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私的 BOOK OF THE YEAR 2004
読書は習慣です!

そして雑誌は惰性です。

ついでに漫画は娯楽です。

毎年思うことだけど、年々読書量が減っている。小説は激減。漫画はもともと少ない。ただ雑誌はちょっと増えてきている。好きなアーティストが出てる音楽誌を買ってると、雑誌たてが常に溢れぎみの状態になってしまう。

記憶力の乏しい自分のために今年を今年のうちに振り返って個人的によかった本をあげてみる。
基準は、大体今年に僕が読んだ中で特に面白かったもの。つまり実際の発売日は関係ない。特に小説はいい作品はハードカバー、新書、文庫といろいろなかたちでいろんな時期に出ているし、発売日をワクワクして待って読むことはまずなくて、たいてい本屋で気になったものかダヴィンチ等のメディアの紹介で、ピンときたものを買っているので。
それとあまり分母が多くないので、本、雑誌、漫画全部含めて10前後選んでみることにする。

FLY,DADDY,FLY    金城一紀
4TEEN     石田衣良
三谷幸喜のありふれた生活3 大河な日日  三谷幸喜
STEEL BALL RUN    荒木飛呂彦
13階段     高野和明
パレード     吉田修一
「正しい戦争」は本当にあるのか    藤原帰一
ZOO      乙一
PLUTO      浦沢直樹
bridge      ロッキンオン
四季 秋      森博嗣
空中ブランコ&イン・ザ・プール    奥田英朗

・・・・勢いあまってちょっと多くなってしまった。というか雑誌は選びにくい。情報や特集次第ってこともあるので。bridgeはイエローモンキー&YOSHII初ロングインタビューがまずすばらしくて、さらに民生、中村一義インタビューは確実に内容が濃いので。次点はLucky Raccoon。
漫画も難しい。前から読んでいるものははずして今年発見したものだけにしてみた。といってももともと好きな作家の新作ばかり。今年はカイジが急速につまらなくなっていって悲しかった。

今年よく読んだ作家は石田衣良と吉田修一。
石田衣良はIWGPシリーズからたくさん読んでいるけど、どれもこれもさくさく読めて、情報があって、現代の空気があって読後感がいい。
吉田修一はパレードを読んでそのラストに衝撃を受けてしまい、他の作品に手を伸ばしてみたけど、まだよく分からない。面白いし、ところどころ深いんだけどパレードの反則技のような衝撃は他のにはあまり感じられない。東京湾景とかいまいちなのもあるし。
「13階段」は宮部みゆきが絶賛してるのでミヤベファンとして読んだけど確かに面白いし、センスのあるミステリだった。後半すこしキングっぽいホラーになってたのが微妙。

ベストはフライダディフライと空中ブランコ&イン・ザ・プール。どっちもとことん風通しがいい、爽快な作品だった。たまには高カロリーのこってりディープな作品とか読んでみたいけど、なかなか重たい(「どすこい。」京極夏彦のような作品という意味ではなくて)のには手がでない。

いま読もうと思って買ってあるのが「アキハバラ@DEEP」石田衣良、今度の舞台は秋葉原らしい。石田衣良の描く秋葉原・・・かなり期待。
by kngordinaries | 2004-12-21 23:40 | 小説


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