タグ:STAN ( 16 ) タグの人気記事
夕景飛行 vol.1@池下 CLUB UP SET
ついにこの日が来てしまった。9.23今西ラストダンス(東海エリアでは)。

STANは3ピースのロックバンドである。いやダンスバンドである。
めちゃくちゃかっこよく、そして3人全員が上手いバンドである。別ちがたく有機的に結びついた集合体なのである。
と、いうような幻想を、素晴らしいロックバンドだけが持つことができるそれを、ファンに抱かせることのできる3人であるのである。
おまけに彼らは仲良しなんである。ライブを観ているだけでそれが伝わるのである。

そんなバンドからベーシストが脱退するのである。
いかんともしがたいのであるが、それらの決断の仕方もアナウンスのタイミングも内容も、彼らの表現と全く矛盾しない毅然としたものであり、どうしても見届けずにはおれんのであった。

である調終り。

今西、ラストダンス。
[PR]
by kngordinaries | 2007-09-27 03:03 | ライブ
Re:mix 2007 その1
暑い。
残暑厳しすぎる中、東海地方の数少ない夏のイベントライブへと足を運ぶ。

住まいから会場がかなり近いため、ゆっくりと準備をしていたら逆に出遅れてしまい、開演の15時を過ぎて会場に到着。
ダイアモンドホール入場時にリストバンドを付けてもらい入場。
フライヤーに目を通すも、特にSTANの最新情報はなし(←期待しすぎ)
ライブハウスの中からはすでに最初のバンドの音が響いていた。

15時過ぎ、VOLA & THE ORIENTAL MACHINE
夜まで続くイベントで平日の昼間の一組目ということで、観客はまだ少ないかと思って入ってみると、意外とすでに大入りだった。10代も多いようで、全体的に年齢層が低い印象。
このバンドは名前は知っているものの音を聴くのは完全に初めてだった。
超縦ノリの性急なビートがたたみ掛けるように次々に繰り出されていく。フジファブリックの一部のダンスナンバーや、SPARTA LOCALSとかの感じと近いかなと。
ボーカルもスティックを持って、シンバルをバシバシ叩いていた。縦ノリのビート感はとても和風な印象なのだけど、どことなくクラブ的なテイストもあって、なかなかおもしろかった。

VOLAが終わり、ダイアモンドホール横の休憩&物販スペースを探索してみる。いつも思うけれど、POLYSICSのグッズはとても力が入っていて普通にモノとして欲しくなる感じだ。
うっかりタオルを持ってきていないことに気付き、今後のライブを考えてRe:mixのイベントタオルを購入。
ドリンクを引き換えて会場へもどる。

15時55分、キャプテンストライダム
次のアポロのSTANが気になりつつ少しでもキャプテンストライダムを観ていこうと、本人たちのサウンドチェックを観ながら待つ。
1曲目はいきなりトップギアでキミトベ!スカスカのバンドアンサンブルと開放的な空気感が誰も置いてかないピースフルな世界を作り出す。
「う!い!ろ!う!」
「き!し!め!ん!」
「ひ!で!よ!し!」
「と!く!が!わ!」
という独創的なコール&レスポンスも楽しい。大きな会場ほど似合うバンドだと改めて思う。
が、1曲に色んなものが詰め込まれているため、長い。もう1曲くらい聴いておきたかったけれど、この辺でダイアモンドホールをあとに。

この日初めてのアポロシアターへ。
KYG側の3列目くらいの位置に。アポロは最前のスペースが本当に狭い。
すでにメンバーがサウンドチェック中。なんか違和感があるなー、と思ってよくよく見ていてはたと気付いた。そういえばベース今西はスペインでの国際会議のため欠席でサポートでMちゃんが入ってるんだった。
確かに向かって右サイドの人物に見覚えがない。
サウンドチェックでTHE SONGなど数曲の一部を披露。普段のセッションチックなものでないのはやはりMちゃんとの呼吸合わせのためだろうと推測。てかMちゃんて誰だ。

16時30分ごろ、STAN
1曲目はS.T.An!タイトでファンクなビートが沸々と会場の熱を上げていく最強ダンスチューン。KYGはいつも以上に冷めきった表情でつぶやくように言葉を吐き出していく。
この異常なくらいクールなサウンドと冷めた歌唱と言葉遊びがふんだんに盛り込まれた歌詞が、結果的にフロアのボルテージを上げていくこの奇妙な感じは、かなり新鮮でおもしろい。なかなかの発明だと思う。
続いてはULTRAMAGNECTICSTANS。ここのところのライブでは定番の流れでこのぶっ飛んだ自己紹介ソングへ。メンバー一人一人の紹介が歌詞になった曲なのだけど、なんとMちゃんようの歌詞も用意されていた。多少急ごしらえな感はあったけれど、なかなか嬉しいサプライズだった。
ラストは両手で文字の形を作って、
「S、T、A、N。STANまじやばい」
で、決め。
「新曲やります。まだタイトルもない曲なんですけど、大殺界!・・・ってつけようかと思ってます」
会場静笑。
「・・・俺は細木先生から金を要求されるでしょうか」
で、大殺界(仮)。スカスカのバンドサウンドにカラッとしたユーモアが乗っかったJ.DやKYGのイチゴジャムの路線の曲ではなかろうかと。そしてそれらの曲にも増してポップ。じっくり聴いたらもの凄い名曲っぽい予感。が、あっという間に終わってしまった(2分ないくらいかと)。
続いても新曲、多分7月の「Said and Done Vol.1」で披露されたアメジストだったと思われるとてもポップな1曲。
そしてしばらくの沈黙のあと、KYGが遠くを見るような目でつぶやくように言う。
「俺、戦争反対なんすよ」
で、ALL BLUES。ここまで直接的な前置きは初めてじゃなかろうか。と言ってもやっぱり直接的というほどではないバランス感がいい。
静と動が激しく交錯するドラマチックなアレンジといい、突き刺さる強いメッセージといい、恐ろしいまでの迫力だった。
「・・・まぁ、真面目な話はこれくらいにして」
と、いきなり明るいKYG。
「今回僕、このイベントで心に決めてることがありまして。―――何を心に決めてるかって言うと、POLYSICSに挨拶するってことです」
会場笑。
「去年このイベントでPOLYSICSのライブを観て・・・(いきなりテンション上がって)観た人いる?!最高だったよね!あれ、ほんと。すっげえ良くて!で、ライブ終わったあと挨拶しようと思って、俺待ってて。あの人たちってライブ終わるとあの格好じゃなくて(普通の服装に)着替えちゃうんすよね。で、俺挨拶しようって思ってたんだけど、たくさん人がいるなかで、ど、どれがPOLYSICS?みたいな。(会場爆笑) それで結局去年は挨拶できなかったんですよ」
「で、そのあとメンバーのFUMIさんと飲み会で一緒になって、『あれ、誰だか分かんないんすよねー』って、そのときのこと言ったら・・・・・そのあとなんか険悪なムードに(苦笑)」
会場笑・・い始めようとしたら唐突にLove You。ここのところのこの唐突に歌いだしてそのまま勢いに乗って突き放すように歌い逃げしていくパターンが、結構好きです。
そしてここではじまったのはパールジャム、という名らしいドラム&ベースのセッション。
ちなみにベースが変わったことによってSTANサウンドが大きく変わってしまった印象はなく、多少Mちゃんのほうが主張が弱めかなというくらいだった。パールジャムもいつもどおり。
そしてラストはTHE SONG。このバンドのグルーヴの魅力とメロディの魅力と言葉の魅力を凝縮したような珠玉の名曲は何回聴いても素晴らしい。最後はKYGもギターをMちゃんに預け、ドラムスティックを持ってどしゃめしゃにドラムを演奏。ドラムセットをKYGに占領された49はセットを飛び越えてフロントに出てシンバルを叩きまくる、というはちゃめちゃで楽しすぎる展開でライブは終了。

