。メロをほとんど廃した言葉とトラックのノリ重視の攻撃的なロックチューン。曲中で何度も変わる複雑なリズムも驚くほど正確に刻まれていた。しびれた。
素晴らしくいろんなことに想いを巡らせられたような、とにかく躍動するサウンドに夢中でアガリ続けたような、もの凄い爆風が一瞬目の前を通りすぎただけのような、圧倒的で濃い30分のライブはここで終了。
秋に出るという3rdアルバムが楽しみで、楽しみで仕方がない。

GRASS STAGEへと向かって、真心ブラザーズを聴きながら昼食の冷やし梅茶漬けに舌鼓を打つ。拝啓、ジョンレノン空に舞い上がれといった曲たちや「真心として初のGRASSだぜー」と叫ぶYO-KINGの声を聴きながらの休憩はぜいたくだ。
どか~んとか、「俺の作った曲だぜー」と紹介するYO-KING。
休憩もそこそこに続くACIDMANを観るために灼熱の陽射しのなか、スタンディングゾーンへ移動。


続きはまた近々。
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by kngordinaries | 2006-08-13 15:20 | ライブ
フジファブリック KANAZAWA DAISUKE AID 名古屋ダイアモンドホール
去年の11月の浜松でのワンマンライブ以来、8ヶ月ぶり2度目ののフジファブリックのワンマンライブ。

その間にドラムの脱退や日比谷野音ライブを経て、クリップ集の発売はありながら音源のリリースはなし、という状態のこのバンドが今どんなライブを見せてくれるのか、とても興味があった。

遅い番号なので開場20分後に会場へ向かうと、すでにほぼ入場が終わっていた。
ダイアモンドホール、いつからこんなに入場がスムーズになったんだ、と思ったらドリンクチケットの引換えがなかった。その辺の関係かな。

会場に入るとぎっしり人で埋め尽くされている。
ほぼソールドアウトと言っていいくらいの人の入り具合だ。このバンドは存在が独特すぎて類似するバンドがいないのだけど、ざっくりメジャーで2nd出したくらいの他のバンドと比べても順調すぎる成功をおさめていると思う。

一応段差下のフロアの真ん中の一番後方に位置取り開演を待つ。
開演前のBGMはFLAMING LIPSとか結構メジャーどころの洋楽ロックが大音量で鳴っていて楽しい。

そして定刻、ライブが始まった。



※この先、公演中のライブ内容についてネタバレがあります。ご注意ください。

※曲順等、かなり自信がありません。

Ah~ha?!
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by kngordinaries | 2006-07-03 03:59 | ライブ
フジファブリック MONONOKE JACARANDA TOUR 浜松FORCE
まさか地元浜松でフジファブリックのワンマンライブが観られるとは思いもしなかった。

まずそうポンポンとロックバンドがツアーに来る場所ではない。最近はくるりとか本数多めにツアーを行うバンドは来てくれるようになってきているようだけど。まずライブをしてくれることが奇跡。

そして、その奇跡のチケット発売日に、僕は寝坊した。これはアホすぎる。せっかくライブがあってもチケットがないのでは意味がない。発売開始から15分後に起きてすぐ電話をかけたもののSOLD OUT。

しかし、自業自得の悲しみの中にいるところに差し伸べられた救いの光。
ここにチケットが取れなかったことを恨みがましく書いていたのを見かけてくれてしかもそのライブの余りチケットを持っている、というこれまた天文学的に確率の低い奇跡のお方が現れメールをいただきました。
かくしてチケットは我が手中に。奇跡。

mikiさんありがとうございます!

というわけで地元浜松まで納車したての愛車で高速を飛ばして行ってきました。


※ここから現在ツアー中の公演についてネタバレがいろいろとあります。セットリストも自信ないながらもありますのでご注意ください。

遠く彼方へ 鳴らしてみたい 響け!
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by kngordinaries | 2005-11-20 23:25 | ライブ
ROCK IN JAPAN FES.2005 2日目
今日も渋滞もなくサクッと会場駐車場に到着。道中、増設された料金所を利用させてもらった。おじさんご苦労さまです。
陽射しは相変わらず強い。昨日の日焼けあとにあたってひりひりする。