KYG自身はわりとシリアスなモードだったように見受けられたけれど、全体としては「I Know」以降の開かれた空気感を持っていて、とてもよい状態のように思った。
新曲「大殺界(仮)」「アメジスト(仮)」も、もちろんもうお馴染みすぎる「S.T.An」も最高だし、さらに3月のイベントライブで聴いた「多くの人たち」も忘れられないし、とにかく次の音源が楽しみでしょうがないSTANである。
「I Know」以降のライブは確実にこの高性能すぎるロックバンドの本質が変なバイアスがかからずに伝わるものになっていっていると思うし、ここからにさらに期待が高まるライブだった。

ここで一旦、外に出て、水分補給のためLAWSONへ。ここのLAWSON、今日は相当儲かってるだろうなー。ほぼRe:mixのお客さんで占領状態。
そしてすぐにアポロシアターに舞い戻る。

すでにmonobrightご一行がサウンドチェック中。
当たり前だけれど、桃野くんも静かに音を確認している。
そして全員が顔を寄せ合って少し言葉を交わしたあと、どうやらそのままライブ開始となる雰囲気へ。

長くなってきたので、この辺で次回へ続く。
[PR]
by kngordinaries | 2007-08-26 22:56 | ライブ
Said and Done Vol.1 池下CLUB UP SET
このライブハウスにはいつもSTANを観に来ているような気がしてならない。
というか、間違いなくそうだ。そして今回はそのこれまでの中で、一番観客が多い。

開演予定時間の直前になって、5階のライブハウスへの階段を上がっていくとまだ入場が終わっていなかった。誘導の方の説明によると開演は20分ほど遅れるらしい。
フロアは約200弱の人で緩く埋まっていた。今回出演の5組のバンドはそれぞれがそんなにマイナーなわけでもないし、5組の客層が入り乱れているんだろう。

個人的にはSTAN以外の4組はライブは初見、音源もほんとに耳にしたことがあるかないかというところ。ただ、それぞれメディア等で評判は聞いているバンドばかりだったので、楽しみだった。

1組目はUNCHAIN
ボーカルギター、ギター、ベース、ドラムの4ピース。リフ中心のハードめなロックでありつつメロディはR&Bっぽい柔らかな雰囲気もありなかなかかっこいい。
歌詞はほぼ英詩なのか、一部日本語も聴き取れたけれど、あまりよく分からなかった。

2組目はmonobright
白ポロシャツに黒ぶちメガネ、が4人の4ピース。
ここのところ頻繁に音楽メディアで見かけていて気になっていたバンドである。なぜならその紹介記事の中で「ユニコーンっぽい」とか「民生的なメロ」というような言葉があったからである。そう書かれたら、無意識のうちに食いついてしまうのがOTファンの悲しい性なのだ。
音源はまったく聴いたことがなく、ここが完全な初見。だったのだけど、ちょっとねじれた勢いのあるバンドサウンドと親しみやすいメロディがいきなり好感触だった。ボーカルを中心に変に動き回るパフォーマンスは音と相まって、衝動や焦燥感の表現として分かりやすいし、なかなか凝った曲構成を無理なく聴かせられる演奏力もなかなかのものだと思った。
しかしそんなことよりもMCに入った途端に分かるボーカルの強烈キャラクタが印象的だった。立川談志やエレカシ宮本や爆笑問題太田を足しこんで割らない、みたいなカオスでめんどくさいそのキャラは、かなり面白い。
「1対大勢!1対大勢!1対大勢!1対大勢の会話は、やっぱり成り立たないんですよ!」
と何を言い出すかと思えば
「1対大勢の会話は無理なんですよ。うん、だからこれまでの3曲はなかったこととしてですね (観客驚笑)、残り3曲!残り3曲でもう1も大勢もなくぐちゃぐちゃに混ぜ込んで(激しく身振り手振り)、それを僕は持って帰ってですねぇ!・・・明日の朝食にしますから」
という理解に苦しむ素敵なロックMCをかましてくれた。
ライブ後、物販でCDを買いました。じわじわ気に入りそうな予感。というかとりあえずまたライブが観たいなー。

3組目は6eyes。
グラムロックというかサイケというか、巻き舌系の洋楽然としたロックサウンドで独特な味がある。MCにより、30過ぎのバンドであることが分かり、なんとなくその世代感覚と音の印象があってすっきりした。今の若いバンドにこういう雰囲気は出せない。
このボーカルもなかなか強いキャラクタを持っていて、最前のお客さんをしつこくいじっていた。この辺はかなり好みが別れるところだと思う。

そして4組目はSTAN
ステージ転換中の明らかに彼ら(というかkyg?)自作のSEは、ULTRAMAGNECTICSTANSの一節やOGRE YOU ASSHOLEや山下達郎やArctic Monkeysや黒人系のヒップホップやビートルズまで、なんだか幅広い選曲で、それも楽しい。どれもがSTANの構成要素だし。
セッティング完了後、一旦掃けてからずっしりとグルーヴィーなギターリフのSEに乗って、3人がステージへ!
いつからフロント2人の立ち位置が変わったと思うのだけど、今はもうこれがしっくりくる。
1曲目はS.T.An。未音源化だけどもう間違いなく彼らの新しい名刺代わりの1曲だろう。繰り返すトラックがぐいぐいとグルーヴを産むファンキーなダンスナンバー。いきなり楽しすぎる。
続いてはULTRAMAGNECTICSTANS。唄い出しからハンドマイクのkygがくねくねと踊りだし、一気にフロアの熱を上げていく。STANのユーモアと毒っ気とタイトなサウンドの魅力を凝縮した超名曲。ほんと何度聴いても独特で楽しくてカッコいい。
そして
「新曲やります。名古屋でやるのは初めての曲です。アメジストという曲で、結構売れそうな感じなんすけど、・・・歌詞はそうでもねーな、みたいな曲です」
というkygのMCから新曲アメジスト。STANの「天使のメロディ」サイドを見せつけるような素晴らしくポップなメロディ、隙間の多いアレンジ。これ絶対名曲だ、と一聴して気に入ってしまった。早期音源化を激しく希望します。歌詞があまり聴き取れなかったのが残念。
「次の曲は・・・・・・・・・ちょっと刺激が強いというか・・・・・・引いちゃう人もいると思うんですけど。・・・・・・でもちゃんと聴いてほしい曲です」
というような感じだったか。kygの曲前MCとしてはちょっと今までにない感じに驚いた。大体、刺激的な曲の前には、これでも食らえ的にツンツンするのが常だったはずだ。明らかに、優しかった。
そして鳴らされたのはALL BLUES。「手足がとれている 子供を埋めている だけど気にしない 笑顔忘れない 木陰で泣いている 彼女は両目がない だけど気にしない 笑顔忘れない」という歌い出しから衝撃的なこのミディアムチューン。
この曲を収録した1st「STAN」の歌詞カードにはこう記されている「※戦争における、枯葉剤被害を憂う」。STANはそういうバンドである。そしてそれを前置きにして歌い出せば引く観客も減るかもしれないけれど、ただ、引くくらいのショックも与えたいと考えるバンドでもある。そんな厄介なバンドではあるけれど、今回のkygの曲前MCはその両方のバランスを取れる絶妙なものであったと僕は思う。
曲が終わり湧き起こる拍手。静かに息を整えるメンバー。
「やべ、これMCやる間だ・・・。なんか喋らねぇと。・・・でもなーんも喋ることねーや」
と言ってまたしばらく沈黙するステージ。しばらくしてSEX PISTOLS Tシャツを手に話し出すkyg。
「これ、SEX PISTOLSっていうバンドのTシャツなんですけど。多分ここにいるほとんどの人が知らないバンドだと思うんですけど(会場笑)。今日これ着てライブしようかとも思ったんだけど、やめました。・・・なんでかっていうと、俺これ着るとすげぇ毒舌吐いちゃうんですよ(にっこり)」
会場笑。
「試しにちょっと来てみましょうか? (ギターを外しTシャツを着るkyg) ・・・(いきなり声色を低くして会場を睨みつけ)名古屋、超ファック!!(会場笑) ・・・ウイローなんてぜってぇ食わねぇよ!」
とかましていそいそとTシャツを脱ぐと
「(びっくりするくらいはしゃいだ感じで)名古屋、サイコー!!ウイロー美味しいよね!(にっこり)」
会場笑。
「(脱いだTシャツを持って)これあげようかな。・・・いややめとこう。またこういうネタでMCで使えるし。昨日の大阪はスベッたんだけどね。今日はよかったね」
とメンバーに向かって言ってこのミニコントは終了。
そしてここでいつもの今西と49によるインプロへ突入。ステージど真ん中へ出てきてグイグイとボルテージを上げていく今西。出演時間の短いイベントでもこれをガッツリやってくれるのは嬉しいかぎり。
そして「あと2曲」という一言からKYGのイチゴジャムへ。びっくりした。残り2曲と聴いて当然THE SONG→I KNOWの流れだと思っていたので意外すぎた。
あまりライブで聴けないコンパクトでポップでロックなミディアムチューン。跳ねるようなメロディラインがとても好きだ。
そしてラストはTHE SONG。何度も何度も音源でライブで聴いている曲だけど、やはりこのメロディと言葉は強く心に訴える力がある。珠玉のポップチューン。
そして最後は今西にギターをあずけてドラムスティックを持ち、ドラムを叩きまくるkyg。アンプに乗っかってアンプを倒したり、やりたい放題やって、ライブ終了。
「これ、俺の自前のアンプだから大丈夫なんです」
と言って、ステージを去っていった。

とてもいいライブだった。
何度も聴いていた曲たちが新鮮に感じられ、新曲はまた今後に大きな期待を抱かせられるような素晴らしいものだった。

というか、今回はkygのMCの変化が最大のトピックだったと思う。ALL BLUES前の曲紹介ひとつ、Tシャツのくだりひとつとっても、これまでのMCとはちょっと感じが違った。
そして、その方が、実は違和感がなかったというか、これこそが本来のSTANというバンドのライブのかたちじゃないかと思わせられるものだったことが面白かった。

そう。僕が初めて観た昨年5月のライブなど、「STANⅡ」リリース以降あたりの彼らのライブは、彼らにとって全国をまわってライブを始めたばかりであり、彼らを値踏みするように観る観客の多いライブだったわけで、その中で彼らは身を堅くし、どこかピリピリとした苛立ったモードでのライブだったんじゃないかと思う。
「I Know」をリリースし、ワンマンもこなし、ここに来てSTANというバンドの理解が少しは観客側にも広まり、バンドとしても余計な緊張がなくなり、本来のユーモアや優しさがステージに現れてきたのが、今回のライブだったんじゃないかと思う。そしてそれは今まで以上に曲や彼らの魅力が伝わりやすい雰囲気を持っていた。
確実にバンドがステージを上げたライブだった。

5組目はhare-brained unity
こちらは結構前からよく名前は目にしていたバンド。なんとなくダンスビート系かなという予測はあたっていた。
爽やかな4つ打ちとキラキラしたエフェクトに乗っかりまっすぐでポップなメロディが降り注ぐような感覚。とても心地いいし、そのバンドサウンドと打ち込みの融合感に全く違和感がないとこがいいと思う。ダンスビート×ポップな歌メロで切なさを出していく感じはオーソドックスだけど、やっぱりいい公式だ。
ただ、今回のライブで披露した数曲がほぼ同じBPMでほぼ同じ曲調だったのは、非常に残念。もう少しいろんなアプローチの曲を聴くことが出来ればハマッた気がする。(ないのだろうか)


といった感じで、大満足なSTANはもちろん、monobrightという収穫があり、hare-brained unity等他のバンドもまずまずよくて、3時間半の長丁場ながら非常に楽しめたライブイベントでした。

Re:mix2007でSTAN、monobright、hare-brained unityがまた観られるのが楽しみです。

しかし、STANの新譜はいつになるんだろう。待ち遠しすぎる…。
[PR]
by kngordinaries | 2007-07-05 02:24 | ライブ
From Nowhere 代官山UNIT
井上陽水奥田民生@Zepp Nagoya以来1ヵ月半ぶりのライブ、それが久々な感じがしてしまうのはなかなか問題ありだな、と思いつつも新幹線に乗って東京くんだりまで9mm・OGRE・STANという素敵ライブを観に来てしまった。多分、微塵も反省していないのだろう。

首都の圧倒的な人ごみに、何度訪れてもなれない地方出身者はただただぐったりしながらとりあえずUNITへ。

会場前に到着すると開場時間を10分程度過ぎているにも関わらずまだ100人を優に超える列が並んでいる。
あの伝説の(←極私的に)昨年12月の名古屋でのSTANワンマンのすでに倍以上の観客。
unit自体も予想していたより大きく、これでもかと地下に降りた分だけライブフロアの天井が高いこじゃれた感じの中くらいの規模のハコだった。

もの凄くざっと数えて300前後は入っていたと思う。混み合いすぎることもなくフロアの熱気もあるいい感じの入り具合。
ステージの楽器の配置から、トップバッターは9mmっぽいことが分かる。番号がわりと早かったことせいもあり、なんとなく右前方5,6列目に陣取る。

9mmはメディアで見かけるものの音源すらまともに聴いたことがないバンド。
OGREは1枚のCDと1回のライブを観てわりと気に入っているバンド。
STANはここ1年ちょっとの間にこれでもかとCDを聴き倒し可能なかぎりライブに足を運んでいるバンド。

それぞれ異なった視点からかなり期待させるラインナップに、胸踊らせながら開演を待った。

さあ楽しもう
[PR]
by kngordinaries | 2007-04-09 00:49 | ライブ
STAN I KNOW WHAT YOU DON'T KNOW TOUR 池下CLUB UP-SET
STANのワンマンライブが名古屋で観られる日がくるなんて、半年前には全然思ってもいなかったことだったし、実際その日がきてみても一体どうなっちゃうのだろうという変な不安とありあまる期待がありつつ、現実味が薄い感じがしていた。