9時10分ごろ、会場入りしてまずはLAKEとFORESTの間くらいの木陰にシートを置く。早くも水分補給を行いつつ、LAKE&FORESTの出演者グッズ売り場へ。the band apartの行列が飛びぬけて長い。
いろいろ見てまわり、結局GOING UNDER GROUNDのネイビーにピンクのバンド名ロゴが入ったリストバンドを購入。これ、買ってから気付いたけど長い。普通のリストバンドの2倍も手首を覆ってしまうためなんか暑苦しい。GOINGライブのあいだだけは我慢して付けておくこととする。

時間があまり放題だったのでシートに戻って横になる。ここはGRASSの後方の休憩スペースより風のとおりがよくて、体感温度も涼しめ。今日の充実のアクトに備えてひと休みひと休み。
ちなみにこの日は前日に買ったオフィシャルTとオフィシャルタオルにジーンズ、足元は民生スニーカーで参戦。

開演20分前くらいにLAKE STAGEへ。
すでにそこそこ人が集まっている中、スタンディングゾーンのナカザよりで待つ。普通に丈さんがドラムのサウンドチェックしてました。
開演直前にはROCKIN’ON JAPAN編集長の古河晋さんのあいさつ。思ってたよりかなり若い。ライターの人たちって言葉を仕事にしてるだけあって、言葉の選定や押さえどころがきっちりしてるからとても伝わりやすい。ただ兵庫さんのあいさつを期待していたので、ちょっと残念。FORESTでやってたのかな。

10時40分、GOING UNDER GROUND
1曲目はいきなりトワイライト!!ずるい。あまりに最高の選曲に沸き起こる大歓声。そして歌詞の半分近くを観客に歌わせる松本素生、この曲だからこそ、このバンドだからこそのライブ空間が広がる。飛び上がって大きな声で歌いながら泣きそうになる、こんなライブ、GOINGにしかできない。
さらに2曲目はなんとハートビート!!あいたたた。こんなセットありなのか、と思いつつ大合唱。掲げられるピースサイン。さらにさらに蒼い衝動が疾走するグラフィティーでさらに熱気は上昇。
ここでMC。
「昨日もここに遊びに来て・・・一口あわびを食べました」(観客拍手)
「昨日もここに遊びに来て・・・ハムを食べました。・・・まわりから共食いと言われました」(観客笑)
さらに歌い出しから観客まかせでまたまた大合唱のダイアリー。みんながみんなついていけるのが素晴らしい。さらにアゲハでは丈さんの美声も炸裂して心地いい波が広がっていた。
センチメント・エキスプレスに続いてのナカザタイムはショート・バケイション。最近あまり演奏されてなかったけれど、去年もおととしもこのフェスでは最高の盛り上がりをみせていたこの曲。さすがに前半がアゲアゲだったためか、例年よりはゆとりのある盛り上がりで、このあとのことを考えるととても助かる。
ラストは早くもこのバンドの新たなアンセムとなったSTAND BY ME。切実な思いと痛みを抱えながら、変わっていく季節と自分を肯定し、前に進む決意。どこまでも誠実な思いを抱えたままでこのバンドが進んでいることを実感する1曲だった。
サンキューも東京もTENDERもなく、前のワンマンツアーとはまったく違うフェス仕様のライブだったけれど、これも最高だった。
ただ、おととしのトワイライトとハートビート、去年のサンキューのように産まれたての新曲、きらりもしくはトゥモロウズ ソングを披露してくれると思っていたので、そこだけがちょっと残念。

ライブ終了後、一度シートまで戻って軽く休憩。
すぐに戻って一通りスタンディングゾーンが埋まったところでその一番後ろに陣取ることに。
去年のCOUNTDOWN JAPANで観て以来、ずっとライブで観たかったバンドではあるものの、FORESTの次のバンドはどうしても譲れないので20分程度で立ち去らねばならなかったので。

11時50分、フジファブリック
音出しから異常にかっこいい、と思っていると軽やかなキーボードのイントロからがスタート。軽やかで爽やかな曲調がすっと体をリズムに乗せていく。サビの開放感が暑い野外に気持ちよく響いていく。
そして最強ダンスチューンTAIFU!「飛び出せレディーゴーで 踊ろうぜ だまらっしゃい」!これが聴きたかった。これで踊りたかった。さらにはダンス2000ってもう最高。
もちろん演奏はバッキバキに切れ味鋭く、リズムは獰猛。そしてなんといってもキーボード!流麗でレトロで下世話でグルーヴィー。泣ける。それに乗っかる志村の歌声もからりとしていてまっすぐなのにひねててかっこいい。
思い出した。この野生的なグルーブを生で観た瞬間からこのバンドの見方が変わったことを。叙情性やメロディーの美しさだけではこのバンドは絶対に語れない。
MCではステージ裏での話を
「さっきステージ裏で座り込んでるGOINGの松本くんとすれ違いまして。なんか真っ赤な顔して、ゆでだこみたいな。かなり暑いよ、気をつけてって言ってました」
話もおもしろいけど、このひょうひょうとした語り口が好印象。
そして披露された新曲がもう凄かった。銀河のさらに先を行くようなスケール感があって、思いっきり演奏力が試されるようなテクニカルな面もあるハードなロックだった。
しかし残念ながらここで時間切れ。FORESTで最高の3ピースの音を4ヶ月ぶりに聴くためLAKEをあとに。名残惜しいけど。