池下UP-SETは今年初めて行ったハコだけれどもう3回目。前回は個人的に衝撃の初STANだったことを思うと少々感慨深い。
すでに開場されていたのですっと中に入る。まばらな人。この時点で20人前後、最終的にも40人はいかなかったんじゃないだろうか。これが今のSTANの名古屋での集客力だった。

凄く聴いたことがあったり、なんとなく聴いたことがあったりするロック・レジェンド的な選曲のBGMに乗ることもできず、なんだかそわそわした気分で開演を待った。

※この先ツアー中の公演についてネタバレがあります。ご注意ください
※セットリストはあまり信用がおけません

もっと来い!もっと来い!
[PR]
by kngordinaries | 2006-12-07 00:45 | ライブ
I Know STAN
ついにSTANの全貌がおぼろげながら見え始めた、そんな感慨を受ける素晴らしい作品が届いた。

まず正直な感想を言うと、まさかここまでとは思わなかった。いや、正確にいうと、まさかもうここまで到達しているとは思わなかった。
STANの感じさせる巨大な才能とその秘めた可能性で、いつかはこんな作品が聴けるんじゃないか、と思っていたその作品が、まさに今作だった。
しかもそれは成長スピードがとんでもなく早い、というだけでなく、「あゆ」「AUSCHWITZ」といったメジャーデビュー以前からライブで披露されていた楽曲からすでに持っていたものでもあったという事実に、もう平身低頭の極みである。

今作は個人的な評価で言わせてもらえば、今年のベストポップアルバムに輝くべき作品だ。
そう、高性能なロックを鳴らすバンドSTANによる「I Know」は、結果として素晴らしいポップアルバムになっている。

「愛に逆らうな」の優しいメッセージ、「あゆ」の破壊力抜群のユーモアとアイデア、「考えすぎな男」「broken」で見せる絶望と崩壊のリアルすぎる心象風景、「アメリ」のモダンでアダルトなリズム、どれもこれも前作までにはなかった新たなアプローチで心を揺さぶる。
その音楽的なレンジの広さ、ドラムを中心としたグルーヴの探求、などなど、とにかく1曲1曲に新しいアイデアが詰まっていて、聴き心地がいちいち新鮮で生々しく、結果的にキラキラと輝くようなポップ感が感じられる作品になっている。

前作までと異なる点でまず思ったのは、とぐろを巻くグルーヴかスカスカか、極端だったアンサンブルの中間をいくアレンジが多いことだ。
「shuffle off」「Not Rock,But Roll」といったポップチューンの優しい音使いと複雑で刺激的なリズムの構成は、恐ろしく中毒性が高く、そのメロディーは聴いたそばから歌い出せそうな即効性で心を鷲づかむ。

そして重要なのはそんなポップチューンを歌うKYGの歌声がとても平熱であることだ。もともとどんなにヒリヒリするようなロックチューンでもファンクチューンでも、その演奏の熱に比べると温度低く批評的なスタンスで歌っていたわけだけど、そこには世界や自分や聴き手に対する強張った態度があったように思う。しかし、ここでのKYGの歌声はとてもフラットだ。

「I Know」というタイトルからも象徴的なように、これはKYGがSTANという攻撃的なファクターを一旦緩めて、西井鏡悟としての内省的な部分を出してきているからじゃないかと思う。
それは、攻撃的に突き進んだ「Ⅱ」リリース後も、劇的に変化することもないバンドの現状を批評的に分析している部分あるのだろうけれど、バンド内での表現のバランス装置が真っ当に機能しているということでもあるんだろう。

別にSTANは極端に攻撃的なバンドとして異端でいたいわけではないだろうし、首謀者KYGも極端な人間ではないだろう。ただ、誰もが気付いていないけど気付きたいこと、知らないけど知りたいこと、人から言われたいけど言われないこと、そういうメッセージを持っていてしかもそれをエッジの効いた表現に変換できる才能があるだけだ。

全9曲31分24秒。相変わらず1曲1曲がビートルズみたいにコンパクトなのでつるっと聴けてしまう。そして何回も再生ボタンに手が伸びる。

この高性能なロックバンドによる最高のポップアルバムが、多くの人に届くといいと思う。



確かなことなど 何一つないよ コワがってるのかい?
大分前から 大分前から 俺は知ってるよ
                                  /shuffle off

僕が悪いんだ 僕が悪いんだ
僕の罪さ 僕の罪さ
僕が悪いんだ 僕が悪いんだ
僕の罪さ オレのせい!

誰も彼も 誰も彼も
同じ罪さ 同じ罪さ
誰も彼も 誰も彼も
同じ罪さ 同じ罪でGo!!
                                  /考えすぎな男

雨にうたれ
川にのまれ
雷にうたれても
この世界を愛している
ああ わっと溢れる涙 雨と混じるよ

あふれるマグマのようだ
割れてく大地のようだ
壊れたダムのようだ
壊れた僕のようだ
                                  /broken

そこでムリをしないで休めよ
忙しい世の中を 全て忘れて休めよ
背のびして 深呼吸        
                                 /愛に逆らうな


You are STAN
                                 /I know

[PR]
by kngordinaries | 2006-11-03 23:14 | 音楽
triangle #2 CLUB ROCK'N'ROLL
10月2度目のSTANライブ。
同時刻にやっている「ROCKS」のイベントライブも気になりつつ、初めて足を運んだCLUB ROCK'N'ROLL。
開場直前に到着すると、ライブハウスの前は人だかり。これまでのフェス系以外でのSTANライブでこれだけの観客数は初めてだ。対バンがなかなかの人気バンドたちであるとの評判は聞いていたけど、分かりやすく実感できる光景。

会場に入ると入り口で来場特典の缶バッヂをもらう。
4組の出演バンドがそれぞれデザインしてくれたものだそうで、僕はSTANをしっかりゲット。まあデザイン的にはどうということはないけど、なんとなくお得で嬉しい。こういうのは普通のイベンターのライブではあまりない部分だろう。
今回のライブは僕もほんの少々お知り合いでもある、いわゆる一般の音楽ファンの方が企画している。

会場内はステージこそ素晴らしく狭いけれど、横のバーカウンターは異様にしっかりしていて、フロアにはミラーボールが回っていたり、ブラックライトだったり、なかなかアダルトで昔ながらのライブハウス然としている。ちょっと新宿ロフトを思わせた。
観客数は100以上で、狭いライブハウスはほぼ埋まりきっていた。
OGRE YOU ASSHOLEのメンバーがDJをやっているそうで、気持ちのいいダンスミュージックがフロアに流れていた。

1組目はRock Our Electric Soul
ギターボーカルとベース、ドラムにキーボードという編成の4ピース。見た感じかなり若い。4人でも狭いくらいのステージでもおかまいなしにアグレッシブなステージング。
しっかりしたメロディがありつつ、アレンジはダイナミックでオルタナティブな感じもあり。全体的にメリハリある体育会系なビートが、ノリにくかった。
曲調はアップテンポなものから激情のバラッド、柔らかなパーティーチューンまで、いろいろと多彩だった。


続いてはPaperBagLunchbox
事前に目にしていたアー写の印象では、その真ん中でピースしてる小柄なメガネの人がボーカルかと思っていたら、その人は女性で(男性だと思い込んでいた)しかもドラムだった。そしてその人は開場前に外で並んでいるときにすぐ近くにいて紙パックのカフェオレを飲んでいた人だった。ステージにもそれを持ち込んで飲んでいたけれど。
こちらもキーボード入りの4ピース。ブラックなフィーリングのソウルフルな歌を聴かせてくれる。ドラムの的確で小気味いいリズムがとても心地よく、よく動くベースが絶妙に絡み、時折楽曲の色を決定付けるキーボードが一気に主張する、そんなサウンドの基本構造が頑丈で、安心して聴ける。 ボーカルのファルセットなのか、微妙なラインをつくのびのびとした柔らかな歌声が、好きな人にはたまらない魅力があると思う。
ボーカルのギターはあんまり鳴らず、ハンドマイクで歌うときもあり、ステージを変な動きで歩き回ってまっていた。奇妙なダンスともいえないくねくねとした動きで実に気持ち良さそうに歌う。そのスターな感じにきっとMCも凄いのかな、と思っていたらMCは件のドラムとキーボードが進行して、ボーカルは沈黙。
そのドラムの喋りがどういっていいか、もったりとまったりとした感じで、ほんわかしてとてもよかった。
長尺な曲が多く、MCも長く、多分4,5曲で30分越えていたっぽい。


で、STAN
「君を抱いていいの~♪」 ※間違えました。正しくは「もう、終わりだね~♪」でした。謹んでお詫びを申し上げるとともに、ご多幸をお祈りしております。
と、Re:mixでも披露した小田和正をはっきりとオンマイクで歌い上げるKYG。そして
「始まりますよー」
と、ほうり投げるような言葉からいきなりSTAN'S HOUSEでぐいぐいと温度を上げていく。続いてULTRAMAGNECTICSTANSとイベントのお決まりの流れでソリッドでグルーヴィーなロックチューンを立て続けに。
さらにDolphin Dance。この迫力のポップチューンの美しいメロディーとどこまでも音符にしっかりとはまりきった歌の強さは格別だ。

「今日出てるバンドの中で、一番エフェクターの少ないSTANというバンドです」
と自己紹介するKYG。
「みんな凄いよねー。たくさん使ってね。俺、2個しかない」
とかなんとか言っていた。
「次はアウシュビッツという曲です」
と言ってAUSCHWITZ。喋り言葉に限りなく近い素の歌詞と声のトーンで、あくまで平熱で歌われるポップなメロディーが秀逸なミディアムチューン。後半の展開からどんどん深いところに落ちていく表現が不思議と心地いい。
その不穏な空気をさらに深めるように考えすぎな男へ。個人的に名曲揃いの中でも特別素晴らしいと思うマイナー調のクレイジーなミディアムチューン。
「メロンソーダ こぼれそうだ」
との出だしからメロと言葉のハマリ具合、沈み込むばかりでなく「オレのせい!」と急にキレる展開、このバランス感覚は他のどのバンドにもない。しかしそれこそがめちゃくちゃリアルな表現なわけで。
「もう 自分が 壊れそうだ もうヤダ
『どーなろーがまあ別にいいや』なんてウソさ どうなっちゃうんだ?」

「今やった曲は考えすぎな男という曲です。まあ、大体みんな、誰もが考えすぎなんすよ。―――これ以上別に面白い話はないよ」
この一言からもI Knowのディープサイドから見え隠れするKYGの苦悩っぷりがよく分かる。
そしてそんなディープな展開からいきなり陽性のポップチューンあゆが大炸裂!この温度差に火傷しそうだ。どこまでも心地よく胸が弾むリズムと思わず吹き出す能天気で人を食ったような美しいコーラスが音源ほどのクオリティはないものの、最高だった。
「もぐもぐもーぐーるー♪」
「ウーラパパパ――♪」「ウーラパパパ――♪」「ウーラパパパ――♪」「ウーラパパパ――♪」「あーゆー I love you, OK? あゆー」

「今やったアウシュビッツ、考えすぎな男、あゆ、の3曲は最近出たI Knowというアルバムに入ってます。2400、じゅ、15円? 普通の3000いくらのやつより500円以上安いんで・・・。その辺の買ってなさそうな人たちも、買ってくださーい」
そしてJAPANISTANへ。このあたりで気付いたけれど、いつのまにか49がメガネを外して演奏していた。初めて観たせいか、なんか違和感が。
さらに愛に逆らうな。「I Know」のリード曲でもある最高のポップチューン。
「そこでムリをしないで休めよ
忙しい世の中を 全て忘れて休めよ
背のびして 深呼吸」
さらにはTHE SONG。魅惑のリフとどこまでも飛翔するような開けたメロディーが素晴らしいポップチューン。
そしてラストはやはりI Know。このラウドでファンクなアップチューンの演奏がどこまでも振りきれていて素晴らしかった。
「次はオーガユーアスホールだよ!」
とKYG。ここでSTANのライブは終了。

今までで一番長時間(といっても40分程度)STANのライブを観られて、ほんとに至福のときだった。I Knowからの新曲群もいくつか聴くことができたのも嬉しかった。
ただ、いつも感じていることだけれど、グルーヴと勢いで圧倒する曲のクオリティに比べ、ゆったりとした曲が音源よりテンポアップしていたり、スカスカなアレンジが心地いい曲がわりとラウドに隙間がなくなっていたりするのは、個人的にはちょっと残念な感もあった。
J.Dやshuffle offが音源そのままの心地よさで聴けたら凄いと思う。



トリはOGRE YOU ASSHOLE
今回の出演バンドの中では明らかに一番お客さんが熱かった。今回の4組はどのバンドもかなり均等に人気があったけど、オウガが頭一つ抜けていたようだ。
ちなみにこちらもアー写で前に写ってる人がボーカルだと勘違いしていた。
試聴等で聴いていた印象ではもっと音響派で、トリッキーなアレンジかと思っていたけど、真っ当にかっこいいアンサンブル。
advantage平均は左右逆の期待がよかったかと。
フジファブリックやスパルタローカルズのような、エレキを演歌・歌謡チックな解釈で使っている感じもあり。なかなか湿ったノリがあった。
ボーカルが音に溶け込むような音源とは全然印象が違うガツガツと強いビートを担う楽器になっていて、でもサウンドに対してけして熱くなりすぎないのはKYGとかにも共通する醒めた現代っ子的な感覚も感じる。
初めて聴いたけれど、いろんなことが感じられる多面的な魅力があった。
ライブ全体としては、数曲凄い引き込まれ熱くなったけれど、残りの曲がどれも同じようなリズムに感じられる部分もあった。
4組目、STAN後、というところでちょっと集中力が切れ気味だったので、また機会があったら聴いてみたいと思った。


そんな感じで、小さいライブハウスのライブイベントとしては、お客さんも多く熱く、出てるバンドの素敵度も高く、とても満足なライブイベントでした。
PaperBagLunchboxのドラムがMCで主催者に拍手を送ったり、最後にオウガのボーカルが「triangle最高!」というようなことを言ったり、単なるイベントではない感覚がバンド側にも少しあったようで、そういうことがライブをよくしていたのかも知れず、それはとても素晴らしいことだと思った。