FORESTには開始予定の20分前に到着した。このバンドは絶対前線で観たかったし、昨年のCOUNTDOWN JAPANで関東だとめちゃくちゃ集客力があることを目の当たりにしていたので余裕を持ってのこの移動。
だがしかし、SOUND OF FORESTは我が目を疑うほどにガランとしていた。ステージ前に張りついているのはおよそ30人、ひいき目にみても50はいない。あとは木陰で休む人がちらほらいるだけだ。悔しいような嬉しいような寂しいようなおもしろいようななんだか複雑な感情を涼風がさらっていった。名古屋ワンマンより少ないって。
しかも音合わせを本人たちがやっていた。下岡はいつものニットではなくフェスや山登り等でよく使われるかたちのハットをかぶっていてちょっと新鮮。
とりあえずは木陰で待つことにした。これならフジファブリック最後まで観てもよかったよな、と思いながら。

12時30分、アナログフィッシュ
一度ステージ裏に下がった3人が再び登場!下岡はいつものニット帽にかぶり替えていた。ステージ衣装だったんだ・・・。さすがにこの時点ではそれなりに観客も集っていた。
音を確かめながらの軽いセッションがもう気持ちいい。そして簡単な挨拶をして1曲目はスピード!爆発的に疾走するグルーブと佐々木のシャウトが空気を突き破っていく。どんどん視界が晴れていくようなすがすがしさ。
さらに息つく暇なく下岡が叫ぶ。
「ハロ―――――――――――!!」
Hello、切り裂くギター音にベースが重なりしなやかなにドライブする。飛び跳ねる観客。数は少なくても熱量ははんぱない。
さらに
「ドゥー ユウ スティル ニード ビージーエム?」
とさらに勢い止らずBGMが鳴らされる。爽快なギターリフが鳴り響けば完全に世界は自由になる。「B!G!M!」で掲げられる拳がその証明だ。ステージも客席も笑顔に溢れていた。
FORESTは下が芝と砂地のため怒涛のキラーチューン連発の直後は砂煙が凄かった。
「暑いですね。・・・気をつけて」
凄い簡潔な説明足らなすぎな斎藤のMCから、まだ未発表の新曲僕ったら
穏やかでふわっとした空気感の佐々木曲。
そして佐々木MC。
「初めてのフルアルバムが出ます。9月21日に。タイトルは?」
KISS!!
間髪入れず大きな声で返す下岡。その間のよさと嬉しいニュースに大拍手。
「あなたが住む町はどんな感じですか。僕の住む町はこんな感じです。Town
前回のワンマンで聴いたときも強く印象に残っていたけれど、この浮遊感のあるポップソングの即効性は凄い。2人のボーカルが互い違いに繰り返すコーラスが作り出す柔らかく心地いい世界に引き込まれてしまった。圧巻だった。
ここでライブ終了。全5曲、充実していたもののやっぱり物足りなさが残る。また早いうちにライブが観たくて仕方がなくなった。

短時間に3組も最高のライブを観てしまいここでさすがに休憩タイム。
シートを置いたすぐ前がみなと屋だったのでそこでカツ皿定食を食する。そして寝る。風が気持ちいい。FORESTからSalyuの伸びやかな歌声が聴こえてくる。とても穏やかで安らぐひとときだった。
すいかも食して、汗拭きシートやら日焼け止めやらして一気にリフレッシュ。
初ウルフルズに胸を高鳴らせながらGRASSへ向け出発。
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by kngordinaries | 2005-08-12 01:33 | ライブ
フジファブリック
なんだか、とても安心できるサウンドだ。

ついさきほど、フジファブリックの1stアルバム「フジファブリック」を聴き終えた。で、いましがた2回目を聴き終えた。いまは一緒にレンタルしてきたKREVA「ファンキーグラマラスfeat.Mummy-D」を聴いているけれど、問題なし。フジファブ、マジでハンパない!