さてさて、どこまで自分のSTAN熱が上がり続けるか、少々怖くなってきましたが、I Knowのヘビロテが止らない中、次回は12/5池下UP SETでのワンマンライブです。なんというか、期待と不安が入り混じってます。まず集客だな、これ。問題はね。
[PR]
by kngordinaries | 2006-10-31 02:13 | ライブ
small changes vol.3 名古屋APOLLO THEATER
とにもかくにもお目当てのバンド、STANの出番が後半だとの情報(STAN BBSの49発言)を得ていたので、開演に遅れてもいいかな、と思いつつ、結局なんとか開演時間ぴったりに会場入り。

うーん、観客少ない・・・。
ここのところSTANを観たのがROCK IN JAPANのWING TENTとこの会場で行われたRe:mixだったのだけど、ROCK IN JAPANは大バコのライブハウス並みの会場がそこそこ埋まっていたし、Re:mixはこのアポロシアターがぎっしりだったので、そのギャップにクラッとくる。
開演時間を過ぎてもライブが始まらないので端から数えてみてしまった。この時点でスタッフかも、というグレーゾーンも含めて40くらい。

初STANだった5月のUP-SETよりはコンマいくつくらい多い印象。
2年くらい前のアナログフィッシュの名古屋ライブもこれほどじゃないながら少なかった。そのときは、ライブハウス行きまくってます、みたいな客層がわりといたけど、こちらはスカートにヒールで手さげの小さいカバンを持った女性とかが後方にちょこちょこいて、全体的にもライブハウス好きばかりという感じでもなかった。

ひな壇上の中央になんとなく陣取る。ひな壇の最前も埋まっていないし、ステージ前も埋まっていないので実質1列目感があった。・・・なんだか痛快だ。

1組目はてるる・・・という3ピース。バンド名からして京都のはんなりしたバンドなのでは、との予想は短絡的過ぎた。
縦ノリのハードなサウンドの曲もあれば、幻想的な世界観もあったりして、曲の幅が広く、演奏もしっかりしていたと思う。
とても上手いバンドという印象だけど、メロディと言葉が弱い気がしてしまった。

2組目はBRIAN RIANという今回出演のなかでは唯一の名古屋のバンド。
ボーカルがハンドマイクといういまどき珍しいすかしたロックンロールのスタイルで、テンションの高い爆音ライブを繰り広げる。多分そうとう若いんだろうな、という気迫とまとまりなさ。ハードロックとかグランジが好きなのでは、という感じの熱唱とパフォーマンス。
多分、持ち時間は他より短めだっただろうけど、そのがむしゃらっぷりが楽しめた。そーゆーのって、ロックのライブには意外と重要なのだと思う。

3組目はDOES。STAN以外では唯一曲を知っているバンド、といってもメジャーデビュー曲の「明日は来るのか」しかしらないけれど。
九州出身のバンドらしくのっけから方言全開のゆるいトークで和ませ、メロディアスなフォークロック調の曲を披露。やっぱりボーカルが独特な声質で気持ちがいい。
「名古屋は内気な人が多いのか。まだ酒入っとらんの」
「メジャーデビューって・・・大変ですよ」
とか、軽ーい口調で話すボーカルのキャラクタがとてもよかった。ラストに披露された明日は来るのかのようにソリッドな曲調は少なめで、次のシングルになるという赤いサンデイなどは浮遊感のあるポップなサウンドメイクで、多面的な魅力のあるバンドだと思った。

と、3組のライブが終わると残されたアクトはSTANのみ。
DOESが終了するとすぐにステージに登場して自らセッティングし音を確かめる3人。おそらく本人たちが選曲しただろうBGMに乗ってノリノリで音を確かめるKYG。KYGは一旦袖に引っ込んだものの、なんとなくずっとベースを構えてグニグニと動いている今西の後ろに周り込んで、二人で2人羽織りのようにしてBGMに合わせてベースを演奏して遊びだす。その間も49はドラムのセッティングをじっくりと。
ここまではバンド間の時間がとても短かったけど、STANはきっちり時間がとられてたようで、一応このイベントのメインということなんだろう。

4組目、STAN
STAN'S HOUSEULTRAMAGNECTICSTANSともう定番の流れとなった爆音ロックチューンの連打で押していく。グルーヴィーで刺激的なリズムとフリーキーな言葉の連射が最高にかっこいい。いつも出だしの勢いには圧倒されてしまうけれど、すぐにその細かいリズムが体に染み込んでグワーッと底のほうから体温が上がっていく。
いつもより音圧が弱めな感じがしたけれど、このほうがよりそれぞれの音がよく聴き取れるし、速いビートの中で性急だけど確かなアンサンブルが感じられて気持ちいい。いや、演奏ががっちりしたから聴きやすく感じたのかもしれないけれど。
「こんなん ありえなくない? こんなん 見た事ないよ ヤバイ ヤバイ STAN マジヤバイ」
演奏終わってすぐKYGが口を開く。
「昨日から次々にありえないことが起こってます。フリーダウンロード!メジャーなのに!ざまーみろ」
そしてDolphin Dance。イントロのリフからぐわっと体内の熱が上がる魅惑のポップチューン。「もしかしたら君のなかにもあるかもよ」の「君」を「君ら」と歌っていた。
この曲だったか、ワイヤレスベースを操った今西がステージからフロアに降り立って、しばし踊り弾き倒す一幕が最高だった。もちろんそれはフロアがスカスカだから出来たことなのだけど・・・。あと今西といえば、ところどころKYGや49が曲のメインになるところでは手のひらを上にして片腕をそちらに向けてお辞儀して、そのまま硬直したりしていた。相変わらず目を奪うなぞの動き。
「前の方、少しだけ盛りあがってっけど、後ろの方、全然動いてないね。・・・・まあ、そういう状況なれてるけど!」
そしてJAPANISTAN。3つの音があうんの呼吸でシンプルに絡まっていくイントロが好きすぎる。極度の高温なのか極度の低温なのか、ヒリヒリと麻痺するようなサウンド。シリアスな名曲。
「あ(と言った瞬間イントロのドラム炸裂)――これフリーダウンロードの曲」
KYGが次の曲名言おうとしたっぽいけど、49が演奏スタートし、手短な説明から愛に逆らうなへ。脳内をかき回されるような抜群のリフとふわりと飛翔するようなグルーヴのイントロを抜けると、至極穏やかで落ち着いたメロディに乗ってKYGの温かい歌声が響く。
「愛を知ってる そんな気がしている」
大体ちょうど24時間前にフリーダウンロードしてこの時点で30回以上ヘビロテしたこの名曲。大サビの「全て忘れて 休めよ 背伸びして 深呼吸」という歌詞にはほんとにやられた。恐ろしいほど平易な労わりの言葉、ダサいくらいに日常的な、微熱程度の暖かな言葉を、これだけ劇的なロックのグルーヴの中で歌い上げられると、もうなんか、崩壊する。あふれ出る。そして前進できるんだ、と思う。
あと2曲、というようなMCを挟み、THE SONGへ。すでに普遍的な名曲感が漂っているポップチューン。ここでも「君に伝えたいよ」の「君」を「君ら」に変えていた。
そして立て続けにI Know。本質とはなにか、という問いかけにも感じられる全てのステレオタイプを否定する言葉の連射とファンクな陽性のリズムが最高に心地いい。この倒錯的な表現は、分かりやすくロックの本質を射抜いているわけなのだけど。
「おわりー。はよ、うちに帰れー!」
とKYGが吐き捨ててライブは終了。
もしかしたらアンコールの予定もあったのかな、と思ったけれど、まだこの状況の中では実際できないだろう。12月の名古屋ワンマンどうなるんだろう。


今回のライブでハッとするような発見は特になかった。あったのは、基本的なライブの精度のレベルアップだと思う。
なんだか一つ一つの音が心地よく聞こえ、ステージ上のたたずまいもアドリブ的な動きが自然に行われていて、その微妙なんだけど確実な変化はとても観客としてアガるものだった。
バンドのキャパを超えるくらいの楽曲の精度の高さや、バンドの内包する可能性を感じて嬉しくなる、という批評的な観点からの楽しさはもちろん今回も無尽蔵に沸いてきたのだけれど、それ以上にこの場で発せられているこの音に直でやられている感じ、ダイレクトにライブを受け止められる感じが強かった。これはSTANライブでは僕にとっては初めてかもしれない。

ここが着火点。今、導火線の火はパチパチと音を立ててダイナマイトに向かっている、そんなイメージ(妄想)。
つまり今はまだ導火線のパチパチとした火花にアチアチ言ってる段階(暴走)。

あとちょっと思ったのが、前半2曲のトグロを巻くグルーヴで圧倒し、優しいポップチューンやシリアスな名曲で痺れさせ、また「I Know」で圧倒する、という最近の構成は、まったくもって見事なツンデレである、ということ。時代にフィットしてる。(それがどーした)

まあ結論的には理屈ぬきでも理屈ありでも最高に楽しいライブだったということだ、と思う。

というライブだったんですが、
[PR]
by kngordinaries | 2006-10-06 11:54 | ライブ
愛に逆らうな
愛を知ってる 
そんな気がしている

揺れながら 
僕は描いている

空に上がっていく 
僕は眺めている
全て分かっている

そうだ 愛に逆らうな

                 愛に逆らうな/STAN

STANの10月18日リリースの3rdアルバム「I Know」収録の1曲、「愛に逆らうな」が、発売の2週間前からすでに公式サイトでダウンロード可能になっています。しかも完全にフリー。つまり無料です。

さすがSTAN。やることが突き抜けてます。以下関係者のコメント。↓
公式サイトのコメント
『というわけで、やっちまいます。少しでも多くの人に届いて欲しーと思ってます。みなさんよろしく!』

KYGBLG改めモダン・ルネッサンス(いつの間に名前変えたんだろ)のKYGコメント
『今夜不可能が可能になる スマパン再結成の話どこいった?』

ちらーっとでもSTANが気になる方、無料でとてもお手軽に1曲聴けます。とってもお得。しかもいい曲。ぜひぜひお気軽にお試しください。

そしてこの曲がいい曲だと思ったら、誰も損しないので、音楽好きの友人にすすめたりしちゃったりしてみるのもおすすめです。




というか、ちょっとゲリラ的ですが、この本気の活動がとても嬉しい。タイアップとか有名人がPVに出てますとか、世の中話題づくりの方法論はいろいろあれど、ガチンコです。STANは。ほんとにモノは試しなんで、多くの人にとりあえず聴いてみて欲しい。

「愛に逆らうな」は「I Know」とともにRIJとRe:mixでも披露されていた3rdの中でも大きな存在だろう曲の一つだと思うんですが、音源で聴いてもやっぱりゾクゾクするくらい優しく心地いいポップチューンで、またまたこれまでの曲にはないこのバンドの新たな世界が見える1曲になってます。
この記事の冒頭で引用したのは、曲の出だしの1節なんですが、曲の後半、1分40秒を過ぎたあたりからのいわゆるブリッジに乗って届けられるダイレクトすぎる優しい言葉は衝撃的です。こんなにまっすぐで穏やかな優しい言葉を歌い上げるロックバンドを僕は知らない。引用するのも躊躇ってしまうくらい。

とにかくこんな名曲を世界中の人がお手軽にダウンロードできて何100回でも聴けるなんて、それはそれはもの凄いことなんだ、とは大きな声では言わないでおきますが、聴いて損はないです。だってタダだし。

そして個人的な話ですが、明日はSTANライブです。
ほんとに直前になってこのサプライズにテンションヌが上がり放題です。
出演組数が4組らしいので、もしかしたらこれまで観てきたSTANライブより持ち時間長く、いろいろな曲が聴けるのかなと期待しています。

チケットぴあを少し前にチェックしたところチケットもかなり売れてるみたいなので(△マーク!つまりお早めに状態)、前回の5月の名古屋イベントライブより盛り上がるのかもなーと予想してます。別に静かな空間でもライブ自体がよければ問題なしですが。


さあ、それまでに愛に逆らうなを何回僕は聴くのでしょうか。いまのところ22回。
[PR]
by kngordinaries | 2006-10-04 00:58 | 音楽
Re:mix 2006
昨年の2005から規模を少し拡大した、名古屋で数少ないロックフェス的なライブイベント「Re:mix 2006」に行ってきました。

会場は名古屋栄のとあるビル内5階にあるキャパ1200人のダイアモンドホールと、その隣の建物の地下1階にあるアポロシアター。アポロのキャパは分からないけど、見た感じでは詰め込んで200~300と思われる小バコ。
両会場の出演アクトが多少被りつつ、基本的には交互に組まれたタイムテーブルで、開演の15時からあいだの30分のブレイクタイム以外は22時30分の終演までぶっ続けで行われるライブイベントです。

ここからはライブレポというよりは自分の行動録を中心に。

14時40分、とても遅い整理番号だったので開場時間を過ぎてからダイアモンドホールのあるビルの下に到着。まだまだ入れないもようで周辺をうろうろ。
アポロシアターの入り口前に機材車が止り、荷物を運び出すバンドがいたので、注視してみると、どうやらつばきの面々。メンバーの一人がライブ中でもないのに「つばき」Tを着ていて微笑ましい。

15時、ようやくダイアモンドホール入り口までこぎつけ、リストバンドを装着。ロビーを眺めているとライブが始まりそうなSEが聴こえてきたので、会場内へ。

トップバッターはランクヘッド
1組目にして会場は7,8割埋まっていた。縦ノリなビートにポップなメロディ。ボーカルのフェロモン重視の歌いっぷりは好みが分かれそうだけど、とても王道なギターポップを鳴らすバンドだ。
生きる意味を問いかけるアップチューンすべて、ちょっとフォーキーで切ない夏の匂い、音源の打ち込みサウンドに対してがっつり生音アレンジのライブ仕様となったダンスチューンLoop、等々。J-POPの中にもすんなり溶け込めるライトでソフトな音作りと、心を削りとったような熱のこもった歌詞と歌唱で、今後もっとステップアップしそうなバンドだ。
MCは少なめ、セットリストもイベント向けに盛り上げる曲重視でなく、しっかり歌を届ける感じがあって、よかった。

ランクヘッドを終えて、一度ダイアモンドホール横の休憩・物販スペースへ。
妙に広いスペースの壁際に座り込む人多数。物販を覗いてまわると、ライブチケットコーナーがあり、出演バンドたちの今後のライブが先行発売されていた。
ここで10月29日にFM AICHI「ROCKS」presentsのライブが開催されることを知る。出演はアナログフィッシュ、スネオヘアー、bonobosの3組。もの凄くいい。
10月4日のSTAN出演のアポロシアターでのライブも売られていた。