COUNT DOWN JAPAN 0405でライブを観る前からずーっと気になっていたし、シングルはちょこちょこ聴いていて、いいバンドだとは思っていた。でも、好きなバンドは他にたくさんいるし、何かきっかけがないとなかなかね・・、と思っていたところでCDJのライブを観た。いい。強引にのせていく凶暴なリズムにされるがままにのっているのがとてもここちよかった。

それ以降、気になって気になって、今日ついにアルバムを聴いてしまった。
やっぱり独特な曲調。和の雰囲気もある。鍵盤が強く主張している曲が多くて、それがまたちょいレトロながら気持ちがいいグルーブを生み出している。
そして言葉。歌い方も独特の美意識と響きを持っていていい味なんだけど、歌詞がいい。特にどこがというわけでもないけれど、音符へのっける言葉の選定がうまい。当然、いわゆる歌詞の常套句なんて全然でてこなくて、スーパーオリジナルな表現。

カラッとした切ないミディアムテンポから踊れるものまでいろんな曲調があることはライブで知ったけれど、「追ってけ 追ってけ」や「TOKYO MIDNIGHT」のような気持ちの悪いヘビーな世界観もあるというのが凄くいいと思った。「TAIFU」「打ち上げ花火」といった曲はライブで1回聴いただけなのにかなり覚えてしまっていたみたいで、そういうすっと耳になじむところもいい感じ。

スローな曲はくるりっぽい感じがあったり、尊敬しているという民生の影響もなくはない感じだけど、なかなか新鮮で今後が楽しみなバンドだ。新曲「銀河」、期待してます。

にしても「追ってけ 追ってけ」の気持ちわるーい感じは凄いな。「TAIFU」「陽炎」もかなりお気に入り。

「追ってけ追ってけ追ってけよ ほら手と手 手と手」

「飛び出せレディーゴーで 踊ろうぜ だまらっしゃい」
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by kngordinaries | 2005-01-15 23:36 | 音楽
COUNT DOWN JAPAN 0405 レポート 29日その2
16時30分ごろ、民生ライブの興奮冷めやらず、やたらにはしゃぐ自分。
意味をなさない記事を投稿してしまったりしつつ、TRICERA待ちでフロントスペースに居残る。後ろ目に陣取ったものの前が埋まりきる様子がないためじりじり前へ。GOINGも民生もそうだったけど、ほんとにかなり近くで観れて申し訳ない気分。ただこの位置にいるということは当然、激しく体力を消耗するわけで、あとで痛い目に遭う。この時点でも足がだるかったけれどまだまだ序の口だった。

16時50分ごろ、TRICERATOPS
リラックスした様子で手を振りながら3人が登場!ゆったりと音を確かめたと思ったら、いきなりノイジーなギター炸裂でロケットに乗って。そして新曲jewel、彼らの曲はいつも王道感にあふれていてこの曲も、新しい曲なのに観客は戸惑いゼロでノリまくる。
フェス会場でいつも思うのは、これだけ多くのロックファンが確かにいるのだということだ。ぶっちゃけシングル「jewel」の売上枚数はここで楽しそうに踊っている人数の3,4割にしか値しないはずだ。もちろん買った人が全員来ているわけはなくて、みんなレンタルしたりスカパーなどでPVを録画して擦り切れるまで観たりしているのだろう。そうじゃなければこんな熱気はありえない。jewelを例に出したけど、他の幾多のアクトでもそれは感じた。みんなロックが好きで音楽が好きで、時間やお金をなんとかしてここに来て、楽しんでいる。
Feverの4つ打ちのビートがさらに観客を上げていく。
ifはしっとりとしたアレンジでじっくり聴かせる。
MCが意外なくらいさらっと終わり曲にいくかと思いきや「あっ、忘れてた」と和田唱。
「俺たちTRICERATOPSです。知らない人もいるだろうし。俺いつもこういうこというの忘れちゃうんだよな。トライセラトップスです。よろしく!トライセラとトップスは、あの、ワンワードね。離しちゃいけないんだよ。トライセラトップス、だから」
む、これから略して読んじゃいけないのでしょうか。
そんなMCのあと始まったのはオレンジライター。そう、jewel Tourのあの怒涛のソロ&インプロビゼーションが大炸裂。それぞれのプレイヤーとしての凄さがよく分かる。インプロ後半、どんどん疾走感が増していき圧倒されていた観客がどんどん乗せられていく様が圧巻だった。そしてそのままの流れで熱いコール&レスポンスからROCK MUSICになだれ込む。しかも春のアルバムのツアーで熱狂を呼んだ洋楽ROCK名曲メドレー。残念ながら僕は半分くらいしか曲を知らなかったけれど、今年の2本のツアーで得た武器をこのビッグステージでガツンと魅せてくれたことも含めてとても嬉しかった。
最後はTHE CAPTAIN。今年頭にロックンロールなアルバムをリリースし、ライブハウスを細かくまわるツアーを活動の主軸として、その1本1本のクオリティを高くこなしたバンドが、これほどポップで、でもロックのダイナミズムを持った楽曲に行き着いたそのストーリーはとても感動的だと思った。