続いてアポロを様子見に向かう。
5階分の階段と20mくらいの建物移動だけなので、ものの2分くらいで移動可能。倉橋ヨエコのライブ後半だったけれど、入り口まで人が溢れかえっていたので1曲聴いてすぐに外へ。ピアノ弾語りのちょっと情念系の歌声がとても鋭く強い印象。

STANに備え、荷物をロッカーにしまおうとダイアモンドホールへ行くが、すでに全て使われていた。ロッカー上も、荷物が山積。旅行用のがっちりしたカバンが多く見受けられたので、遠征組が相当数いるっぽい。
余談だけど、ライブ前とか耳に入ってくる周囲の話し声の中にも、大阪で見たあのライブはどうだったとか、エゾはどうでとか、昨日は東京でライブ観てとか、もの凄いライブジャンキーレベルの高い話が盛りだくさんで驚いた。
しょうがないので、アポロのロッカーに期待して再びアポロへ向かう。その道すがらダイアモンドホール下の入り口で、THE BACK HORNらしき面々の会場入りに遭遇。隣の女性が、「誰だか分かんないけど絶対見たことある、絶対見たことある!」と叫んでいた。

16時、アポロシアターに入りロッカーに荷物を入れ、万全の体制で前から5列目くらいに陣取る。前回の名古屋でのライブはSTAN以外は地元のバンドばかりでお客さんの入りも30~40人といったところだったけど、すでにそれ以上の人が会場内にいる。多分そんなにSTANに気のない人も多いのだろうけど、一部メディアだけがヒートアップしてプッシュし、知名度ばかり上がっているこのバンドは、今はとりあえず各地方の色んな人の目に生で触れることが重要な時期だと思うので、名古屋でこういうイベントに出るのは凄くいい効果がありそうだ。
楽器がおおよそセッティングされるとまずは49が登場し、音のチェックがてらドラムをたたき出す。しばらくして、KYG、今西もサウンドチェックを自ら行う。誰かが弾き始めたフレーズのフィーリングで即席のセッションが何度も繰り広げられ、それだけでもとても楽しい。
途中、KYGが「アオーゥ」などふにゃふにゃ奇声をあげながら歌っていた。と思ったら「君を抱いていいの~♪」って小田和正まで歌いだしたり。面白すぎる。
15分くらいのラフだけど濃密な音チェックセッションが終了。ライブを待つ。

そして定刻にSTANがステージへ。会場もなかなかに埋まっている様子。
「ちわーす」
というような適当な挨拶からSTAN'S HOUSEへ。とぐろを巻くようなグルーヴの渦、フリーキーに放射される素の言葉と頑強なリフとそれに絡みつくドライブするベース。最高だ。
さらに矢継ぎ早にULTRAMAGNETICSTANSでバウンシーなビートが炸裂。このファンキーな自己紹介ソングで「STANマジヤバイ」という言葉が出た瞬間、一気に反応するオーディエンスはやっぱり初見が多いようで、そこから一気に引き込まれてほしいと切に思う。
曲中盤ではステージ前のスピーカーにごろりと寝転がるKYG。仰向けで歌う。そして右端の最前で全く微動だにしないお客さんの目を覗き込み
「君、全然楽しくなさそうだね」
などとかます。
「気持ちいいなー」
というような独り言からDolphin Dance。魅惑の美メロポップチューンを歌い上げるKYG。
ライブ全体の印象だけれど5月の名古屋ライブと比べてちょっと変化した気がするのは、KYGの歌いっぷりだ。RIJFでも感じたけれど、やんちゃな歌いっぷりの中にもかなり歌をきっちり、ポイントとなるメロをはずさず、というとことに重点が置かれるようになったと思う。
さらに
「アメリカ~~」
というふにゃっとした一言からJAPANISTAN。ピリピリとするようなアンサンブルからタイトでシンプルな演奏が切れ味鋭く迫る。「YES YES」という歌詞を一部「アメリカ アメリカ」と字余り気味に歌い放つKYG。
「今のはJAPANISTANという政治的な曲でした。次は大きな愛を歌った愛に逆らうなという曲をやります」
と言って、愛に逆らうな。これがRIJFでも披露された未音源化の曲で、STANのポップサイドをさらに広げたようなポップチューンだった。繊細な歌詞が優しいメロディとアレンジに包まれ、胸に響く。
「ありがとうございます。じゃああと2曲」
と言って、しばらくセッションが繰り広げられてからグルーヴィーな最強ポップチューンTHE SONGへ。STANのいろいろな側面に近しいバンドはいても、この曲の感じを表現できるバンドは他にはいない、と確信できるSTAN独自のポップネス。
そして最後はRIJFと同じファンキーなトラックに乗って、言葉を連射するI knowというらしい未音源化曲を。いろんな形式や決まりごとに「NO」を叩きつける批評的な言葉とトリッキーな演奏が最高だった。ここでライブは終了。
愛に逆らうなとI knowの2曲をとってみても、STANの秘めている巨大な才能・可能性に、期待が高まらずにはいられない。それはきっと、10月18日リリースのSTANⅢでかなりの部分を観ることができるだろう。
ただ、僕がさらに楽しみなのはその巨大な才能がバンドを取り巻く状況や時代と摩擦を起こすことによって生まれてくるだろうエッジの効いた表現だ。
今回のライブパフォーマンスからもここ最近全国各所で初見の観客を前にライブをしてきた中での彼らの変化が散見されていた。この先、STANというあまりにも剥き出しのいびつなロックが、どうメディアや音楽ファンに受け取られ、その状況から受けたものをどうSTANが作品にしていくかは、もの凄く気になるし、それが大げさにいえば時代を映し出す鏡になると思う。

STANが終わって、一息ついてまたダイアモンドホールに向かう。すでに演奏中のスパルタローカルズを会場最後方から観る。全体的にベースが中心のアレンジが多く、それにファンクテイストのギターが軽く乗っかるダンサブルな曲調。ボーカルのパフォーマンスは遠目なので表情までは見えなかったけど、噂どおりのキレッぷりでなかなかにスター。
ライブも全体が引き締まっていて、完成度が高い。前方の観客の盛り上がりも凄い。
GET UP!トウキョウバレリーナ等、多少聞き覚えのある曲もあって、楽しい。後半では「ばかやろう」でコール&レスポンスするような曲も。

それから即座に移動して、またアポロシアターへ。
Radio Carolineのライブがすでに始まっていた。ほぼゼロの予備知識で観たのだけど、まずはボーカルのルックスに驚いた。ハットにつり目のグラサンにたっぷりのもみ上げに白スーツ。クレイジーケンバンドの横山健を思わすような男臭さ。
サウンドはブギーというかロカビリーというか、そういったいでたちとリンクしたサウンド。かなり音が分厚くガチャガチャとした耳うるささがかっこいい。MCはなかなかきさくな感じ。
後半、ドラマーがメインボーカルを取った曲とラストチューンはなんだか懐かしい感じのポップスな感じがあった。
いろいろ興味をそそられるバンドではあるけど、ファン層はどんななのかが想像できないなー。

そしてライブ終了後、アポロは一時的に閉鎖となるため、ロッカーから荷物を出し、外に出るとそこには後半の個人的目玉の3ピースバンドの面々が!

というところで長くなってきたので、次回へ続きます。
[PR]
by kngordinaries | 2006-08-26 17:08 | ライブ