17時50分ごろ、一青さん少し観るつもりが疲れてしまいお腹も減り休憩。
食事はケバブとフライドポテト、ペットボトルは邪魔になるから飲み物はHainekenに。もともとあんまりビール好きではないけど、夏フェスで飲むとむちゃくちゃに美味しいのでここでも飲んでみたけど、ありゃ夏の魔法ですな。普段飲むのとおんなじビール。ケバブはんまい。
ちらっとGARAXYとMOONを覗く。the band apartと野弧禅。バンアパはなかなかメジャー感あふれるシリアスなロック。野弧禅は知ってる曲より大分古きよきフォークロック感の強い曲を演奏していた。
まだお疲れモードでリクライニングスペースで少し休む。175Rがもれ聴こえてくる。相当な盛り上がりを感じつつ、すぐにフジファブリックの時間がきて休みたらない体を無理やり起こして歩きだす。

19時50分ごろ、MOON STAGEすでにかなりの人が集まっている。フジファブは「桜の季節」と「赤黄色の金木犀」しかまともに知らないけれど、なんだか気になっていたしちょうどぽっかり時間が空いていたので全部観るつもりでいた。
20時5分ごろ、フジファブリック
嫌な予感は的中、知ってる曲が1曲もなかった。でも決して退屈しなかった。曲調がレトロというか独特の歌謡テイストがあるのにしつこくなくて、バンドの演奏もピシッとしまっていてここちいい。ボーカルの歌とメロディーも独特のノリがあるのだけど言葉のセンスがいいのか凄く耳に気持ちよく届いた。リズムも4つ打ちだったりシャッフルだったりわりと多彩で、若手にありがちな同じ曲調が連続することもなし。で、ボーカル志村のMCがまた嫌味なく、でもなんかひきつけるものがあって、とにかく重さや深刻さや退屈を感じることのないライブだった。
でもそのカラッと乾いた表現の奥に深さがあるような気もして、すでにこのバンドの魅力にはまり始めている気がする。

20時40分ごろ、間髪いれずレミオロメン
EARTH STAGEに後方に着くと、すでに2曲目の五月雨(携帯レポでは1曲目途中と書いたけど何を根拠に1曲目だと思ったのか・・・。CDJクイックレポートで確認しました)。打ち込み導入のこの曲。かなり好きだ。さらにこのバンドを初めて知った曲フェスタはかなり熱かった。RIJ04でもそうだったけど、抜群の演奏力でMCをあまり入れず突っ走るさまがとてもかっこいい。
深呼吸モラトリアムと新曲を連発。深呼吸はその名の通りの曲としかいえない。深呼吸をすると落ち着いたり、すっきりしたりする、そんな当たり前のごく小さなことをスケール感のあるサウンドで描き名曲を作りだす。このバンドらしい曲。ライブではおなじみらしい新曲南風はとんでもなくポップで限りなく澄んだ歌詞が印象的だった。次のアルバム、そうとうよさそう。
最後は3月9日。本当にこのメロディーと歌声はなんともいえない不思議な力が感じられて凄い。普段どんな音楽を聴いてる人でも気に入りそうな、強いポップネスを持ったバンドだと改めて思った。

21時45分ごろ、ホットドッグを買ってクロークへ。微かな期待を持ってGARAXY STAGEを覗くが、すでにスタッフ後片付け中。エルレ、またいつか。
クロークで疲れきった身体に鞭打って身支度を整え、会場をあとに。フェス途中で1度外を観たらしんしんと降っていた雪もやんでいて一安心。
でもやっぱり寒すぎですから!
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by kngordinaries | 2005-01-02 02:08 | ライブ